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2015年3月 4日 (水)

『ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷』(宮部みゆき・著)読みました

Img_0949 第Ⅰ部、第Ⅱ部を経て完結編である第Ⅲ部、ついに読了しました。いや~、堪能しました。第Ⅰ部を読み始めてからどんどんお話の中に引き込まれ、いつしか「頼むから最後まで感動させてくれどうかしょうもない終わり方にだけはならないでくれ」と祈りながら読んでいたのですが、まさに杞憂。想像以上の見事なお話の展開、見事な終わり方でした

 これから読もうとしておられる方、映画を観ようとしておられる方もいらっしゃると思いますので、ネタばれは書かないようにしたいと思います。でもね、本当にすごいお話でした。何人もの登場人物が抱える悩み・心の闇。それらをどのように処理しどのように決着をつけるのかと思っておりましたが、こうきましたか。柏木卓也の死の真相に迫りながら、三宅樹里や大出俊次、野田健一や神原和彦たちそれぞれが抱える「事情」に決着をつけていく場面は、何度も鳥肌が立ちました

 この第Ⅲ部中盤までは、まるでジェットコースターに乗っていて山の頂上に向かって静かに着実に上っていく感じでした。そして中盤からは一気に山を下ってあっちにふられこっちにふられ、とにかく宮部さんの力量に圧倒されまくりでした。裁判が終わって圧倒されながらも安堵感を覚え、そして最後の後日談を読んだ時にはなぜか胸がいっぱいになって泣きそうになってしまいました。最後の後日談、短い文章ですが、絶対に必要です

 以前、同じ宮部さんの『模倣犯』を読んだ時に「小説ってすごい」と小説の持つ力に圧倒されたのですが、今回この『ソロモンの偽証』を読んで、改めて小説の持つ力、そして宮部さんの力量に圧倒されました。この作品、『模倣犯』に負けず劣らずの素晴らしい作品です。今回、映画が公開されることもきっかけになって読んだのですが、読んでよかったです。この作品も「私の人生の中の一作」となりました。

 私の評価:☆☆☆☆☆(もちろん満点です

追伸:本日早速、3月7日より公開されます映画・前篇の前売り券を買ってまいりました

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コメント

う~ん、絶賛なんですね。気になりますわ。気になりますが、なかなか重そうなのでちょっと躊躇してしまいます。大作を読むのにも体力が必要だとひしひしと感じる今日この頃です。

生ハムメロンさんへ

 おもしろかったですよ。私は現在「ソロ・ロス」に陥っております(笑)。でも確かに時間もかかりますし、精神的な体力も必要かと。でも、湊かなえさんのそれとは違い、しっかりと充実感のある読後感ですよ。時間のある時にお勧めです

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