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2014年12月22日 (月)

映画の話・918 「 ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい 」

157976_11 2011年のアメリカ映画です。

 この映画が公開された当時、「9・11で父親を亡くした少年が・・・」という感じで殊更に「9・11」が強調されていましたが、今回観てみると私はその事件・テロのことだけではなく、とても辛い出来事から少年がいかに立ち直るか、いわば少年の「喪失と再生」を描いた作品だと感じました

 自分は一人ぼっちだと感じていた少年が、実は一人ではなくいろんな人に支えられて生きていると実感し、これからの人生に希望を見出していく・・・といったところでしょうか

 さて、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」というこのタイトル、いかにも諸説ありそうですね。私はまずアスペルガー傾向のある人=主人公の少年の特徴を表している(この傾向のある方は、自分の耳に聴こえてくる音を自分で取捨選択出来ないので、世間の音はとてもうるさく聞こえ、苦手らしいです。そして他人との距離感をうまく取れないようです)というのもあたりだと思いますが、もうひとつ、自分とお母さんとの関係をも表しているのかなあと感じました。自分の病気云々に関わらず、肉親、特に母親って、愛情を持って接してくれているとわかっていてもうるさいものですしね。

 「9・11」に特にこだわらず・・・という観方にはかなり抵抗・批判もあると思いますが、私は「少年の喪失と再生」を描いた映画としてなかなかの秀作であったと思っています

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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