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2015年3月 9日 (月)

映画の話・951 「 ソロモンの偽証  前篇・事件 」

Img_0956 2015年の日本映画です・・・と言いますか、現在絶賛公開中ですよねネタばれは書かないようにさせていただきます。ご安心を

 待ちに待った本作品、公開初日に観てまいりました。原作既読。ゆえに原作を知らずに映画だけを見たらどんな感想を持つか?についてはよくわかりません。あくまでも原作を読んだ者としての感想となります。

 原作に惚れ込んだものとしては、まず心配するのはその世界観が壊されていないかということですよね。過去に素晴らしい小説作品が、映画化されるにあたって「めちゃくちゃ」にされたという例が多々ありますから(こう書くと誰しもがまず思い浮かべるのが「模倣犯」ですよね。それにこれは宮部作品ではありませんが、貴志佑介さんの「黒い家」の映画化作品も私にとってはトンデモ作品でした・苦笑)。でもね、この作品、まず一番心配だったその点については、しっかりとクリアできています。世界観、守られていると思います

 原作は全部で2000ページ超のまさに超大作ですから、それを前後篇にするにしたところで、かなりの部分を省略しなければなりませんよね。もしくは解釈を変えて少し違ったものにしなければなりませんよね。そのあたりのことに関して観る前は「どうなるのかなあ」と心配していたのですが、うまく取捨選択をして全体としてうまくまとめてあったと思います。細かい部分はかなり変えてありましたけどね

 あと、映画では涼子が「なぜ裁判をしなければならなかったか」について、その心の機微に焦点が当てられていました。これは原作にはなかった、もしくはあまり詳しく触れられていなかった部分なのですが、このあたりより具体的になってよかったと思います

 出演者のみなさんについて触れさせてください。まずは中学生のみなさん、みんな熱演でしたね。特にその名も「藤野涼子」さん、凛とした原作のイメージ通りの存在感だったと思います。後篇も期待したいですし、それ以後の女優人生も頑張ってほしいです。ただ、いままで劇中の名をそのまま芸名にして成功した人をあまり知りませんので、そのあたりちょっと心配しておりますが・・・。それから三宅樹里を演じた石井杏奈さん、怖かったよ~。この方、あとでいろいろ調べましたら、なんとE-girlsのメンバーらしいですね。びっくりです。でも、演技お上手でしたよ


 そして大人キャストの中で一番イメージ通りだったのは松子の父・塚地武雅さん。そのままの感じでよかったです。あと、モリリンの隣の部屋の市川実和子さん、ホラーかと思いました(苦笑)。涼子の父は原作を読んでいるときは「松重豊さん」のイメージだったんですが、その松重さんが先生の役で出ていてビックリ。まあ、こちらも似合ってましたけどね。それと江口のりこ(大出くんのお母さん役)さん、初めわかりませんでした。いつもよくやられている役とはまったく違ったイメージでしたので。さすが実力派です

 まだ前篇を観ただけですしまだ後篇がありますので、作品全体としては何とも言えないのですが、現段階では十分に期待できる出来になっていると思います。そういう意味で、この前篇、☆4つとさせていただきます。これで後篇でがっくりさせられたらいやですけどね~。でも、本編終了後に予告篇が流れるのですが、十分に期待させられるものでした。怒涛の裁判を「楽しむ」ために、この前篇、よく出来ていると思うんですけどね~。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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