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2015年12月

2015年12月23日 (水)

”2015.極私的今年読んだ本ベスト10”・・・その2

___175 それでは続きまして、第5~1位の発表をさせていただきます。ちなみに写真の「キネマの神様」も昨年読みましたので、ここには入ってきませんよ

 第5位・・・吉田修一さん「怒り(上・下)」。なんと言っても迫力のあるお話でした。圧倒されました。

 第4位・・・池井戸潤さん「空飛ぶタイヤ」。今は「下町ロケット」が話題になっておりますが、個人的にはこちらの方がおもしろかったです。事実をベースにしたお話。挫折しても挫折しても我慢して我慢して、そして最後にはすっきりという池井戸作品の醍醐味を味わえます

 第3位・・・宮部みゆきさん「ソロモンの偽証」。もう、「さすがは宮部みゆきさん」という作品でした。圧倒的な筆力。小説の底力を感じました

 第2位・・・これはもう本当に1位とどちらをどうしようか迷ったのですが、後味の良さという点でそちらを1位にしました。ということでこちらが2位です。桜木紫乃さんの「ラブレス」です。一人の女性の一生を描いた、なかなか深い作品でした。不思議な読後感です

 そして今年のナンバーワンは・・・高田郁さんの「銀二貫」です。これは本当に

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良かった。「ラブレス」とどちらを1位にしようかと迷ったのですが、こちらの方が掛け値なしに「人間って素晴らしい」と思えるので、こちらにしました。本当に爽やかな読後感でした。ちなみに最後に、「銀二貫」の舞台にもなった、現在の八軒屋浜あたりの写真をアップしておきます

2015年12月22日 (火)

”2015.極私的今年読んだ本ベスト10”・・・その1

Img_0772 先日書かせていただきました、「極私的映画ベスト10」に関連して、本の方でぉ同じようなことをやってみようかなあと思いまして、今年初めて書かせていただきます。ちなみに今年読んだ本は、「ボトルネック」から「神田川デイズ」まで41冊です。今後また読むかもしれませんが、それは来年のランキングに反映させたいと思います。映画同様、あくまでも私個人の趣味ですので、もしお気を悪くされましてもご容赦ください。クレームは受け付けません。なお、写真の「告白」は昨年読みましたので、ここには入ってきませんよ。ネタばれではありません

 それでは第10位・・・道尾秀介さんの「月と蟹」です。複雑で残酷な少年期・思春期の心の機微がよく描かれておりました。

 第9位・・・原田マハさんの「旅屋おかえり」です。これはもう王道とっても爽やかないい作品でした

 第8位・・・豊島ミホさんの「神田川デイズ」です。日々なかなか思い通りに行かない大学生たちの、苦悩しながらも前に進もうとする姿に共感・感動私にもかつてそんな時がありました

 第7位・・・有川浩さん「レインツリーの国」。一筋縄ではいかない恋愛のお話。でもキュンキュンしました。映画もよかった・・・特に西内まりやさん魅力的でした

 第6位・・・森見登美彦さんの「四畳半神話大系」です。バカバカしくもおもしろい。分岐点でどの道を選んでも結果としてあまり差はない!という結末、そうだったか!と衝撃を受けました。独特の文体もグッド

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 長くなってきましたので、第5位以降はまた次回書かせていただきます。よろしくお願いいたします

2015年12月21日 (月)

『神田川デイズ』(豊島ミホ・著)読みました

Img_3926 豊島さんの描く、悶々とした・じれったい青春が大好きですので、今回はこの作品を読んでみました。ただこの作品、今までに読んだ、たとえば『檸檬のころ』や『リテイク・シックスティーン』『エバー・グリーン』などとは少し違う印象の作品でした。今までに読んだ作品は主に高校生(それも女子高生)が主人公で、その素直になれない心の機微が等身大に描かれていました。けれどこの作品の主人公・登場人物たちは大学生。そのあたりからしても違います。だいたい最初の物語の主人公たちが組むお笑いトリオの名前は「童貞メガネーズ」ですから。これだけでも今までの作品とは趣を異にしています

