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2017年3月14日 (火)

「 罪の声 」(塩田武士・著)読みました

Img_2400 これ、フィクションなんですよね?そうとわかっていても、読んでいるうちに「真実かも」と思わされるくらい、引き込まれました。「グリコ・森永事件」を知っているかどうか、それも、単に知識としてではなく、当時の熱を・空気感を知っているかどうかでこの作品に対する感想は大きく変わってくるだろうと思いますが、当時をよく知る私にとっては本当におもしろかったです

 「グリコ・森永事件」は例えば「三億円事件」や「浅間山荘事件」などと同様、歴史に残る事件でしたよね。あの脅迫文、それから子どもの声を使ったテープ(あの「・・・空き缶の中」のテープです)、そして「キツネ目の男」の肖像画。どれもインパクトが強くて、もう何年も経った今でも鮮明に覚えています。それは私だけではなくて、当時それなりに成長していた人にとっては、忘れられない事件なんだろうと思います。

 この作品は未解決の「昭和の大事件」に対して、その背景を想像し、その真相を想像し、とりあえずの「解決」を用意した意欲作です。最初に書きましたようにフィクションなのですが、読んでいるうちにこういう背景があったのかもと思わされます
 事件の真相(?)に迫り、なおかつ最後は切ない気持ちにさせてくれ、そして希望も感じさせてくれる。本の帯にもありましたが、横山秀夫さんの「64」、そして宮部みゆきさんの「模倣犯」や「ソロモンの偽証」などにも通じるような、なかなか骨太な、読み応えのある作品でした。 満足。 
 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

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