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2015年7月

2015年7月30日 (木)

「パインアメ」を見直す

Img_1139 みなさん、「パインアメ」って知ってます。たぶん関西で生まれ育った方はほとんど知っておられると思います。「満月ポン」などと並んで昔からなじみのあるお菓子ですよね。物心ついた頃には、家の食卓に置いてあったような気がします

 で、先日我が家のテーブルの上にその「パインアメ」が置いてありました。私、普段はあまり「あめちゃん」は食べないんですよね。せっかちな私ゆえ、飴は口に入れてもすぐ噛んで無くなってしまいますし・・・。ですのでパインアメももうたぶん十年以上ぶり・・・。

 懐かしいなあと思いひとつ口に入れてみますと、「お、おいしい」。噛んでみるとほどよく砕けてこれまたおいしい。こんなにおいしかったんだなあと、改めて感動いたしました。・・・先ほど私、二袋目を買ってきてしまいました

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 ちなみに私、先日谷町筋を天王寺に向かって歩いておりましたら、こんな建物を発見。パインアメを作っているパイン株式会社の本社です。こんなところで作ってたのね~。いつもおいしいアメをありがとうございます

2015年7月28日 (火)

『 記念写真 』(赤川次郎・著)読みました

Img_1117 有名な有名な赤川次郎さんの作品、実は私、初めて読みました。ちなみにこの本は10作品が収録された短編集です。

 表題作の「記念写真」。その意外な展開はかなり琴線に響きましたが、それ以外は正直いま一つだったかな。ミステリーやサスペンスの要素が強い作品群なのですが、その「こと」が起こる理由などがちょっとわかりにくい。たとえばこれが阿刀田高さんあたりだとその「怖い」理由もスッキリさせてくれるのですが、この作品集は「えっ?どういうこと?」というのが多かったように思います。

 「笛」や「十代最後の日」「影の行方」などはそれなりに趣がありましたが、全体的に消化不良といった感が否めない作品集でした。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2015年7月27日 (月)

映画の話・1020 「 チャンプ 」

133434_11 1979年のアメリカ映画です。

 以前からうわさに聞いておりました「泣き映画」、ようやく観ることができました。うん、確かに「泣き映画」でしたね~
 でもこれは単なる「お涙ちょうだい作品」だとバカにしているのではないのですよ。しっかりとした「親子愛」の作品でした。特にこれはこの作品を観た誰もが思うことだと思うのですが、あの少年がいいのですよね~。いや、本当にうまい!「けなげ」という言葉はこの子のためにあると言っても過言ではないと思うくらいです。
 
 日本では数年前、子役ブームなるものがありましたよね。演技力などはともかく、ただ小さければいい・・なんて感じで。でもこの作品のこの少年は、本物ですわ。いえ、この少年役の方がその後どうなったかは知りませんが、この作品においては本当に素晴らしい演技を見せてくれています。まさにこの少年の演技を観るだけでも価値があると思います

 お話の方、最後は悲しい結末になってしまいますが、それでも「チャンプ」は幸せだったんでしょうね。最後にまさに「燃え尽きた」「真っ白な灰になった」といったところなのでしょう。「あしたのジョー」ではありませんが・・・。でもとにかく、素晴らしい作品でした

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1019 「 謝罪の王様 」

161447_11 2013年の日本映画です。

 さすがは宮藤官九郎、阿部サダヲ作品です。いえ、「さすがは」とは言いましても、私、すべての作品が好きなわけではありません。中には完全に「ハズレだな~」と思う作品もあるのです。でも、この作品はお二人のいいところが出たように思います
 初めからこの作品に対して「大感動」「生きるヒントをもらった!」などということは期待してませんよね(笑)。ですから、そういう意味でとっても楽しませてもらいました。バカバカしかったですが、楽しかったです。でも、「わき毛ボーボー、自由の女神」があんな風につながって行くなんて、思いもよりませんでした

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1018 「 マイPSパートナー 」

162061_11 2012年の韓国映画です。R18(笑)。

 軽いタッチのちょっとエッチなラブ・コメディかと思って、軽い気持ちで観始めましたがなんのなんの、なかなか楽しませてもらいました。主演のキム・アジュンさんが個人的に好みだったこともありますが、ストーリーもなかなか見どころがありましたよ
 ラスト、結婚式のあたりはかの名作アメリカ映画のようになるのかと思いきや、ちょっとだけお話をずらして気をもませ、そしてそこからラストへの展開はなかなか心地よかったです。
 たまたまCSで放送されていましたので観たのですが、これがなかなかの掘り出し物でした

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

 

映画の話・1017 「 アメイジング・スパイダーマン 」

153612_11 2012年のアメリカ映画です。

 まず、映像がとってもキレイ。いろいろと進歩してるんだな~と実感しながら観ることができました
 お話は以前のサム・ライミ監督版と同じようなテイスト(あくまでテイストです)なのです。スパイダー・マンにはやっぱり「影」と言いますか、悲哀がつきまといますね。でも、どちらかと言えば私は、サム・ライミ版よりこちらの方が好きです。主人公やヒロインやその他登場人物も、こちらの方が好感が持てました