 でもね、読み進むうち、根底に流れる世界観はやっぱり豊島さんの「それ」だなと思いました。バラ色の大学生活を夢に描きながら入学し、結局思うようにならない毎日を過ごしている学生たち。けれど彼らはあきらめているわけではなく、かっこ悪くてももがきながらなんとか一歩進もうとしている。そんな彼らが愛おしいもうウン十年前、私も同じような気持ちで大学に通った記憶がありますので(苦笑)。森見登美彦氏の「四畳半神話大系」にも通じる、おかしくも切ない青春小説の傑作です。かつて大学生であった人、それも理想と現実の間で悶々とした日々を送った覚えのある人ほど、読んでもらいたい作品です

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

2015年12月20日 (日)

2015.極私的映画ベスト10・・・その2

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 それでは前回に引き続き、残りのベスト5を発表させていただきます。よろしくお願いいたします

 5位「ちょんまげプリン」・・・私の大好きなタイムスリップものです。これも切なかったなあ。さすが中村義洋監督です。

 4位「今度は愛妻家」・・・これにはやられました。まったく期待せずに見たら途中から話が急展開して、本当に号泣でした

 3位「日本のいちばん長い日(1976年版)」・・・今年公開された分ではなく、以前のオリジナルの方です。白黒の映像も含めて、ものすごい迫力。日本の歴史の裏側にこんな出来事があったのかと、驚愕させられました。

 2位「ソロモンの偽証」・・・前後篇合わせてということで評価させていただいております。原作も読みましたが、まずそのお話の力に圧倒させられました。それから出演者のみなさまの力演。観終わってズシンとしたものが残りました

 そして第1位は・・・・・・新海誠監督作品、「秒速5センチメートル」です。これを1位にすることはいろいろなご意見があると思います。アニメですしね。でもね、この一年に観た作品を振り返って、一番心を震わされたのはこれだったかなあと思いました。アニメも素晴らしい。曲も素晴らしい。そして「男」と「女」の感覚の違いも浮き彫りにされて、本当に切ない気持ちにさせられました

 あと、ランキングには入りませんでしたが「箱入り息子の恋」「ロボとうちゃん」「ケルベロスの肖像」「僕達特急」なども候補に入っていたことを記させていただきます。

 今年もたくさん、いい映画を観ることができて幸せでした。来年もいい映画をたくさん観られたら・・・と思っています。またいいのがあれば紹介してください

2015年12月19日 (土)

2015.極私的映画ベスト10・・・その1

___64 今年もあっという間に時間が経って、そろそろ年の瀬となりましたね~。本日12月19日現在、観た映画としては「しねま歌舞伎連獅子」から「病院坂の首縊りの家」まで140本、そしてここで「映画の話」として紹介させていただいたのは921「謎解きはディナーのあとで」から1068「奇談」まで147本と相成りました。そこで今年はちょっと早めではありますが、毎年恒例”極私的映画ベスト10”を発表させていただきます。

 このベスト10は「ここで紹介させていただいた中から選ばせていただいております。”極私的”ですので、まったくの私の趣味で選んでおります。読まれた方の感覚と違っておりましても、ご容赦ください。クレーム等は受け付けませんよ(笑)。それでは10位から・・・。それぞれの作品の詳しい感想を読んでくださる方は、左横のジャンルから「映画」を選んでいただいて、探してくださいね

 10位「あしたになれば。」・・・私の住む南大阪3市町を舞台とした青春物語です。世間的にはほとんど知られていない作品だと思いますが、青春ド真ん中。胸キュンの名作です

 9位「海街ダイアリー」・・・しっとりとしたいい作品でした。原作も大好き。本当はもっと上位に来るかも、と思っていたのですが

 8位「平成狸合戦ぽんぽこ」・・・これはジブリの名作です。公開当時から大好きです。私の中では安定の一本です。

 7位「予告犯」・・・切なかったですわ~。それと、現在の一般社会の就職の現状について考えさせられました。「回らないお寿司」に泣きました

 6位「レインツリーの国」・・・なんと言っても西内まりやさんが素敵でした。胸がキュンキュンしました

 5位から上は、また次回書かせていただくことにいたしましょう。よろしければお付き合いくださいませ

 写真は、昨年度のNo1「陽だまりの彼女」です

2015年12月18日 (金)

映画の話・1068 「 奇談 」

144331_21 2005年の日本映画です。

 私、原作の大大大ファンです。この漫画がジャンプに載っていた当時、諸星大二郎さんと星野之宣さんは私にとっていわば「神」でした。「妖怪ハンター」シリーズの特に「生命の木」、これは本当に今読んでも凄いお話だと思います

