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2017年5月 1日 (月)

私の人生は、まさにここから始まった!

Img_4606 みなさん、GWいかがお過ごしですか?私は仕事ですけどね。はい、少しひがんでいます
 
 ところで私、とあるところから「青春時代のことをテーマに若い人向けに」ということで原稿を依頼されまして、それを書き上げて本日提出してきました。けれど実は、最初に書いたものは依頼された字数を大幅に超えてしまい、泣く泣く字数を削って提出したのです。
 でも、削るのはやっぱり惜しくてね~。ですので、ここで削る前の文章を発表させてもらうことにしました。非常に自己満足な文章ですけどね。よかったら読んでくださいね
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 本当にしょうもない、スカみたいな中学生時代だった。どのぐらいしょうもなかったかというと、今となってはなにも思い出せないくらいしょうもなかった。たぶんこれはいろいろ思い出すとしょうもなすぎて悲しくなってしまうから、自己防衛本能が働いて無意識のうちに自分を助けているんだと思う。とにかくそれぐらいしょうもない中学生時代だった。

 だから高校に入ったら人生を大きく変えよう、楽しい高校生活を送ろう、そう思っていた。友達をたくさん作り、できれば彼女も作り、アルバイトもして、楽しい人生を送ろうと思っていた。今までの生活から離れて「向こうがわ」に行きたかった。「向こうがわ」の人になりたかった。けれど、多くの人がそうであるように、実際には生活はなかなか変わらない。もともと他人と関わるのが苦手で友達も少ない、そしてスポーツも勉強も苦手で何事にも自信がない。だからいろんなことに対して積極的になれない。そんな自分が高校に入ったからといって急に「夢のような高校生活」を送れるはずがない。やっぱり自分は「こちらがわ」の人間で、「向こうがわ」には行けない。高校に入って数日経つと、そんな考えが頭の中を支配するようになった。結局、高校に入っても「しょうもない」毎日が続いていた。

 

 ところが、そんな感じで高校生活を送るうち、こんなことを考えるようになった。「このままこんな生活をしていたら、この先の人生もずっとこのままなんじゃないか?」「楽しい生活を送りたいなら、自分から変わっていかなければいけないんじゃないか?」。とにかく、「このままではいけない!」と強く思った自分は、自分を変える方法をいろいろと考えた。で、そこで思いついたことは「運動部に入ろう」というものだった。

 さっきも書いたけれど、自分はそれまで運動は苦手だった。器用な方ではなかったし、走るのも速くはなかった。中学・高校と、放課後になるとグラウンドなどで活動をする運動部の子達を見ると、まぶしくて仕方がなかった。その子達がキラキラと、まさに「青春!」という感じで活動している横を、自分は地味~~に帰宅していた。運動部の子達は、まさに「むこうがわ」の人たちだと思っていた。だから、自分の人生を変えるためには、自分も「運動部に入ろう」と思ったのだ。

 

 そこで、どの部に入れてもらうかといろいろと考えた。自分は運動は苦手なので、他人と争ってレギュラーを目指すような部はやめておこう。自分が活動することで他人の迷惑になるような部はやめておこう。そんなふうにいろいろと考えているうちに、陸上部がいいんじゃないかと思うようになった。陸上部なら自分の足が遅くても他人の迷惑にはならないんじゃないか?放課後にグラウンドの隅をゆっくり走ることができれば、それで満足。足が遅くてもマジメに走り続けたら、そこから自分の人生は変わっていくんじゃないか?そんなふうに考えて、他の生徒達からはずいぶんと遅れてではあったが、入部させてもらうことになった。

 

 ところが練習はウソをつかないとはよく言ったもので、入部して半年も経った頃から、少しずつ速く走れるようになってきた。他の生徒にも、「陸上部のichi-papa」を認めてもらえるようになってきた。高校の中にだんだんと居場所ができてきた。そうなってくると、いろいろと自信がついてきて、いろんなことに積極的になれるようになってきた。

 

 結局自分は、陸上競技の選手としてはたいしたことはなかった。大学でも陸上競技(中長距離)を続けたが、たいした記録は残せなかった。陸上競技の選手としてはまさに「その他大勢」の中の一人であった。けれど、陸上部に入ることでたくさんの友達ができた。それからいろんなことに自信がついた。何事にも積極的になれるようになった。ムリだと思うようなことも、やってみれば案外「できる」ということもよくわかった。やってみてやっぱりダメでもそれほど凹まなくなった。高校入学時に考えていたように、アルバイトをしてお金を貯めて・・・とはいかなかったし、選手としてもたいした結果は残せなかったが、陸上部に入ることによってそれよりも大切なこと・ものを手に入れることができた。

 

 自分はいつの間にか結構な「いい歳」になって、もうあと何年生きられるかわからない。きっとそんなに長生きはしないんだろうなあと思いながら自分の人生を振り返ると、けっこう楽しい人生だったなあと思う。そして、そんなふうに「それなりに楽しい人生」を送ることができた原点を考えると、やっぱりあの高校時代に行き当たる。あの時、思い切って陸上部に入ってよかった。練習は本当にしんどかったけれど、毎日マジメに練習してよかった。本当にそう思う。

 

 今、「おもしろくない」学生生活を送っている人に、一言。その生活をおもしろくするのは、案外自分かもしれない。「できない」と思っていても、じつは「できる」ことが自分にはあるかもしれない。できるかできないかは、やってみないとわからない。できるかできないか、それをやらないうちから決めてしまうのは、実にもったいない。本当は自分にもそれができて、もっと楽しい人生が送れるかもしれないのに・・・。ああ、もったいない!一人でも多くの人が「隠れた自分の可能性」を見つけることができ、充実した人生を送ることができることを、切に祈る。

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