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1016 「 軽蔑 」

156123_11 2011年の日本映画です。

 観終わって、なんだかすっきりしない・・・。監督が描きたかった世界観はわからないでもないのですが、もやもやとしたものが残る。これ結局、主人公をはじめとした登場人物にも、お話自体にもまったく共感できなかったからだと思います。
 高良健吾くんは好きな俳優さんですし、鈴木杏ちゃんもいい俳優さんだと思うのですが、この作品ではお二方ともその「良さ」が発揮できていなかったように思います。まったく魅力的ではありませんでした。何度も書きますが、本当は魅力的なお二人なんですけどねえ。お二人はこの作品に出られたこと、どう思われてるんでしょう・・・

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

2015年7月21日 (火)

映画の話・1015 「 感染列島 」

148750_11 2008年の日本映画です。

 未知のウイルスがまん延して次々に人が亡くなっていく・このままでは人類は滅亡してしまうのでは・・・。どうすればウイルスに打ち勝つことができるのか・・・、という作品です。でも、日本映画はこういうテーマ、苦手ですね(苦笑)

 いえ、私、基本的に日本映画大好きなのです。観るのも日本映画8:外国映画2くらいの割合ですし。日本映画はその繊細な世界観、日本人独特の心の機微を描くような表現に素晴らしいところがあるなあといつも思っているのですが、こういうパニック映画においてはあまり素晴らしい作品を観たことがありません。いえ、日本映画でもやれると思うのですよ。けれど国民性なのか何なのか、いまだかつてそういうジャンルの素晴らしい作品って、観たことがないように思います。やっぱりこの作品もリアリティがないと言いますか、突っ込みどころが多すぎです

 個人的にこの映画の見どころは、檀れいさんが美しかったこと。正直演技力には期待していませんでしたが、そこそこやっておられたと思いますし(上から目線ですみません)、なにより美しかった。私個人としては彼女の美しさを眺めているだけでも観る価値があったような気すらしてきます(笑)。
 でも、妻夫木くんとのペアはちょっと世代が違うような・・・。少し違和感がありました。それに、こういうパニック映画にはあまり恋愛的な要素は入れない方がいいですねえ

 ということで、映画の本筋とは違ったところではそれなりに「観てよかった
」なんて感じている私ですが、やっぱり映画としてはいま一つ、いや「今二つ」と感じた作品でした。

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

映画の話・1014 「 火天の城 」

150052_11 2009年の日本映画です。

 基本的には、こういうプロジェクトX的な作品、好きなのですけどね、でも、この作品はちょっと期待はずれでした。盛り上がりそうで盛り上がらず、結局、尻すぼみで終わってしまった感じです。ラスト近くの、みんなで力を合わせて・・・のシーンが「ヤマ」だったのでしょうけれど、それでもいま一つ盛り上がらず・・・

 観終わって何やら「欲求不満」の溜まった作品でありました(笑)。

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

映画の話・1013 「 劇場版 神戸在住 」

166340_11 2014年の日本映画です。

 震災から20年目の節目に制作・公開ということですので「震災」をメインに据えた映画かなあと思って観ましたが、あまり関係なかったですね。いえ、やはり「神戸」ということですから、「震災」は切っても切り離せないんですけどね。でも、「ベースに置いている」という程度に抑えてあります。竹下景子さんの存在なんかはもう少し強調(震災を、です)されていてもよかったかなあとも思うんですけどね

 さてお話のほう、一人の女の子の成長譚とでも言うんでしょうかねえ。自信無げな女の子がまわりの人々に支えられ、いろいろな出会いに支えられ、少しずつ成長していくといったお話です。その「成長」を優しく見守るのが周りの「人」であり、「神戸の街」であるといったところでしょうか

 最初にも書きましたが、主人公の「成長」を神戸の街が優しく見守っている・・・今までも、これからも・・・そういう作品でした。刺激的ではありませんが、優しい温かい映画でした。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1012 「 花とアリス 」

141993_11 2004年の日本映画です。

 思春期の少女の微妙な心の動きを描く・・・といった感じはよくわかるんですが、正直私にあまり響きませんでした。基本的にはこういう作品、好きなんですけどね。蒼井優さんと鈴木杏さんはいい味を出していたと思いますが、お話しがちょっと突飛に感じられて(先輩を記憶喪失に仕立て上げる云々)、あまり入り込めませんでした

 まあ、もう半世紀も生きてきた私には遠い昔のお話過ぎて、いつの間にか感性も鈍ってしまったかなあ・・・と、ちょっと自己反省したりしています

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1011 「 好きだ、 」

144654_11 2005年の日本映画です。

 非常に淡々とした作品で、そこが魅力であるということもよくわかります。他の方々が高評価をされていることもよく理解できるのですが、私にはあまり合いませんでした。こういう作品は、頭で「理解する」というよりは「感じる」ことが大切だと思います。そういう意味で、私の琴線には響いてきませんでした