 で、それだけ思い入れがあると、やっぱりダメですねえ。少々のことでは納得できなくなる(笑)。この映画もずいぶんと頑張っていたとは思うのですが、原作にないエピソード(神隠し)を入れたことがちょっと足を引っ張ったかな(汗)。それとやっぱりあの「いんへるの」それから「ぱらいそ」に向かう時の映像は、よっぽどうまく作らないと「まさにB級」って感じになってしまいますね(苦笑)。やっぱりあの諸星さんの魅力的(!)な「絵」も、映画では表現できませんしねえ

 途中で出てきた過去のテープの映像なんかはかなりよく出来ていたとは思うのですが、全体的には、原作がよすぎてそこに及ばなかったという印象です。「よく頑張りました」というハンコは押してあげたいのですけどね

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1067 「 その日のまえに 」

149874_11 2008年の日本映画です。

 原作が大好きで、もう号泣しながら読みました。その映画化作品ということで以前から観たいと思っていたのですが、ひとつ引っかかっていたのは大林監督作品だということ。いえ、私、大林監督作品、好きなのですよ。ただ、初期の作品(尾道三部作など)はいざ知らず、途中からはもう独特の作風になってしまいましたので、その大林色によってこの作品の持つ「色」が変わってしまったらイヤだなあと思っていたのです

 で、観てみましたら・・・。もう大林色満開(苦笑)。お話も変わってしまってますよね(笑)。これでは「その日のまえに」ではなく、「永訣の朝」ですわ。いえ、これはこれでアリだとは思うのですよ。こういう撮り方もあっていいと思います。ただ、原作が大好きな私は、原作に沿った作品も観てみたかったなあ・・・なんて思ったりもします。

 追伸:山田辰夫さん、峰岸徹さん、それに今井雅之さん。お亡くなりになった方々が多く出ていて、期せずしてこの映画のテーマをより鮮明にしている感じがしました。大林監督の初期作品「あした」を思い出しました。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1066 「 ルパン三世 」

164083_11 2014年の日本映画です。”ルパン三世”の実写版です。

 それぞれのキャラはよく演じられていたと思うんですよ。特に小栗さんのルパン、もうぴったりでした。それに次元に峰富士子、意外と合っていたように思います。でもね~、お話の方は正直よくわからない。と言いますか、これが”ルパン”である必要性がよくわからない

 ルパンはやっぱりアニメの中でこそ輝けるのかな~なんて再認識した作品でありました

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2015年12月17日 (木)

映画”陽だまりの彼女”のロケ地に行ってきました(その2)・・・2015.10.23

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 それでは、前回のつづきから書かせていただきます

 エスカーで頂上まで上がりまして、ちょっとしたお土産屋さんが立ち並ぶ通りの前を少し歩きました。目的地は恋人の丘・龍恋の鐘です。このあたりを歩いているとき、集合時間まであとわずか、つまり自由時間が残り少ないということがわかり、目的地まで行こうかどうか迷いましたが、せっかくここまで来たんだからと、あとは頑張って走りました。で、少し走って、到着です。こんな感じでした(写真2枚目、3枚目)。右の方の写真は映画の中で

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使用された・・・といいますか真緒と浩介が書いた「錠」ですImg_3877

 ここからはまた少し戻り、山を下ります。何度も書きますが、時間がなかったので走って下りました。で、途中で気がつきました。この道って、真緒と浩介が自転車二人乗りで下りていった道だなあって。映画ではそれほどにも感じなかったのですが、実際けっこうな坂です。これ自転車

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二人乗りでちょっとスピードを出すと、けっこう怖いですよ

 で、そんなこんなで下まで下りてきました。頑張って走ったのですが、思ったよりも早く下までたどり着けましたので、下りてからはけっこう時間がありました(笑)。で、早めに駐車場に向かうと、なんとそこで思いもしなかった場所を見つけました。次の写真が、駐車場の前の場所なんですが、ここ、真緒(猫)と浩介少年との出会いの場所じゃ、ありません。きっとそうですよね。なんだかちょっと得したような気になりました。ちなみにその横は、同じ三木監督の「ホット・ロード」

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でも使われた場所・道が広がっておりました

 とまあ、こんな感じで初江の島、「陽だまりの彼女」のロケ地めぐり終了と相成りました。Img_3884本当はもっとゆっくり行きたかったんですけどね、なにせ仕事の合間ですので。でも、家からはちょっと遠いので、なかなか次また行くことは叶わないんですけどね。でも、それなりには堪能できて良かったです。特にあの家。実際に見られたことが、うれしかったです

