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2019年5月20日 (月)

映画の話・1487 「 日本で一番悪い奴ら 」

169266_11  2016年の日本映画です。

 なにかね~、観終わってとっても悲しい思いがしました。どんな世界にも正論だけではいかない、言ってみれば「清濁併せ呑む」みたいなことは必要なんだろうと思うのですが、それでもやっぱり基本的には「正しい道」を行かないと、結局は「悲しい結末」になるんだろうなあと思いました。特に、よっぽどの権力を持っていなければ(この映画では、これがけっこうカギになってきますよね)。

 綾野さん演ずる「諸星」は、元々はとってもまじめで「純」な方だったんでしょうねえ。言ってみればそれゆえにどんどん深みにはまって、抜き差しならないところまで行ってしまったというところでしょうか。思えば新人刑事だったころ、ピエール瀧さんに出会わなければ(いえ、お芝居の上で、ですよ)、こんなことにはならなかったのかも。人間にとって「出会い」って、本当に大切ですよね。

 白石監督らしく、真実を歯に衣着せぬ映像でそのまま描くやり方が、この映画でも効いています。エロもバイオレンスも、作品に真実味を加えています。

 うまくいかなくなって、正気を失った「諸星」が初めてシャブを打つシーン、綾野剛さん、熱演でした。そして最後の笑顔が美しくも悲しかったです。

 人には誰でも「人(にん)」があると言われます。言い換えれば「その人らしさ」「器」とでも言いましょうか。それを間違えることなく、「まじめ」に生きていきたいですね。いいかっこしようとしても、仕方ありませんしね。そういうことをじっくりと考えさせられました。

 追記:ピエール瀧さん、やっぱりとってもいい役者さんです。こんな演技ができる人、なかなかいません。もちろん犯罪はいけませんが。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

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