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2014年10月

2014年10月30日 (木)

映画の話・888 「 これでいいのだ! 」

154797_11 2011年の日本映画です。

 日本の漫画史に残る天才、赤塚不二夫さんの奇妙奇天烈な人柄についてはすでに知っておりましたので、本作品を見ても特に感慨はありませんでした。新入社員の堀北さんをいじめるあたりは「今ならセクハラだなあ」と思いながら観ておりました(苦笑)。

 本作品、赤塚不二夫さんを知っている世代からすれば、それなりにはおもしろいもののすでに知っていることばかりですし、知らない世代からすれば「ふ~~ん、そんな人がいたのか~」ぐらいの感想で終わりそうな気がします

 どちらにしても、特に映画にするほどの意味を感じられませんでしたし、わざわざ時間をとって観るほどのものかなあ、という感じです。気に入っておられる方、それからこの映画を作られた方には失礼なのですけれど

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

映画の話・887 「 真夏の方程式 」

160757_11 2013年の日本映画です。

 切ない切ない映画でした。重治(前田吟さん)の気持ちもよくわかる。仙波(白竜さん)の気持ちも痛いほどわかる。節子(風吹ジュンさん)の気持ちも成実(杏さん)の気持ちも、本当によくわかる。お互いがお互いを思いやる気持ちが痛いほど伝わってきて、本当に切なくなりました。特に私が心を動かされたのは仙波の行動。事件を知って節子のところに連絡したそのあとの行動。短いシーンでしたが気持ちが痛いほどよくわかり、目頭が熱くなりました

 それらの「情」の部分に、湯川博士が論理的に切り込む。結末も含めたそのバランスが絶妙で、非常に見応えがありました。映像は本当に美しく、全編を通して「夏」、それもなぜだか昔の夏・自分の心の中にある思い出の中の夏の空気感に包まれながら、本作を観ることができました

 もちろん」「殺人」は犯罪、許せない犯罪です。そのことをねじ曲げる気はありませんが、それでも私はこの作品を観て、それぞれの人の「思い」に心を打たれました。
 あの少年は、今後、幸せに暮らすことができたでしょうか。杏ちゃんがそうであったように、あの少年もいろいろな人の「愛」に包まれながら、自分の人生を生きていってほしいと思います。いい作品を見せていただきました。「容疑者Xの献身」に勝るとも劣らない名作だったと思います

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

2014年10月28日 (火)

映画の話・886 「 (500)日のサマー 」

152004_11 2009年のアメリカ映画です。

  これもありきたりな青春・恋愛映画かなあと思っておりましたら、違っておりました。なにせ、予想がことごとく覆される・・・。ネタバレになってはいけませんのであまり詳しくは書けないのですが、とにかく「どうせこうなってこうなって、最後はこうなるんだろう・・・。」と思っておりましたら、まったく違う結末になっておりました

 でもね、そうだからこそリアリティーがありました。いろんな場面で「そうそう。こういうことってあるよなあ。」とか「こういう子、いるんだよ~。」とか、一人でうなずき納得しながら作品を観ておりました

 人生はある意味、残酷なもの。結果的にうまくいかなくても、そしてその理由がよくわからなくても、もしくは納得できなくても、それでもそれを受け入れていかなければ前に進めないことがよくあります。ほとんどそんなことばっかり、と言ってもいいぐらいです。けれど、それでも前に進んでいると、またきっといいこともあったりするんですよね。
 青春の、人生の残酷さも十分表現しながら、それでも今後の人生に希望を持たせる。ちょっとほろ苦く、それでも甘い、大人向けの青春映画でありました

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・885 「 最強のふたり 」

157792_11 2011年のフランス映画です。

 介護する・されるという問題だけではなく、いわゆる「人と人とのつきあい方」について、その一つの答えを示してくれている作品であると感じました。必要以上に気を遣いすぎてもだめ・気を遣わなくてもだめ、優越感や劣等感も人間関係をうまく構築するには邪魔になってくる・・・。結局は「馬が合う」つまり「相性が合う」ということになってくるのでしょうか。人間関係の機微のようなものを教えてもらった作品でした

 本来は「重く」「難しい」テーマのはずなのですが、フィリップ役のフランソワ・クルゼとドリス役のオマール・シーの好演により、さわやかでハート・ウォーミングな作品となっています。世間の高評価、納得です