 このあと、江の島から鎌倉に向かったのですが、その途中で感じたいろいろなこと、また近々書かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします

 

2015年12月16日 (水)

フジTV系ドラマ「サイレーン」見届けました・・・2015.12.15放送

Img_3733_2 昨日、フジTV系ドラマ「サイレーン」の最終回を見届けました。今年の秋~冬のドラマはこれと「下町ロケット」を観ておりました。「下町」はさすがの安定感なのですが、この「サイレーン」は何度も観るのを辞めようかなあと思いました。その最大の理由は、松坂桃李さん演ずる里美くんが余りにも報われなさすぎるから。それと、菜々緒さん演ずる橘カラが怖すぎるから。観ていて気分がよくないんですよね~。後味が悪い。ですから観るのを辞めようかと何度も思いました。突っ込みどころもけっこうありますしね~

 でもね、いつかはスッキリさせてくれるだろうと思いながら観ていたのですが、昨日の最終回は、それなりに楽しめました。いままで悶々とさせられた分、ラストはそれなりにスッキリ

 いえ、途中で「え~~っっそんなことがあってもいいの~」なんてびっくりさせられもしましたが、途中でまたどんでん返しがあり、最後はそれなりのところに決着。トータルでいえば、とっても楽しませていただきました

 木村文乃さんはこの作品で一皮むけたような気がしますね~。とっても可愛いですし、これからもますます活躍してほしいです。そして松坂桃李くんと菜々緒さん、力をつけましたね~。これからもいい演技を期待しています。

 とにかく何度も書きますが、昨日の最終回はおもしろかった。シリーズ、しっかり楽しませていただきました。また新年も、おもしろいドラマがあるといいな~

2015年12月15日 (火)

映画”陽だまりの彼女”のロケ地に行ってきました(その1)・・・2015.10.23

Img_3837 そろそろ書かなきゃなりませんよね~。もうすぐ年も変わりますし。ということで、ずいぶん前からネタフリをさせていただいていた、映画「陽だまりの彼女」のロケ地に行ってきたお話を書かせていただこうと思います。「ロケ地」と言いましても、江の島だけですけど

 行きましたのは今年、2015年の10月23日(金)です。東京出張の合間、といいますか、最終日にほんの少し自由時間をいただきまして、短時間で江の島のロケ地をまわってきました。ええ、途中、走りました(笑)。

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 まずは江の島の入り口、弁天橋です。映画では真緒と浩介が手をつないで渡っておりましたね~

 そして右写真は江の島の入り口です。ここから

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参道が続きます。

 この参道を少し入って、映画ゆかりのお団子屋さん(松潤シートなどがあります)を少し過ぎた角を右に曲がり少し歩きますと・・・ありましたこの映画の最も鍵になる場所・最も私が来てみたかった場所が、いきなりありました。そうあの「ネコハウス」です。もちろんあのおばあさんImg_3852はいませんでしたし、猫もいませんでしたが、映画のままの風情でそこに建っていたのには感激しました。ただ、階段の下のところに掲示がされていまして、そこには「中に入らないでください」という旨のことが書かれてありましたので、これ以上上には上がりませんでした。何事も楽しむ上ではマナーは大切ですので

 そして、また元の参道に戻り、少し歩きましたら、エスカーの乗り口に到着しました。これも必ず乗ろうと思ってたんですよね。ご存じない方のために書きますと、エスカーとはエスImg_3861カレーターのことです。かなり長いですが、有料です。有料の乗り物ということになります。これで途中まで、そして頂上までいけます右写真参照)。

 途中には辺津宮があります。映画の中で真緒と浩介

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もお参りしてましたね。こんな感じです。

 そしてまたエスカーに乗りまして、頂上まで。頂上にはまた少し商店街がありましたが、人はあまり来ていませんでした

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 ここからまだロケ地めぐりは続くのですが、少し長くなってきましたので、今回はこのあたりにしたいと思います。また次回、続きを書かせていただきます。よろしければお付き合いくださいませ

 

2015年12月14日 (月)

”京都検定”を受けてきました

Img_1368 昔から京都が大好きな私。大学を選ぶ時も、京都に住みたいという理由だけで数校の大学を受験しました。その結果、大学の4年間、京都で住むことができました