 ただ、そういう作品ゆえ、観る側のこちらの心の状態・体調・置かれている状況・年齢などによって感想も多分に変わることがあると思いますので、次に観たら「とても感動した」ということになるかもしれません。

 そういう含みも持たせまして、今回は☆3つという評価をさせていただきます。あおいちゃんは可愛かったですけどね。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2015年7月18日 (土)

『 レインツリーの国 』(有川浩・著)読みました

Img_1115 以前から気になっていた「本」でした。まずそのタイトルがとってもおしゃれ。いえ、「どうして?」という理由はないのです。ただ、その語感とでも言いましょうか、言葉の響きが素敵だなあ・かっこいいなあと、ずっと前から思っていたのです(本文を読んでその意味を知り、それはそれで素敵だなあと今は思っております)。

 それに、この装丁(表紙)も素敵ですよね。そういうところから「いつかは読みたいなあ」とずっと思っていたのです。で、今回ようやく読むことができました。以下、残念ながらこの本に関してはネタばれせずに感想を書くのは難しいですので、ネタばれありで書かせていただきます。まだ内容を知りたくないとおっしゃられる方は、また後日本を読んでから、もしくは映画を見てから、訪れてくださればと思います。映画は11月公開らしいですけれど。それでは・・・。

・・・・・・・以下、ネタばれあり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 なかなか素敵なお話でした。ジャンルとしてはもちろん「恋愛もの」なのですけれど、よくあるそれとちょっと違うのは、女の子の主人公(ひとみ)が聴覚に障害を持っていること。健聴者の「伸(男の子の主人公)」と聴覚障害者(こういう言葉って、使う時にちょっと緊張しますよね。差別的な気持ち・意味合いはまったくありません)の「ひとみ」が、お互いに理解しあえない部分を吐露しながらぶつかりながら、少しずつ心を通わせていく物語です。普通の「恋愛もの」として楽しみながら、真面目なことを書くと「聴覚に障害を持つ」ということについて、かなり考えさせられたりもしました。 「ひとみ」が聴覚に障害を持っているということが途中まで分からないんですよね。ですから、それがわかった時は、正直ちょっと衝撃的でした

 でも、ともすれば重く・暗くなりがちなテーマではあったのですが、けっしそんなことはなく、とっても爽やかなお話でした。それも前述の二人、「伸」と「ひとみ」が真面目に自分と向き合い、相手と向き合い、恋と向き合い、人生と向き合っているからだろうと思います。その真摯さ、真面目さがとっても爽やかなんですよね。

 ラストもとっても爽やか。もちろんこれから先も様々な苦難が立ちはだかるでしょうが、二人なら、二人でならどんな苦難にも立ち向かっていける、打ち勝っていけると、強い予感を感じながら読了いたしました。出来ればこのあとの二人のお話(つまり続編)も読んでみたいなあと思います。爽やかな、いいお話でした。映画の方も楽しみです。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

 追伸:本の表紙、題名の上に小さな字で「World of delight」と書かれてあります。さっそく「delight」の意味を調べましたら「歓喜、喜び」とありました。なるほどそういうことか~と思いました。このこと、本を読めばわかります

 

2015年7月13日 (月)

映画の話・1010 「 翔んだカップル 」

132169_11 1982年の日本映画です。

 原作となったマンガ、一世を風靡しましたねえ。私も大好きで、夢中になって読んでました。コミックス、今でも持ってます

 今読んでみると、そしてこの映画を観てみると、現実離れしていてちょっと恥ずかしくなるようなところもあるのですが、当時の若者(私も含めて)、特に男の子はあのマンガの中に現実にはあり得ないけれどあればうれしくなるようなことを観て、胸をときめかせたんですよね。あの当時を思い出して、うれし恥ずかし、そしてちょっと切なくもなりました

 この映画は、有名マンガの映画版であるとともに、当時大人気アイドルだった薬師丸ひろ子さんの「アイドル映画」でもありますよね。その両方の要素がうまくミックスされて、いい仕上がりになっていると思います

 この映画だけで「翔んだカップル」という作品を判ろうというのはムリがあるように思います。本当はその逆で、作品をマンガでよく知った上でこの映画を観ると、楽しめるという作りになっているのでしょう。そういう意味では作品の世界観をよく描いていると思います。出演者のみなさんも誰一人イメージを壊してはいませんし(その後、大騒動を巻き起こした石原真理子さんですら、作中で「杉村さん」という美人で聡明で謎のある女性を演じて熱演しておられます。この当時の石原真理子さんは素敵だったなあ。その後の変わりようを考えると悲しくなりますけど)。

 まあ、先ほども書きましたが、原作を読まずにこの映画だけを観る、という方にはお勧めしません。けれど、マンガをよく知っているとおっしゃる方には、観てみてもいい作品なのではないでしょうか。きっと、当時のいろいろな気持ちを思いだし、ちょっと切なくなることでしょう・・・。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1009 「 スローなブギにしてくれ 」