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・884 「 カオス 」

134959_11 2000年の日本映画です。

 みなさんおっしゃるように、”g@me”とよく似た印象の作品でしたね。どちらの作品もおもしろくなりそうな予感はありながら、それでもラストはちょっと期待はずれで終わりました

 本作品、やはり出色は中谷美紀さんですね。彼女の様々な表情が、この作品のひとつの魅力となっています。「魔性」とでも言うのでしょうか、こんな女性がそばにいたら人生が狂わされそうな・・・。彼女の魅力を堪能するのが、本作品の正しい見方なのかもしれません

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

2014年10月25日 (土)

映画の話・883 「 トワイライト ささらさや 」

Img_0761 2014年の日本映画です。といいますか、11月8日公開です。

 私、先日試写会にて観てきました。「泣ける映画」といううたい文句が前面に押し出されておりましたので、「どうかな~?」とかえって半信半疑で鑑賞しました



 新垣結衣さんと大泉洋さんの、悲しく切ないラブストーリーなのかと思っておりましたら、石橋凌さんと大泉洋さんとの「父子」のお話だったのですねえ。いえ、ラブストーリーの方に重きを置かれた方はそれでもいいと思うのですが、私には「父と子の物語」の方が心に響きました。大泉洋さんが生まれてから亡くなるまで、そして現在に至るまでの回想シーンには、さすがに泣かされてしまいました。どうしても自分の人生と重ねてしまうもので・・・

 新垣結衣さん、本当にこの役にぴったりでしたね。悲しみや切なさを抱えながらも健気に前向きに生きてゆく若い奥さん(未亡人)、まさにガッキーのためにあるような役でした。本当に魅力的でした
 他の出演者のみなさまも、それぞれに「味」がありましたね。大泉洋さんは、ちょっと役柄的に今一つ(あまり「ご自身の」出番がなかったので)のような気がしますが、波乃久里子さんに藤田弓子さん、そして富司純子さんはさすがの安定感でした。そうそう、中村蒼くんに石橋凌さん、そしてなによりダイヤくんでしたっけ、あの男の子がうまかったです



 ただ、ここまではけっこう褒めましたけれど、ここからは少し苦言を・・・。
確かに温かい、いい映画なのですけれど、観終わってちょっと残念な気がしました。それはまずお話全体としてちょっと「深み」が感じられなかったから・・・。周囲の人たちがあまりにもいい人すぎますし、「ささら」という街もあまりにも穏やか過ぎる気がして、現実の世の中で少々心がすさんでいる私としましては、ちょっと入りこめなかったのです
 それに、ちょっと「泣かそう泣かそう」としすぎかな。そういう製作者側の意図がかなりちらついていて、ともすれば単なる「お涙ちょうだい映画」になってしまっている感じすらしました



 何度も書きますが、温かい、いい映画なのです。観終わった後も、いい余韻を楽しめます。ただ、ちょっと「泣かそう」としすぎ。もうちょっとその辺を「あっさり」として、もうちょっとリアリティを加えてくれたら、もっともっといい映画になったと思うのですけれど。そういう意味ではちょっと残念だったかなあ・・とも思ったりしています。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2014年10月24日 (金)

映画「トワイライト ささらさや」の試写会に行ってきました

Img_0760 昨日は試写会に行ってきました。また当たりましてん。仕事を少し早めに上がらせてもらって、大急ぎで大阪・梅田まで。電車に乗ってからは順調に会場に到着することができ、それなりにいい席で観ることができました

 観た作品は「トワイライト ささらさや」。11月8日より全国公開らしいです。ガッキーこと新垣結衣ちゃんが初めて母親役を演ずるということで、以前から少し話題になっていた作品です。ちなみにガッキーの旦那さん役は大泉洋さん。でもこの方、映画が始まる時には(お話の中で)すでに亡くなっていらっしゃるんですよね~

 詳しい感想はまた近々「映画の話」で書かせていただきます。まあ、いい映画ではあったのですけれど、ちょっと「お涙ちょうだい」だったかな~。監督さんが深川栄洋さんなので、「もしかしたら・・・」とは思ってたのですけどね。なにせ名作本「神様のカルテ」を駄作映画にしてしまった方ですから。でも、それ以前に撮られた「半分の月がのぼる空」は名作でしたけどね

 

 まあ、とにかく詳しくはまた書かせていただきます。ガッキーはとっても可愛かったです。ホレます

2014年10月23日 (木)

