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2014年12月22日 (月)

映画の話・920 「 白ゆき姫殺人事件 」

163045_11 2014年の日本映画です。

 私、湊かなえさんの作品ってちょっと苦手なんですよね。いえ、おもしろくないわけではないのですけれど、これでもかっていうぐらいに人間の心の奥底の「悪意」みたいなものを見せつけられて、本を読み終わるとしんどくなってしまう・・・。それは湊さんの原作を映画化した作品も同じで、観終わるとやっぱりしんどくなってしまうのです

 で、本作品、湊さんの作品だしどうしようかなあと思いながらも観たのですが、「あれっ?、いつもほどの鑑賞後のしんどさがない・・・。」

 その答えは、エンドロールでわかりました。監督が中村義洋さんだからですわ。湊さんの「毒々しさ」が中村監督の上手い演出で薄められて、私にとってはほどよい感じに調理されておりました。こんなことを書きますとアンチ中村義洋な方々からは批判を受けそうですが、私は中村監督が好きですのであえて書かせていただきますね

 お話は「誰が犯人なのか?」を突き詰めていくのが目的ではありませんよね。もしそうだとしたら、あっけなく犯人がわかりすぎです(笑)。それよりも現代のネット社会の怖さ、無責任なうわさの怖さを表現するところに主眼が置かれています。実際、その怖さがよく表現されていたように思います。ただ現実はもっとひどいと思いますけどね

 ラスト、かすかな希望を感じさせて終わるところに中村監督らしさが出ていて、私としてはとっても安心しました。もっともっと極限の「悪意」を表現してほしかった・・・とおっしゃる方の気持ちもわからないではありませんが、先ほども書きましたように私にはちょうど良いぐらいでした。現実の世界で人間の悪意をイヤというほど見せられておりますので・・・映画の世界ではこれぐらいで勘弁してください(苦笑)。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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映画」カテゴリの記事

コメント

私も湊かなえさんの作品はなんかどんよりなってしまうので得意ではないです(´-ェ-`)
これは面白かったなー、告白のような後味の悪さも無かったし。
湊かなえさんはNのためにのドラマでいいかも!と思ったのでまた挑戦しようかな〜^ ^

もぐさんへ

 この作品は、なかなか後味もよかったですね。「Nのために」、私も気になってます。ドラマ、観てなかったんですけど。でも、原作は読んでみたいと思っています。機会があればドラマも。

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