フォト
無料ブログはココログ

« 最後まで、ありがとう!2019流行語大賞・・・の巻 | トップページ | こんなに素晴らしい人が、なぜ? »

2019年12月 4日 (水)

『太陽はひとりぼっち』(鈴木るりか・著)読みました・・・の巻

Img_4700  「さよなら、田中さん」で衝撃的なデビューを飾った鈴木るりかさん。今作はその続編です。あの花実母娘、そして三上君にまた会えるということで、とっても楽しみでした。

 今回は3編の作品が収められています。本の半分以上を占める、花実のお母さんの生い立ちが語られる表題作、そして高校に進学した三上君を描いた「神様ヘルプ」、そして中学時代の担任・木戸先生の家族のことを描いた「オーマイブラザー」です。個人的には表題作よりもあとの2編の方がよかったです。どちらもなかなか深かったですし、特に「オーマイブラザー」は現在よく取り上げられる人権問題(ここではネタバレを避けるために、この表現にしておきますね)をテーマに、心を打つ作品に仕上がっていると思います。

 ただ、ここからはちょっと辛口なことを書きますが、正直、やっぱり「さよなら、田中さん」の方がよかったかな。鈴木るりかさんは「さよなら、田中さん」「14歳、明日の時間割」そして本作と3冊の本を出されていますが、ちょっとずつグレードが下がってきている感は否めません。この感じは、あくまでも個人的な感想なのですが、吉本ばななさんを読み続けた時にも感じたことです(吉本ばななさんの本も、個人的にはデビュー作「キッチン」が一番好きです)。鈴木るりかさんは現在まだ高校1年生、その成長とともに、なくさないものはなくさないで、いい作品を書き続けていただきたいと思います。花実のその後、そして個人的には三上くんのその後を見守っていきたいです。

 でもね、面白かったことは間違いないのです。悪くはなかったのですよ。おすすめの一冊であることは、間違いありません。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

« 最後まで、ありがとう!2019流行語大賞・・・の巻 | トップページ | こんなに素晴らしい人が、なぜ? »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 最後まで、ありがとう!2019流行語大賞・・・の巻 | トップページ | こんなに素晴らしい人が、なぜ? »