映画の話・882 「 ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動 」

149663_11 2007年のアメリカ映画です。

 やっぱりね、ノンフィクションであるということが、何よりも心を打ちます。私なんかが(もしくは多くの日本人が)一生経験することのないであろう悲惨な出来事を、いくつもいくつも経験してきたウガンダの子どもたち。今、「経験してきた」と過去形にしましたが、本当はまだまだ現在進行形なのかもしれません

 そのような「目を覆いたくなるような現実」の中にありながら、子どもたちは楽しみを見つけていきます。音楽祭(といいますか、総合文化祭のような感じです)に向けて一生懸命取り組む子どもたちの姿、特にその生き生きとした“目”は、「いかなる状況にあっても決して心まで折れてしまってはいけない」と教えてくれているようでした

 ラスト、主役の子どもたちの言葉・・・私たちはもう、紛争地域の子どもたちではない。音楽祭で賞をとった子どもよ・・・というような意味の言葉だったかと思いますが、これには心打たれました。だれにでもつらい出来事はあります。けれど、そのことに拘泥して前を向くことができないのはだめだ。何があっても、また前を向いて顔を上げて生きていかなければ!ということを教えてくれているようでした。何かしら、いろんなことにこだわったり不平や文句を言ったりしている自分が恥ずかしくなりました

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・881 「 書くことの重さ/作家 佐藤泰志 」

162509_11 2013年の日本映画です。

 最近、静かなブームを巻き起こしてる作家・佐藤泰志さんの人柄、そしてその文学を描いた、半ドキュメンタリーです。私自身この方をあまり知らなかったのですが、この方の作品が原作になっている映画「海炭市叙景」や「そこのみにて光輝く」を観てその世界観に興味を持ち、先日観てみました。

 本作品を見て、それぞれの映画の世界観がこの方によってもたらされたのだと、妙に納得してしまいました。うまくは書けませんが、なにか、しっとりとした、それでいて少し寂しい気持ちが、映画を観て数日経った今でも心の中に残っています。

 芥川賞の選考委員会の場面はなかなか興味深かったですね。ただ、ああいう感じ(選考過程が)なら、一度くらいはこの佐藤さんに芥川賞をあげてほしかったなあとは思いますが。(もしそうなら、この方の人生のきっと変わったものになっていたでしょうに。)

 私、本作品を見て、実際にこの方が書かれた小説も読んでみたくなりました。本作品、小説家・佐藤泰志のすべてを描いているとは思いませんが、ご本人の人柄、そしていかにして作品の世界観がもたらされたか、についてはよくわかった気がしました。前述の映画に興味を持たれた方は、一度ごらんになってみても損はないと思います。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・880 「 天国の口、終りの楽園。 」

138766_11 2001年のメキシコ映画です。

  ラテン系の国っていうのは、もう本当に「そのこと」ばかり考えているんですかねえ(苦笑)。いえ、わが国でも心の奥底ではそうなのかもしれませんので、自分の心に正直だということでしょうか?でも、いくら若いとはいえ、本当に「そのこと」ばかり考えている主人公二人・・・。最初は正直ちょっと閉口しました

 ただ、物語が進むにつれてそのようなことは徐々に気にならなくなり、お話の本筋を楽しむことが出来るようになっていきました。

 物語のラスト、そしてルイサの○後の二人の関係は予想外でしたが、正直「感動」とまでは行きませんでした。このあたりは国民性の違い・感性の違いといったところなのかもしれません。メキシコの景色、特に海岸はとってもキレイでしたけれど

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2014年10月21日 (火)

モルディブに行ってきました(嘘)

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  先日の土曜日、モルディブに行ってきました・・・・・・すみません、嘘をつきました

 実は二つ前の記事にも書きましたが、ちょっとした用事で、大阪・南港に行ってきました。私、大阪南港って好きなんですよね。この場所、鳴り物入りで開発がすすめられたのですが、出来上がってみるとあまり人が集まらず、いわゆる商店街のATCも展望台のWTCも、いつ行っても閑散としておりました。その後結局WTC(ワールド・トレード・センター)の方は大阪市庁の出先機関となって、現在に至っております。でもね、先日ちょっと寄ってみましたら、展望台は昔のまま営業(?)しておりましたよそれから、ATCも以前よりは人が集まっていたような気がしました。

