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2015年2月27日 (金)

映画の話・947 「 歓待 」

156293_11 2010年の日本映画です。

 コメディだというのはわかってるんですよ。いわゆるブラック・コメディといいますか。決してサスペンスやホラーではない。でもね、私、観始めた時から何とも言えない「気持ちの悪いもの」「腑に落ちないもの」を感じまして、観ている間じゅうもずっと「すっきりしないもの」を感じ続けまして、観終わってもやっぱり胃の奥に”ず~~ん”と残るような重苦しいものを感じ続けました

 決して衝撃的な事件が起こるわけでもなく、画期的な結末が待っているわけでもない。日常の「隙」になにかが入り込んできたような、水面にぽたりと落ちたインクがだんだん広がっていくような、何とも言えない「違和感」・・・。観ている私も非常に気分が悪かったです

 ただ、こんなふうに書きますと、まるで「批判」しているようにも感じられるかもしれませんが、実はそうではありません。むしろ非常によく出来た作品だなあと「評価」しているのです。こんな風に「人の心の中に入り込んできて、心を動かす」ことって、簡単なことじゃありませんから。

 出演しておられる方は、みなさんお上手でしたね。小林印刷の社長の山内健司さんもうまかったですし、杉野希妃さんはお美しかったです。でもなんと言いましても、やっぱり古舘寛治さんでしょう。この方の独特の存在感、つかみどころのなさが、この作品を成功に導いていると言えると思います。

 ラストは少しトーンダウンした感じもしましたが、それでもなかなかよく出来た作品だったと思います。観終わってスッキリ・・・とはいきませんが、この「後味の悪さ」を今しばらく楽しみたいと思います。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

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