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2018年4月11日 (水)

映画の話・1342 「 最後のマイ・ウェイ 」

161238_11  2012年のフランス映画です。

 1970~80年代に一世を風靡したフランスの人気歌手、クロード・フランソワさんの一代記です。でも私、最近までこの方を知らなかったんですよね~。映画を観ても世界中を席巻した様子が描かれているんですけどね、でも、当時日本に入っている外国の文化といえば、すなわちアメリカの文化ですから、日本人がこの方のことをあまり知らないのも頷ける気がします。むしろ、最初の方にちょこっと出てきた「フランスギャル」の方が、日本では有名ですけどね。フランスギャルっていう名前の付け方が、いやはやなんとも・・・という気がしますが(苦笑)。フランスの歌手としては、私はミッシェル・ポルナレフくらいしか知りませんでした。たぶん、同時期に活躍しているんだと思うのですけどね。「シェリーに口づけ」とか「愛の休日」とか、好きだったな~。・・・お話がそれました。すみません


 この方のことをよく知っていたら、より一層興味深く観ることができただろうとは思いますが、そうでなくても、それなりに面白く(といえば語弊がありますが)観ることができました。スターになってからの孤独・将来への不安・母親との確執・女性関係などなど、よくあるといえばよくある物語だといえるかもしれませんが、興味深く観ることができました

 私がこの映画を観ようと思ったのは、この方があの「マイ・ウェイ」の作曲者であったことを最近知ったからです。あの、世界の音楽史に残る名曲「マイ・ウェイ」。フランク・シナトラさんの楽曲として有名ですが、作者はポール・アンカだと思っていました。いえ、それも間違いないのですが、元々はこの映画の主人公、クロード・フランソワさんの曲だったのですね。原曲は「Comme d’Habitude」(いつものように)。歌詞が全然違います。フランスでそれなりにヒットを飛ばし、その曲を耳にしたポール・アンカが権利をもらって、歌詞を書き換えて・・・ということらしいです
 
 この映画の中では、「成功したい」とか「お金持ちになりたい」というようなこととはまた違ったクロードの「夢」が、この曲によって叶えられた様子が描かれています。その時のクロードの気持ちを推し量ると、かなりグッときます


 これもまたお話が少しそれますが、何かしらこういう「未来に残るもの」を残すことができた人は幸せですね。人間はうまれ、やがて死んでしまうもの、つまり消え去ってしまうものですが、せっかくですから、何かしら「生きた証」みたいなものを残したいと思います。そういう意味では、クロードの場合はこの曲がまさに「生きた証」だといえると思います

 わがまま・女好き・独善・・・成功した人にはつきもののこれらの「悪癖」はクロードにもついて回るのですが、それでも憎み切れない何かを感じさせられます。それはやっぱり「歌」に対する思いの純粋さ、そして自分の人生に対する誠実さが観ているこちらにも伝わってくるからでしょうか。観終わって、よく知った人が亡くなったような寂しさを覚えました 

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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