135381_51 1981年の日本映画です。

 “ウォンチュー お~~れの~肩を~ だ~きし~めてくれ~♪”ですか。当時よく耳にしましたわ~。TVからも街中のスピーカーからも、どこででも流れてましたね~。スキー場でも、当時は流れまくってました。まさに一世を風靡したと言っていい曲ですよね

 で、この映画もまさに一世を風靡した角川映画の代表作の一つと言えると思います。当時もかなり評判になっておりましたが、私は今回初めて観ました

 う~~ん、やっぱり時代の色が濃いかな。つまり当時は最先端だったんでしょうけれど、今観れば古くささを禁じ得ない。いつの時代でも普遍的、いつ見ても感動できるという種類の作品ではなく、その時代に観なければその価値は感じられない、といった種類の作品なんだろうと思います。そういう意味では「角川映画」は映画界の一発屋といえるかもしれませんね

 お話の方、正直よくわかりませんでした。片岡義男さんは当時大好きで何冊も作品を読みました。確かにこういう感じでした。ただ、どこまで原作に忠実かはわかりませんけれど。でも、片岡義男さんの作品って、まさに「雰囲気」だけですよね。でもその雰囲気に浸りたくて、その作品を読むわけです。ただ、雰囲気はこういう感じなのですけれど、映画にして具体的に目の前に見せられると、かなり違和感がありましたね。本を読んで脳内にイメージをふくらませる。それがいいのかもしれません

 当時はかなり評判を集めた映画ですし、実際観て感動された方も多くいらっしゃったのかもしれません。けれど現在この作品を観て、あまり感じるものはないなあと、ちょっと厳しめながら感じてしまいました。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1008 「 走れ自転車 」 

81ymdnyzdal_sl1500_1 2008年の韓国映画です。

 正直、今ひとつ。ちょっとがっかりでした。私、韓国映画、台湾映画にありがちなこういう感じのピュアな恋愛映画って大好きなのです。ですのでこの作品にもそれなりに期待して観たのですが、最初にも書きましたように正直今ひとつでした。いえ、悪くはなかったのですよ。主人公二人はかわいらしかったですし、それなりにキュンキュンもさせていただきましたが、ちょっと表面的すぎたかなあ。深みがないんですよね。そんなにハラハラドキドキもない。ですから作品に引き込まれるということもない

 まあ、普通の恋愛映画でしたね。いろんな意味で「ふつう」ということで・・・。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1007 「 許されざる者(渡辺謙版) 」

160530_11 2013年の日本映画です。

 世間的にはこの映画、評価低いんですねえ。イーストウッド版の方は高いみたいですが。私、両作品を観ましたが、実はこの「日本・渡辺謙版」の方がしっくりいったのです。つまり、こちらの方が良かった(汗)

 みなさんがおっしゃることはよくわかります。ただ私、明治維新の頃のこともよくわかりませんし、その時代の北海道のこともよくわかりませんので、結局違和感なく観られてしまった・・・ということなんでしょうね。そのあたりのことに詳しい方が観たら「なんじゃこりゃ(怒)」と言うことになるのでしょう。わかります

 私、映画も洋画より邦画のじめじめした感じが好きですので、ちょうどこの映画の世界観と合ったのかもしれません。まあ、「大感動!」とまではいきませんが、それなりに楽しめたということで・・・。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1006 「 カノジョは嘘を愛しすぎている 」

162042_11 2013年の日本映画です。

 まあ、いかにも少女マンガらしいお話でしたね。いえ、これはバカにして言っているのではありません。むしろほほえましい感じで言っております。突っ込みどころはいろいろありますが、こういう作品でそれを列挙したりそこに引っかかったりするのは野暮ってもんでしょう。ロマンチックな雰囲気の中、うまくいったりいかなかったり、ライバルが出現したり誤解が解けたり、それでもあこがれの人が最後はこっちを向いてくれたら、それで万事オッケー。

 現実にはこういう「恋愛至上主義」では世の中は渡っていけませんが、思春期・青春期にはよくあること。それはそれでいいんじゃないでしょうか。いやが上にも年齢を重ねたらそれだけではいけないということがわかってきますし

 出演者のみなさんは、それぞれにいい雰囲気でしたね。原作を読んでいませんので厳密にはわかりませんが、映画だけ観た限りでは違和感は感じませんでした。それぞれに適役だったと思います。佐藤健さんの抑えた演技、よかったですね。それから大原櫻子さんの歌声もよかったです。それから個人的には、あのバンドのベースの音、よかったです。冒頭、かなり惹きつけられました。私も昔、バンドでベースを弾いていましたもので

 よくある恋愛映画、と言ってしまえばそれまでですが、それでもかなりいい雰囲気を持った作品だったと思います。お若い方々が熱中されるのも、わかるような気がします。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

 

2015年7月12日 (日)

にくいよ、この~、ど根性ガエル!・・・7・11第一回放送観ました

111amiaaisl1 私、漫画「ど根性ガエル」が大好きで、小学生~中学生の頃、夢中で読みました。ジャンプコミックス全27巻は今でも持っております。「あしたのジョー」と「ど根性ガエル」が私の何分の1かを形作ったと言っても過言ではありません