 で、現在も「お楽しみ」のために年に数十回も京都に行く私。これはその「京都好き」を何かの形で表したいなあと思い立ち、「京都検定」を受けることにしました。思い立ったのは8月頃。そこからいろいろ準備して、本格的に勉強し出したのは10月頃から。そして追い込みをかけたのは正直12月に入ってから。で、昨日12月13日、受検してきました。検定は年一回。私は3級を受けました。

 けれど3級と言っても、これがなかなかに難しい。年によっては合格率が50%を切りますので、受検者の約半数が落ちるということになります。

 それなりに勉強し、受けてきましたが、う~~ん、どうでしょう。手応えはそれなりにあるのですが、なにせ結果が出るまでわかりません。あとは1月末の発表を楽しみに待ちたいと思います。でもね~、昔は暗記は大の得意だったのですけれど、年を取るとだめですね~。なかなか覚えられません。どうだろうな~。結果がわかりましたら、よくても悪くてもまたここで報告させていただきますね。良い結果を祈っていてください

2015年12月12日 (土)

映画の話・1065 「 サトラレ 」

136652_21 2001年の日本映画です。

 「自分の気持ちが口にせずとも他の人にばれてしまう」という設定とか、映画の大袈裟な始まり方とか、初めは「これはコメディ作品か?」と思いながら観始めたわけです。ところが見ていくうちに、主人公「サトラレ」の苦しみ・寂しさが痛いほど伝わってきて、本当に切なくなりました。まさに、作品中にもありましたが、「圧倒的・絶対的な孤独」ですよね。内山理名さんのセリフにもありましたが、「秘密」なんてありえませんので、誰も心中を明かしてつき合おうなんて思えません・・・

 言ってみればこの世はサトラレにとって絶対的なアウェーなのですが、それでも自分が物事に誠実にあたることによって信用を得ます。まさにピンチをチャンスに変えたというわけです。切ない物語でしたが、幸せな雰囲気の中でラストを迎えることができたので、その点はよかったです。なかなか考えさせられた、いい映画でした。郡上八幡の景色と、八千草薫さんがまさに「癒し」でしたね。 

  私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1064 「 春を背負って 」

161569_11 2014年の日本映画です。

 まずね、なんと言っても映像がキレイでした。もう、圧倒的な迫力!さすが木村大作さんです。自分は本格的に山に登ったことはありませんが(でも、富士山に登ったことはあります)、山に登ることの楽しさ・怖さを疑似体験させてくれます
 お話は正直それほどどうということもないのですが、なんと言ってもその映像が素敵でしたので、評価の方は☆4つにさせていただきます。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1063 「 ホットロード 」

163744_11 2014年の日本映画です。

 正直、お話としてはよくある青春ものの域を出てはいません。自分に正直に生きるがゆえに他の人には迷惑をかけたりして、そしてそうやって少々「斜め」に生きてはきたけれど、わかりあえる人ができてこれからは二人で生きていこう・・・みたいな。ですのでお話全体としては可もなく不可もなくというところでした


 ただ、物語の前半から中盤の反社会的な集団の描き方にまったく共感できませんでしたので、その時点では☆2つ。けれど最終盤になって、「そうやって今まで周りの人を傷つけてきた。だからこれからは周りの人にやさしくしていこうと思う。」というメッセージにはかなり共感したのでそれについては☆4つから5つ(まさに若い時には自分のわがままさで周りを傷つけたりしますよね。それに気がつくことが成長するということですから)
 ということで結果的に、個人的には☆3つ=まあ、ふつうという評価にさせていただきます。登坂さんや能年さんの演技については、私は違和感を感じませんでした
 「青春」ってやっぱりわがままですよね。「ピュア」と言えば聞こえがよい。「わがまま」と言えば聞こえが悪い。でもその二つはけっこう「同じ」ものなのかもしれません。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2015年12月11日 (金)

どうすれば虹の根元に行けるか

Img_1356_2 今日は私の住む大阪~奈良でもかなりの荒天で、なかなか大変でした。天気予報では回復傾向ということでしたので、家を出るとき一瞬「自転車で行こうかな」と思ったのですが、行かなくてよかったです。もし自転車で行ってたら、もう大変なことになっていたと思います。

 家を出た時は雨は降っていなかったのですが、職場に着くころにはもう横殴りの雨。そしてそれが一瞬やんだ時に、なんと見事な虹が出てきました。それはもう本当にくっきりとした虹

