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2016年3月 2日 (水)

映画の話・1093 「 ぺコロスの母に会いに行く 」

162954_11 2013年の日本映画です。

 どうしても辛気臭く暗いお話になりがちな「老い」「痴呆」「介護」というテーマを、ユーモアを交えて明るく、けれど切なく描いた秀作。私も数年前まで痴呆症の父を介護していた経験がありますので、「そうだったなあ」と、いろいろ思い出しながら観ておりました
 こういうお話を「明るく描く」ということになりますと、ウソくさくなったりするものですが、岩松亮さんの存在がそれ(ウソくささ)を消してくれているように思います。仕事も少々ズルをしながらうまくやって、介護の方も「いっぱいいっぱい」にならない程度にうまくやって、そのあたりがリアリティを生んでいました。本当に介護をうまくやるコツは「いっぱいいっぱい」にならないことだと思いますからねえ

 年老いて「ボケて」しまうと、なんだか人間性を否定されてしまうようなところもあるかと思いますが、そこに至るまでに様々な歳月を重ねて、いろいろなことを乗り越えて、そしてその最後の「生」があるわけですよね。この作品を観て、その痴呆になってしまった姿も含めて「敬意」を忘れてはいけないなあと改めて感じました。

 「老い」の問題、「痴呆」の問題、他人ごとではありません。私自身もなんとかいい人生の最後を迎えられるように、しっかりと準備したいと思います。準備してどうにかなるものかはわかりませんが。でも、子どもたちに迷惑をかけたくはないんですよねえ・・・

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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