 ですので、今回日本テレビ系で「ど根性ガエル」が実写ドラマ化されると聞いた時、本当に耳を疑いました。耳を疑うとともに、期待と不安が入り混じりました。原作が素晴らしい時、原作に対する思い入れが深ければ深いほど、その映画化・ドラマ化作品にはがっかりさせられることが多いですから

 そんな思いを抱えながら、2015.7.11夜9時から放送された第一回、観ました。いや~、おもしろかった。まず昨日の第一回放送を見て、とりあえずの変な不安は吹っ飛びました

 まずは「ピョン吉」の描写。素晴らしいですね~もうまったく違和感なし。そこにピョン吉シャツがあり、生きているようでした。技術の進歩というのはすごいものですね~

 そして出演者のみなさんも違和感なし。まず最初にピョン吉の声を担当されている満島ひかりさん、これもまったく違和感なし。素晴らしい。100点満点の出来です。演技もうまいですけれど、声優もできるんだな~

 そして「ひろし」の松山ケンイチさん。これもおみごと。キャラクターの性格を違和感なしに演じられておりました。他のみなさんもいいキャストでした

 お話は「漫画」の16年後。実家が魚屋さんだったゴリライモはパン屋さんとして大成功しております。ここまでくれば実業家です。五郎は警察官。これはきっと当時かぶっていた学生帽からイメージを得て警察官となったのでしょう。他の脇役のみなさんは漫画と同じ職業。宝寿司のだんななどはもう登場しませんけどね(苦笑)。

 そしてひろしはなんと無職。正直この点は釈然としないのですが、お話が進むにつれて、なんといいますか、いい感じに決着させていただきたいものです。なにかしらの職について、将来に希望を感じさせてくれるような決着をお願いしたいです

 こんな感じで、いかにも漫画原作らしく「夢」に溢れておりますが、その中で唯一現実を感じさせてくれるのが京子ちゃんの存在です。彼女は離婚してこの町に舞い戻り、なにかしら毒を含んだモノ言いでひろしたちに接します。彼女の存在が「人生は夢物語ではない」ということを感じさせます。

 ひろしが無職であるということ。そして京子ちゃんの置かれた立場。この二つが物語のキーになることは間違いないと思います。お話の方も、今後に大いに期待が持てます。7月から始まった新ドラマ、私は今作の他にも2作見ているのですが(それについてはまた近々書かせていただきます。何だと思います?)、この「ど根性ガエル」も今後が楽しみです

 そうそう、主題歌がかつてのアニメと同じだというのも心憎い演出でした

2015年7月11日 (土)

『ラブレス』(桜木紫乃・著)読みました

Img_1105 いや~、衝撃を受けました。一言で言いますと「よかった」「感動した」ということになるのですが、その一言では、この感動は表すことはできません。まさに衝撃作でした。

 内容としては「一人の女性の一代記」といった感じです。「苦労」と文字にすると安っぽい感じになってしまうのですが、その人生は本当に苦労の連続。けれど主人公・百合江は「どっこい生きている」といった感じでした。百合江の生涯は幸せだったのか、不幸せだったのか・・・。これは他人が云々することではなく、ご本人自身でないとわからないでしょうねえ。 それでもラストはそれなりに爽やかなものでした。いえ、「爽やか」というとちょっと違う感じもしますが。

 とにかく、これはなかなかすごい作品でした。同じ作者・桜木紫乃さんの作品では以前「ホテル・ローヤル」を読みましたが、それよりもこちらの方が何倍も深く・何倍もよかったです。

 これ、どなたか映画化してくれないかな~。興行的には期待できないでしょうが、ミニシアター系あたりでどなたか。是枝監督でもいいですし、意外なところで呉美保監督、西川美和監督でもいいかな。中島哲也監督ならこれまた独特の作品に仕上がりそうですけれど。青山真治監督ならただただ長くなりそうだな~

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

2015年7月 8日 (水)

映画の話・1005 「 きょうのできごと a day on the planet  」

141117_11 2003年の日本映画です。

 

 好き嫌いのはっきり分かれる作品だと思います。でも、私は好きですけどね。いくつかの物語が並行して進んでいきます。「並行して」とは書きましたが、実は時系列は必ずしも同じではなく、現在と過去と未来が絡み合って、そしてお話の後半になってつながっていきます。

 同じ一日の中で、いろいろなことが起こっている。自分の知っているところで、自分の知らないところで。本当にそうですよね。いろいろなことがまた起こる明日、顔を上げて生きていこうと思います

 追伸:本作品の田中麗奈さん、かわいらしいですね~。その大阪弁がほんわかしていて、とってもいい感じです。大阪以外のご出身の方が大阪弁をしゃべると違和感があることが多いのですが、本作の田中麗奈さん、違和感もなくとってもいい感じでした。伊藤歩さんもかわいらしかったですけどね。こんなかわいらしいお二人の大阪弁を聞くだけでも、観る価値はアリだと思います。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1004 「 ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE  」

