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2015年2月10日 (火)

映画の話・940 「 僕達急行 A列車で行こう 」

155598_11 2012年の日本映画です。

 鉄道を愛する若者たち(若者じゃない人も登場しますが)の、心の交流の物語。私はいわゆる「鉄道オタク」ではありませんので、正直期待せずに観ました。監督も森田芳光さんですし(ファンの方、すみません)。でもね、観てみると、かなりよかったです

 まず、松山ケンイチさんと瑛太さんが「鉄道好き」の役で出ておられますが、いわゆる世間で言うところの「鉄道オタク」といった感じではありません。一般の社会で普通に社会性を持って生活されていて、ただ趣味が「鉄道」といったような、そんな感じの若者です。「鉄道オタク」といいますと、かなり変わった、社会性のない人々のようなイメージを(つまりそういう偏見を)世間では持たれていますが、実際はこの二人のような「普通の若者」がほとんどなんでしょうね。「音楽が好き」「映画が好き」「スポーツが好き」というのと同じで「鉄道が好き」というような・・・。まず、監督の、そういう若者に対する「愛」が十分に感じられる作品でした

 お話の方、こんな風にはうまくいかないよ!とおっしゃりたい方には、もちろんその通りだと、まずは共感しておきます。でもね、実際こんな風にうまくいかないのは誰にもわかっていることとして、そんな細かい点ではなく、この映画では、「人と人とのつながりって大事だなあ」ということを感じたいなあと思います
 何が自分の役に立つかなんて、わからないですよね。何が自分を助けてくれるかも。もちろん、助けてほしいから打算的に人とのつながりを作っておくというのは少し違うように思いますが、いろいろなところから人と人とがつながって、思いもよらないところで助け合ってゆく、これが本来の健全な「人間社会」なんだと思います。このようなつながりを、「縁」と呼ぶんですよね

 私も主演の二人のように、これからもいろいろな人とのつながり=縁を大切にして、これからも人生を充実させていきたいと思います。そんな気持ちにさせてくれる作品でした。

 私の評価;☆☆☆☆(5つが満点です)


 追伸:森田芳光監督は私にとっては当たり外れの激しい監督さんでした。大好きな作品もありますし、とんでもない作品もあります。けれど遺作となったこの作品は力の抜け加減も絶妙で、観ているこちらもリラックスして楽しく観ることができました。最後の監督のメッセージ(亡くなられてからスタッフさんが入れたんですかね?)も妙にさわやかで、悲壮感なく「監督、ありがとう」という気持ちになれました。森田監督、お疲れさまでした。

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コメント

私もこの映画好きです^ ^
ほっこりします(笑)こういう温かいお話は好きですね。
森田監督はこれと、武士の家計簿くらいしか観たことないですね〜

もぐさんへ

 上でも書きましたように、森田監督、なかなか難しい監督さんです(笑)。でも、この作品はいいですね。最後にいい作品を遺されて、旅立たれましたね。

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