フォト
無料ブログはココログ

« 映画の話・1315 「 キリング・ミー・ソフトリー 」 | トップページ | 岡田准一さん・宮崎あおいさん、ご結婚おめでとうございます! »

2017年12月21日 (木)

映画の話・1316 「 鬼畜 」

131588_11 1978年の日本映画です。
 日本映画史に残る名作と名高い本作、ようやく観ることができました。松本清張さんの原作、野村芳太郎が監督ということで、日本映画の中で私が一番好きかも?と思っている「砂の器」にも匹敵するくらいの感動を与えてもらえるかも、と期待して観たのですが、正直そこまでではありませんでした

 なぜそこまで感動できなかったのか、観終わってからその理由を考えましたが、結局のところその答えは「時代」なのかなあと思いました。映画が作られたころに観たらそれなりに大きな「感動」もあったのでしょうが、この平成29年に観ましたら、それほど心も動かされませんでした。では、それはなぜか・・・。誰しもたどり着く答えだと思いますが、現実の世界でもっと「鬼畜」なことが多々行われているからだと思います

 この映画が公開された1978年当時は、まだ親が「親」であり子が「子」であり家族が「家族」であり人間が「人間」であった時代なんだろうなあと思います。そんな時代ですので、「人間らしくない所業」「親らしくない所業」があれば人々はそのことに驚き衝撃を受け、「鬼畜」と呼んだわけです。けれど平成29年の現在、「親」らしくない親がそこらじゅうにに増え、人間の所業とは思えないような出来事が日々ニュースで報道されています。
 そういう「鬼畜」な人および出来事にある意味「慣れて」しまっているので、この映画に対する「衝撃度」が薄れてしまったんでしょうね

 それでも、映像という意味においてはかなり衝撃的でした。映画(つくりもの)とはいえ、子どもを虐待する映像(小さい子どもの口にご飯を突っ込む場面)には驚きました。これも先に述べた内容とはまた違った意味で、「時代」がちがうんだなと思いました。

 緒形拳さん・小川真由美さん・岩下志麻さんは本当に熱演で、日本を代表する俳優さん方の底力を見せてもらった気がしました

 実はこの「鬼畜」、この24日にスペシャルドラマになって帰ってきます。過去の名作をリメイクしてくれるのは、楽しみでもありますが不安でもあります。特にこの作品のリメイクについては正直不安の方が大きいです。先ほども書きましたような衝撃的な場面はきっと現在では撮れないでしょうし、内容的にも今の時代では衝撃的には描けないでしょう。
 私の大好きな映画「砂の器」がいろいろな事情(その事情については聞いております)でリメイクとしては成功しないように、この作品も「どうなんだろうなあ」と不安に思っています。制作にかかわる方々は根性を据えて、いい作品を作っていただきたいと思います。
 
 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

« 映画の話・1315 「 キリング・ミー・ソフトリー 」 | トップページ | 岡田准一さん・宮崎あおいさん、ご結婚おめでとうございます! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 映画の話・1315 「 キリング・ミー・ソフトリー 」 | トップページ | 岡田准一さん・宮崎あおいさん、ご結婚おめでとうございます! »