162429_11 2013年の日本映画です。

 ルパンファミリーにコナンファミリー。人気者がたくさん出てくるとあって、とっても楽しい映画でした。ただ、それでもやっぱり「色モノ」「企画モノ」作品である印象はぬぐえなかったかな・・・

 ルパン・コナンそれぞれに名作がありますので、お話を純粋に堪能するならば、やっぱりそれぞれ別々で知恵を絞って作品を作ってもらった方がよかったように思います。まあ、ひとつの「話のタネ」的な感じで観るのはいいと思いますが。

 まあそれでも、それなりには楽しかったですし、アニメとはいえ不二子ちゃ~~んは魅力的でしたけどね

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1003 「 偉大なる、しゅららぼん 」

162192_11 2013年の日本映画です。

 「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」などと同じ流れを汲む、万城目学さんらしい作品でした。濱田岳くんは本当にこういう役をやらせたら、天下一品ですよね。存在感がピカイチです。それに今作では笹野高史さんも熱演でした。岡田将生くん、深田恭子さん、貫地谷しおりさんはじめ、他の方々もよかったですけどね。

 万城目さんの壮大な「ほら話」をCGを多用して実際に目の前に見せてくれる。演出の方もよかったと思います。万城目ワールドの映画化作品としては、個人的には「鴨川ホルモー」の方が好きですが、それでも十分に楽しませていただきました。おだやかな琵琶湖のたたずまい、それに彦根の町並み、ほっこりとした気持ちになりました

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1002 「 スイートリトルライズ 」

152283_11 2010年の日本映画です。

 なかなかの高評価を得ている本作に、こんなふうに書くのはちょっと勇気がいるのですが(苦笑)。私には正直、ちょっと合いませんでした

 幸せな一組の男女。けれどその心の中には常に拭いきれない寂しさがあって、お互いの知らないところでその寂しさを振り払うべく他の人と逢瀬を重ねる。けれどそれでもその寂しさはやはり消えずに、いつまでも心の中に残っている・・・。
 
 誰の心の中にもありそうな「心の空白」をうまく描いている・・・とは思うのですが、私にはちょっとそれが「自己満足」的に思えてなりませんでした。物静かな作品、台詞も少なく、印象的・象徴的な場面で構成された作品・・・非常におしゃれで「いい作品」だとは思うのですが、私にはあまり合わなかったかな

いえ、駄作だと言っているのではないのですよ。先述のように「いい作品」だとは思うのです。あとは合うか合わないか、です。同じ作品でも観るタイミング(そのときの心の状態など)によって感動したりしなかったりがありますので。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・1001 「 北の零年 」

141225_31 2004年の日本映画です。

 初めは興味深く観ていたのです。激動の歴史の狭間で翻弄された人びとの苦難の歴史、その生き様をしっかりと見せていただこうと思いまして。けれど観ていくうちになんだか映画が妙な方向へ行き始めまして、ラストはよくわからないことになってしまいました。結局、「激動の歴史とその中で翻弄されながらも、北の大地で頑張って生き抜いた人々のものがたり」ではなかったのですね。途中からは何かしらよくわからないラブ・ストーリーになってしまってました

 出演しておられた方々は非常に熱演をされていましたので、特に作品の出来が残念です。妙な恋愛ではなく、もっと歴史的なことをしっかりと見せていただければよかったのですけれど。わりと長い作品ではありましたが、その時間と出演者の演技が無駄になったような作品でありました。う~~ん、。残念!

 

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

2015年7月 6日 (月)

「イキザマJAPAN」で名言に出会った!・・・(2015.7.5放送回)

Img_1125 日曜朝のお楽しみと言えば、ここで何度も書かせていただいておりますようにフジTV系「ボクらの時代」です。だいたい毎週、朝食を食べたあと、コーヒーなんかを飲みながら観せていただいて、ゲストの方々の人間関係をうらやましく思ったり、名言に感動したりでも昨日(7月5日)は、その前、6:30から放送されている「イキザマJAPAN」の中に名言を見つけました

 「イキザマJAPAN」?なんじゃそれ?とおっしゃる方もいらっしゃるのではないかと思います。この番組、たぶん関西ローカルなんじゃないかと思うんですよね。月に一回放送されていて、司会は吉本新喜劇の小藪さん。毎回スポーツにおけるレジェンドともいうべき人を取り上げて、その人の魅力を掘り下げていくというような番組です。

 昨日取り上げられていたのは、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督。今日の決勝戦の結果は残念でしたが、名将であることは間違いないですよね。で、その昨日の番組の中で、直接監督のお話ではなかったのですが、「なでしこは誰かのために頑張ることができるチーム。それが強さの秘訣」というような話が出たのです。それを受けて、小藪さんが言ったお言葉