 そしてこの虹が素晴らしかったのは、なんとその根元がはっきりしていたこと。私、今までこんなにはっきりと「虹の根元」を観たことがありませんでした。たぶん、生まれて初めてだと思います。みなさんも観たいですか?それではImg_1359、はい。これです。写真ではあまりよくわかりませんかね~。でもね、それはそれははっきりしていたのです

 ただ、10メートルくらい前に「根元」があるなあと思って、そこから10メートル進むと、根元もその分進むんですよね。ですから「根元のところに到着する」というのはムリでした

 でもね~、今日は気温も含めて本当に変な天気でしたが、それでもいいものを見せていただきました

 本日のブログタイトルは、以前読んだエッセイのタイトルです。確か国語の教科書に載ってたんだったっけな~

2015年12月 2日 (水)

『でーれーガールズ』(原田マハ・著)読みました

Img_3912 いつものマハさんとはちょっと違った、どちらかといえば若い女性向けの小説でした。でも、おじさんの私も楽しめましたけどね。現在それなりの年齢になっている女性たちの、現在のストーリーと高校生当時のストーリーが並行して進んでいきます。

 誰にでも、あのとき「ああ」していれば・・・という後悔はありますよね。このお話の主人公たちにもそういう思いがあります。その後悔の糸を解きほぐしていくようなお話です。

 ラストはちょっと唐突で、(個人的にはそういう結末には持っていかないでいただきたかったのですが)涙なくしては読めません。このあたりもちょっと「少女向け」かな。でも、岡山を舞台にした、少女たちの青春物語でした。岡山の方には、たまらないでしょうね~。

 追伸:私、岡山といえば思い出す人がいます。大学の時のお友だち。女性ですが、そういう色っぽい関係ではありません。でも、とっても美人でしたけれど。岡山出身の彼女とは同じ学部で、3・4回生の時は同じゼミで、特に4回生の一年間は他の友人も交えてほとんど毎日誰かの下宿で一緒に過ごしていました。今から思えば本当に「青春」でした。岡山の友人は彼女だけなので、岡山といえば彼女を思い出します。そういえば、レベッカもお互い好きだったな~。もう長いこと会ってませんが、元気かな~

2015年12月 1日 (火)

映画の話・1062 「 恋する惑星 」

114037_11 1994年の香港映画です。

 お話はともかく、とってもポップな映画でした。2部作ですが、私は後篇の方が好きです。といいますか、金城さんには申し訳ないですが、前篇はいらないくらいです

 なんと言っても後篇に登場するフェイ・ウォンがいい。彼女の魅力がこの作品の魅力になっているという気がします。やってることは、かなり「犯罪の匂い」がしますが、でもかわいいです(笑)。かわいけりゃいいってもんじゃ、ありませんが。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1061 「 雨あがる 」

134016_31 1999年の日本映画です。

 世間的には微力な市井の人々。そんな人々に対する優しいまなざしが、本作品の中にも見られます。黒澤監督らしい作品です。とは言いましても監督は黒澤明氏ではないのですけどね。でも、黒澤監督の遺稿を、監督と仕事を共にされてきた方々が、黒澤監督ならこう描くだろうなあと考えながら撮られただけあって、黒澤映画の雰囲気がぷんぷんしております

 主演の寺尾聰さん、飄々としたいい味出してますね。まさにこの”浪人さん”にぴったりです。人はいいが人間関係においてちょっと不器用な浪人さんが、今回もまたその不器用さゆえに幸せを逃す・・・という感じですが、その後に待ち受けるハッピーエンドを予感させるラストは、なかなか後味がよいです。まさに「雨あがる」といった感じでした

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1060 「 うた魂♪ 」

147260_11 2007年の日本映画です。

 爽やかではありましたが、お話としては正直それほどでも~という感じでした。前半の夏帆ちゃん演ずる「かすみ」の自意識過剰ぶりは、大袈裟なようで多かれ少なかれ若い子は誰でも持っているような気がしますし、そこからのこれまた大袈裟なほどの凹みよう、そして立ち直りようまで、案外リアルなんじゃないかとすら思いましたよ

 「うた魂♪」というタイトル通り、「うた」の持つ楽しさが伝わる作品ではありました。深く考えずに、多くを期待せずに観れば、それなりに楽しい作品だったと思います。夏帆ちゃんはやっぱりかわいいですしね

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

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