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 でもね、私、昔からこの閑散としたところも含めて、南港、好きなんです。特にATCから海側に出たあたり。ここにきて、「ここは外国だ!たとえばモルディブだ!自分は今、モルディブに来ている!」と思いこむのが好きなのです。ここの景色を観てそんなことを思っていると、なにかしら非日常を感じて、本当に外国に旅行に来ているような気になってくるのです。楽しいです。あ、でも、私はモルディブには行ったことがないので、モルディブがどんなところか、つまりこの南港と景色が似ているのかすら、まったく知りませんけどね

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 でもね、私いつも思っているのですが、旅行って「思いこみ」みたいなところがあると思うのです。逆のいい方をすると、どこにいても脳内で妄想することによって、旅行にいったような気になれるといいますか・・・。だから私、暇な時によくするのですよ。「ここは北海道だ!私は今北海道に来ている!」とか「ここは信州だ!」とか、脳内で妄想旅行を楽しんだりするわけですよ

 おっといけない私のちょっと変態的なところを暴露してしまいましたが、とにかくこの大阪南港、自宅からもそこそこ近くて、そして非日常を感じさせてくれる、素敵な場所なのでした

2014年10月16日 (木)

NHK火10ドラマ「さよなら私」第1回(2014.10.14放送)観ました

Img_0027 いつも良質なドラマを放送してくださるNHKの火曜10時枠ドラマ。今クールは「さよなら私」が放送されています。前回の「聖女」は正直いま一つだったのですが、今回のドラマは私の認める演技派の永作博美さん、それに石田ゆり子さん主演ということもあって、かなり期待して第一回放送を観ました。

 はじめは「どうなるのかな~」とドキドキしながら見たのですが、だんだんちょっとよくない方向に。そして、長い石段の上でもみ合いになり、そこから二人(永作さんと石田さん)で落下・・・。もしや~、まさか~、そうはならないで~・・・と思いながら話の行く末を観守っておりましたら、私の最も望まない展開に

 そこで入れ替わったらあかんやん。「転校生」以来ベタですし(そういえばこのドラマには尾美としのりさんも出てらっしゃる)そういう「あり得ない展開」を望んではおりません

 正直、これによって私はこのドラマに対する興味はほぼ無くなったのですが、せっかく観始めましたし、今後見続けようかどうか、現在思案中です

 そういえば本日より”MOZU”シーズン2、地上波放送開始です。こちらの方は期待を裏切らないと思いますので、楽しみにしたいと思います。今日はその前に、セリーグ・クライマックスシリーズ第二戦ですけれど。今日もタイガースの完全勝利を祈っています

 写真は、永作さん主演、映画「八日目の蝉」のクライマックスシーンのロケ地、小豆島の福田港です。「その子はまだ、ご飯を食べてないの」です。

2014年10月14日 (火)

NHKドラマ10「聖女」見届けました

Img_0711 この記事、書かなきゃな~と思いながらずっとほったらかしておりました。ただもう次のドラマが始まりますのでね、そろそろ書かなきゃいけないだろ~ってことで、今頃書いてます。2014.10.7(火)、NHKドラマ10「聖女」最終回観とどけました

 このドラマ、初めはなかなか期待を抱かせたんですけどね~。回を追うごとにだんだん今一つになってきて(いえ、盛り上がった時もあったのですよ)、最終回もどうかな~と思っていたのですが、正直いま一つでした。ちょっと尻すぼみだったな~。広末さんがだんだん狂気を孕んでいくのですが、その感じもちょっと中途半端でしたし。

 最後、今一つだったな~なんて思いながらTVを観ておりましたら、私の好きな永作博美さん・石田ゆり子さんが出演される次作ドラマの予告が放送されておりました。「さよなら私」ですか。これもなかなかおもしろそうじゃないですか~。こちらの方に期待をつないでいきたいと思います。NHKドラマ10は好きなドラマ枠ですしね

2014年10月13日 (月)

映画の話・879 「 八甲田山 」

141826_11 1977年の日本映画です。

 ただひたすら、雪の中を歩き回ります。ほとんどそれだけなのですが、それが悲しく、切ないのです

 昨年末「永遠の0」を観た時にも同じようなことを感じたのですが、当時の(と言いましても、この二つの映画では少し時代は違いますが)軍幹部の、なんと考えの浅はかなことか!それから、人の命のあまりにも軽んぜられていることか!