 人間って、自分のためだけに頑張るやつは、それほど強くない。家族だったり友達だったり、自分以外の誰かのために頑張れるヤツが強い

 まあ、本当はもうちょっと強い関西弁で言われたのですが、少し意訳しておきました(笑)。でもね、この言葉を聞いて、私、ほんとだな~と思いました。

 私なんかも、自分一人だと、やっぱり弱い、しょーもない人間だと思うのです。仕事は相変わらずしんどいですし、納得できないことも多くあって、イヤになることも多々あります。でも、それでも辞めずに頑張れているのは子どもたちに不自由な思いをさせたくないから。金銭的に苦しくなって大学にも行かせられない・・・などという事態は何としても避けたいですから。正直いまの私には、子どもたちが自由に楽しく生きていってくれることが、私自身の最大の喜びであります。子どもたちのために私は生きていると言っても過言ではないくらいです。まあ、子どもたちにはそんなことは言いませんけどね。負担を掛けさせたくないですから

 いえ、子どもでなくてもいいのです。自分以外に誰か大切にできる人がいると、人は思わぬ力が発揮できると思います。つまり強くなれるということです。いろいろな人と人間関係を結んで、大切な人を見つけていきたいですね~。

 写真は、これも昨日撮った、天王寺の愛染明王さんの参道です。夏っぽいですね~。

2015年7月 2日 (木)

ドラマ「空飛ぶタイヤ」観ました

Img_1069 先日、池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」を読んでいたく感動した私、ドラマもあると知りまして早速TSU○AYAに行きまして、借りてまいりました。2009年にWOWOWで放送されたものらしいです。

 いや~、原作もよかったですが、こちらもよかった。途中何度も目頭が熱くなりました・・・と言いますか、なんどか落涙してしまいました。それはやはり、お話がしっかりしているのこともその理由ではありますが、出演しておられる方の演技がよかったから。みなさん本当にいい演技をされていて、本当に引き込まれました。赤松運送社長の仲村トオルさんはじめ、専務・宮さんの大杉漣さん、刑事の遠藤憲一さん、田辺誠一さんもよかったですね~。それに奥様二人、戸田菜穂さんに本上まなみさんも素敵だったなあ。お悩み相談室、私もしてほしい。それから地味なところで言いますと、赤松運送の事務のおばちゃんもよかったです。他の人もみんなよかった

 それから毎回のエンディング曲であります「テネシーワルツ」もよかったですねえ。この曲が流れるたび、そして夕景の映像が流れるたび、しみじみとした気持ちになって、泣きそうになりました。特に第3話だったでしょうか4話だったでしょうか、スクープが握りつぶされた後の、みんなの落胆した表情が映し出される中でテネシーワルツが流れるシーンはその無念さが痛いほどわかって、本当に悲しかったです

 でも、そのようないくつもの苦しみを乗り越えた末のエンディングは、本当に涙なしでは見られませんでした。遠藤憲一刑事が赤松さん宅を訪れたシーン、そのセリフには遠藤さんの刑事としての矜持が感じられました。潔かったです

 でも本当に、いいドラマでした。原作も含め、いい作品に出会えてなにかしら心が満たされました。実際の世の中もこんな風であってほしいなあと願わずにはいられません。

2015年7月 1日 (水)

映画の話・1000 「 秒速5センチメートル 」

146686_11 ブログ開設当時から、いえ本当のことを書きますと以前のブログを始めた当時から、ずっと書き続けてきた「映画の話」。観た映画の感想を自分なりに書き留めてきたものですが、それがとうとう今回で1000回を迎えました。1000回って、自分でいうのもなんですが、すごいですよね~。これからも地道に書き続けていきたいと思いますので、よろしければお付き合いくださいませ

 で、1000回記念作品はどれにしようかなあと考えていたのですが、これにしました。新海誠監督の代表作。知る人ぞ知る日本アニメの名作。この作品について、感想を書かせていただきます2007年の日本映画です。

 やられましたもう半世紀生きてきて、少々のことでは心を動かされなくなっておりましたが、この作品を観て、遥か昔、ちょっとしたことで喜んだり凹んだりしていた頃の気持ちを思い出してしまいました。本当に、高校生・大学生の頃は好きな娘のちょっとした言葉に凹んだり、ふとしたしぐさに喜んだりしたものです

 この作品、ストーリーは「有って」「無い」ようなものです。ですから、本当に観る人を選ぶと思います。たとえば好きだった女の子のことがいつまでも忘れられず・・・というようなタイプの人にはかなりグッとくると思いますし、悲しい恋はすぐ忘れて、はい次!とすぐに切り替えが効くようなタイプの人には、「何だこれ?」となるように思います。・・・ちなみに私は前者です(笑)
 
 いえ、かつては前者であったのですが、年齢を重ねてそうでもなくなったなあと思っていたんですけどね。でも、この作品は、遥か昔、ちょっとしたことに心を動かされていた「若き日の自分」を思い出させてくれました。ありがたいような、ありがたくないような・・・(苦笑)

 この作品、若い人向けというよりは、ある程度年齢を重ねたいわば大人向けであると思います。そしてもう一つ付け加えるならば、やぱり男性向けでしょうね。終わった恋をいつまでも「ウジウジ」と思い続けるのはやっぱり男の方らしいですから

