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2018年12月 5日 (水)

映画の話・1419 「 俺俺 」

161251_11 2012年の日本映画です。

 はじめは「コメディ」もしくは「笑い」を中心に据えたバラエティ映画だと思って観始めたのです。ところが観ているうちにだんだん感じが変わってきて・・・。言い知れぬ「不安感」が心の中に広がって、最後はどうなるのか気になって気になって、最後まで気を抜くことが許されない感じで観終わりました。思えば最初のカットから、なんだか「不穏」でしたよね~。そしてその象徴があの「ずっと見ているぞ」の言葉と「目」のイラストでしょうか


 最後まで観終わって、はじめは「?」だったのです。結局どういうこと?・・・。でも、これ、観た人が思い思いに解釈すればいいということなんですよね?それなら私は、「魔が差した感じ」でオレオレ詐欺に手を出してしまった主人公が、その「自分らしくない」行動によって「自分らしくない」世界に迷い込んでしまって・・・。そして自分を取り戻した時に、元の「まともな」世界に戻ってこられた・・・。といったところでしょうか。でも、ラストの均は、本当に元の均なのか・・・?そのあたりに「謎」を残したところが余韻となって作品に深みを与えているようにも思います

 今回の三木監督作品は、いつものコメディ色を抑えてちょっとブラックというかシュールな世界を描く方に重点が置かれていましたね。これもまた三木監督らしいといえばらしいのかもしれません。難解といえば難解なこの映画、それでもよくできた作品だなあと思いました

 追伸:主演(というか、ほとんどすべての登場人物の)亀梨君、とってもよく演じていたと思います。彼の頑張りなくしてこの映画の成功はありえませんでした。当たり前ですが。

 

 私の評価;☆☆☆☆(5つが満点です) 

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