 上からの命令が「絶対!」の当時の状況の中で、それでも出来る限り部下のことを考える二人の隊長(高倉健さんと北大路欣也さん)。このお二人の心の機微、そしてその運命に涙してしまいます

 公開当時、かなり話題になりました。あれからもう数十年、ようやく観ることができました。なにかしら、やり残していたことをようやくやり遂げたような気持ちです。

 追伸:雪の中で裸になって死んでいく隊員。あの方、シティーボーイズの大竹まことさんだと聞いたことがあります。確かラジオでご本人がおっしゃっていたような記憶があります。本当のところは定かではありませんが。・・・でも、エンドロールに大竹さんの名前は確かにありました。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・878 「 メリー・ポピンズ 」

136119_11 1964年のアメリカ映画です。

 映画史に残る本作、以前からうわさは聴いていたのですが、恥ずかしながら観たことがありませんでした。今回縁あって初めて見せていただきました。で、感想・・・。

 さすがに楽曲、そしてそれに合わせてのダンスのシーンは素晴らしかったです。実写とアニメの融合という実験的な映像も、その「新しいことをやってみよう」という姿勢とも相まって、非常に好感が持てました
 舞台はイギリス。私、イギリスに詳しいわけではありませんが、「いかにも」といった感じでうれしかったです。私、イギリスっぽい雰囲気が好きなので。同じディズニーの「ピーターパン」のようでした
 それに何を置いてもジュリー・アンドリュースさん。その歌もルックスも、本当に別格!今なら「オーラ」とでも言うのでしょうが、その存在感は唯一無二と感じました。サウンド・オブ・ミュージックよりもこちらの方が先なんですね。

 ただ、本作品を観てちょっと心に引っかかったことがひとつ・・・。お話の方、これでよかったのかなあ・・・。たぶん子どもの頃に観たのなら、「人生にはお金以上に大切なものがある。夢を持つことも大事。」などという感じで感動していたと思うのですが、もう人生の酸いも甘いもかみ分けてしまった私、ラストでお父さんがああいう形になってしまって、それを「ハッピー・エンド」とは感じられなかったのですよね

 こんな名作に「注文をつける」ようで大変申し訳ないのですが、お話として、誰が見ても万々歳!で終われるようなお話ならよかったのですけれど。でも、それ以外はやっぱり素晴らしかったです。世間での高評価、納得です!

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・877 「 早春物語 」

21hni79nxyl1 1985年の日本映画です。

 大人になる少し前、少女のちょっとだけ背伸びをした日々。その間の心のときめきそして揺らぎが、見事に表現されています。前時代的な感は否めませんが、それはそれでノスタルジックだとも取れますし、なかなかいい作品でした

 大人になる前の微妙な心の動きを、これまた大人になる前の原田知世ちゃんが好演しております。そして、彼女が憧れる、いわば「大人の象徴」が林隆三さん。何もかも知っていて、ちょっと危うげな「大人」をこれまた好演されておられました

 ラストあたり、二人で海岸を歩くシーン。大人になる前のキラキラが、鎌倉の海の波光のキラキラと重なって、切なくも美しい場面となっております。若い頃をもう遠く過ぎた私にとっても、ノスタルジックないい作品でした

 追伸:過日、林隆三さんの訃報を耳にしました。まだまだお若いと思っていたのですが、残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2014年10月 7日 (火)

映画の話・876 「 ツリー・オブ・ライフ 」

154946_11 2011年のアメリカ映画です。

 2011年にカンヌでパルムドールを獲ったこの作品、当時かなり話題になりましたよね。TVCMもよく流れてましたし。で、今回、かなり期待して観たのですが、う~~ん、正直よくわかりませんでした

 “人の一生”というものを心象風景も含めながら描く、壮大な物語だというのはよくわかるんですが、実際に感覚的に合わなかったといいますか、私の琴線に触れてはきませんでした。映像は綺麗だったのですけどね

 国民性の違いか、宗教観の違いか、そのあたりはよくわかりませんが、「私向き」ではなかったということなんでしょうね。もちろんこの作品をけなしているわけではありませんよ。これだけ支持される方がいらっしゃるのですから、すばらしい作品なのだと思いますが、私の観るべき作品ではなかったのかな?・・・ということで。