 本当に美しい絵(特に「空」)、それに山崎まさよしさんの歌声、何十年ぶりかに本当に切なくなってしまいました。評価は・・・やっぱり☆5つをつけざるを得ないでしょうねえ。

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

映画の話・999 「 MONSTERZ 」

163367_11 2014年の日本映画です。

 なかなかおもしろい着眼点、といいますかテーマだったと思うのですが、いかんせんそれがまったく生かされていないと感じました。だいたいの感想は多くの方と同じなのですが、突っ込みどころが多く、いろいろなことが気になって「で、あれはどうなったの?」って感じで、お話にまったくのめり込めませんでした

 松重豊さんは結局?石原さとみさんの存在意義は?あの結末は結局?

 これも本当に他の多くの方と同じ感想でなんだか申し訳ないのですが、豪華な俳優さんを使って、その演技力・存在感を無駄使いした感じで、「インシテミル」を思い出しました。もう少しなんとかならなかったんですかね~

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

映画の話・998 「 ジャッジ! 」

161911_11 2013年の日本映画です。

 お話は正直特にどうということはありません。いえ、別につまらないというわけでもないのですよ。まあそれなりにいい感じの展開でいいところに収まるのですけどね、でも、まあ予想通りの展開で「はいはい、よかったね~」って感じです

 それよりもこの作品での見どころは、出演者のみなさまかな。まずはなんと言っても北川景子ちゃん。その”S”っぷりがなかなかよいのです。いえ私、もともとそっちの方の趣味はありませんけどね、でもこの作品の北川景子ちゃんのSっぷりはなかなか魅力的です。それに妻夫木聡さん。彼、こういう「いい人なんだけど優柔不断でちょっとダメダメな男性」を演じさせたら天下一品ですね~。もちろん褒めているのですよ。彼の元々の性格の良さがにじみ出ているような気がします。もちろんご本人とは何の面識もありませんが(笑)。それに荒川良々さん。飄々としていい味出してます。

 お話自体に大きな期待を抱いて観ると、「なんじゃこりゃ~」になるかもしれません。けれど、まあ、「時間があるから・・・」くらいのつもりで観ると、それなりに楽しめる作品だと思います。ハードルを上げすぎないように、ご注意を

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・997 「 予告犯 」

Img_1038 2015年の日本映画です。といいますか、現在絶賛公開中です。以下、ネタばれあり・・・。

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 悲しかった、そして切なかったです。一生懸命頑張っても報われず、どんどん虐げられていく奥田(生田斗真くん)。もう本当に最悪の状況でなんとか生きている時に出会った、初めての「友だち」。その友だちとともに「社会に復讐」していくわけですが、本当の目的は・・・。この目的を知った時、やっぱりかなりグッときました。そして、仲間を脅迫している動画の「裏話」、さすが中村義洋監督らしく、こういうどんでん返しを用意しているとは!メタボ(荒川良々さん)の前にお寿司が置かれた時には、涙がちょちょ切れました

 いろいろなからくりを経て、「目的」を果たした奥田(ゲイツ)でしたが、それで「万事よかった!」「ハッピーエンド」という気にはなれませんでしたよね。動画を見て、悲惨なことを期待している・おもしろがっている人々に空恐ろしい気持ちになりましたし、ラスト、生き残った仲間が「すべてあいつのせいなんです」と、奥田(ゲイツ)に罪をなすりつけている姿を見て、「それでいいのか~」という気になりました。いえ、それは奥田自身がそうしろと言っただということはわかってるんですよ。奥田がそう望んでいたということも。でも、「それでいいのかな~」とちょっと引っかかるというわけです。生き残った「仲間」3人が、心の奥底で「奥田に申し訳ない」と思ってくれているといいな。奥田自身は「友だち」のためにいろいろ出来たことで、本望だろうとは思いますけれど

 生きるって、本当に大変ですよね。いままでそんなに苦労もせず、他人の気持ちもそれほど考えずに生きてこられた、この映画の中でいえば奥田が働いていた会社の社長みたいな人が観れば、この映画もまったくおもしろくないんでしょうね。でも、それなりに悲しい経験をし、自分のプライドを蹂躙されるような出来事も経験しながら、それでも我慢して生きてきたという人が世の中にはやっぱり多いでしょうから、そういう人にはこの作品はかなり響くと思います

 私もけっこう苦労しながら生きてきました・・・と言いたいところですが、ここに出てきた人々ほどではありません。まだまだ私は「あまちゃん」でしたわ。この世の中がこれから先、それほど良くならないだろうとは思いますが、それでも少しでも弱者に優しい世の中、そして他の人の気持ちを考えて行動することができる人が増える世の中になって行ってほしいです。

 長々と書いてしまいました。読んでくださった方、ありがとうございます。長いだけでまとまりのない文章になりましたが、切ない映画でした。優しい人、頑張ってる人が少しでも報われる世の中になればいいなあと、切に願います。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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