 評価の方も失礼ながら、私の感覚ということで・・・。カンヌはこういうタイプの作品、好きだな~

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

映画の話・875 「 バグダッド・カフェ 」

152604_11  2008年のドイツ映画です。

  世間ではものすごい高評価ですね。TSUTA○Aの名作100本にも選ばれていますし。でもね、私、実は合わなかったのです

 主題歌は本当に素晴らしいです。その曲の流れる雰囲気も素晴らしいですし。ただ、お話の方は、あのドイツから来たご婦人が次第に元気を取り戻して・・・というのもよくわかるのですが、感覚として「ふ~~ん・・・」というぐらいにしか感じられませんでした。たまに、こういうこと、ありますよね。世間で高評価、みなさんが「感動した!」と言っている作品に感動できなくて、なにかしらの疎外感めいたものを感じて寂しくなること・・・。

 何度も書きますが、あの主題歌の流れるその雰囲気は素晴らしく、そのシーンは何度も観てみたいと思いますが・・・。ただ自分にとってはそれだけでした。まあ、「普通」の作品でした。みなさんと感動を分かち合えなくて、とっても残念

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・874 「 忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 」

157419_11 2011年の日本映画です。

  まずね、本作品、映画として評価したらダメですわ。はっきり言ってこれは「映画」ではありません。それならば本作は何か?キヨシローの生きざまを描いたドキュメンタリーですわ

 ドキュメンタリーったって、いろんな人が演技してるじゃないか!ですって?。いえ、もちろんそうなのです。でもねそういうことも含めて、忌野清志郎さんがいかにいろんな方々に影響を与えたか、いかにいろんな人々に愛されたか、ということがよく描かれています

 曲の方はまさに名曲ぞろいなのですが、それでもちょっと編集に難ありなところもありましたね。でも、本当にいろいろな方が登場されて、楽しむことができました。

 私、特にキヨシローさんが好きだったとか、RCのファンだったということはありません。好きな曲は何曲かありましたが。で、亡くなられた時に、芸能界を中心にみなさんが嘆き悲しまれた様子を観てちょっと違和感を感じたのですが、この「映画」を観てその理由が少しわかったような気がします。今さらですが、この方、人間的に非常に魅力のある方だったのですね。その奇異なる容貌、特徴的な声・歌唱法ばかりにまずは目が行きがちですが、その根本にとても人間的な魅力のある方だったのですね。ここに登場されるみなさんが「キヨシローさんが大好き」だということが、画面から伝わってきます

 私も残り少ない自分の人生の中で、こういう「素晴らしい方」と出会いたいなあ

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

2014年10月 4日 (土)

映画の話・873 「 プルーフ・オブ・ライフ 」

136593_11 2000年のアメリカ映画です。

 あまり期待せずに見始めたのですが、見ているうちにかなり引き込まれました。アクションシーンもラストに少し出てきますが、この映画の見所は犯人との交渉シーン。交渉がどうなっていくのか、ワクワクドキドキさせられました
 
 ラッセル・クロウとメグ・ライアンの「恋」、これについてもどのような結末が待っているのかと思っておりましたが、まあ、この決着で「よし」ですかね。賛否両論はあるでしょうけれど、お話の展開からすれば、まあ、「こう」でしょう

 個人的には「新しいタイプのアクション映画」だなあと感じ、楽しく観せていただきました。日本でもこんな感じの映画、作られないでしょうかねえ。決してチンケにならず、骨太な感じの映画が。 

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

 

映画の話・872 「 アフロ田中 」

157867_11 2012年の日本映画です。

 全く持って期待せずに、言ってみれば時間つぶし的な感覚で観たものですから、それがよかったのかもしれませんが、なかなか楽しめました

 原作が漫画だということもあってか、まさにマンガチックなコミカルな松田翔太さんの演技、なかなかおもしろかったです。それに佐々木希さんの存在感、よかったですね~。普段は私、演技力とかも含めてこの方をそれほど評価してないのですが(上から目線ですみません・汗)、この作品においてはヒロイン役がぴったりだったように思います

 お話としては、個人的にはラストがちょっと残念!だと思いましたが、それでもなかなか楽しい「青春映画」でした。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・871 「 ジャンパー 」

147816_11 2008年のアメリカ映画です。

 う~~ん、よくわかりませんでしたね~

 映像はとっても美しく、お話の目の付けどころもなかなかおもしろかったと思うのですが、いかんせん調理の仕方がまずかったといいますか・・・

 もっと違う「調理人」の方が調理すれば「美味しい料理」になったような気もします。なにかしらとっても残念な映画でした。

 私の評価:☆☆(5つが満点です)

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