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2014年9月 9日 (火)

映画の話・860 「 海炭市叙景 」

154924_11 2010年の日本映画です。

 「海炭市」という架空の町に住む人びと(でも、モデルは函館市らしいです)の、その生き様を淡々と描いています。まさに「叙景」。景色を淡々と描いております。何かのテーマについて声高に主張したり議論したりすることは一切ありません。ただただ「叙景」であります。ちょっと変わった言い方をすれば、水墨画のような映画でした

 描かれる景色、そしてそこに住む人びとは、どこか人生に疲れた、うまく人生を渡っていくことができない人たちです。人生うまくいかないことばかり。でも、それでも投げ出してしまわずに、なんとか生きていこうとする、一人ひとりの「あがき」。そんな生々しい、ざらざらとした「生」が描かれています。でも「人生」って本当はそんなもんですよね。苦しみながら、のたうち回りながらも、目の前の「やらなければならないこと」を一つひとつ片付けていく。そして時折ほんのちょっとの幸せに巡り会う・・・。

 この作品は観る人を選ぶでしょうね。「いい」と思う人もいれば、「退屈」と思う人もいると思います。本作品を見て、淡々と描かれる人びと、そしてその人びとが住む町の様子を見て、「私もがんばらなきゃな」という気にはさせられました。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

 

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コメント

わりと暗く、淡々とした作品でしたね。
ぼんやりと眺めながら観た記憶があります。
熊切監督の作品の画の感じはわりと好きです^ ^
また観なおしてみようかな。

もぐさんへ

 お返事遅くなってすみません。本当に淡々とした映画でしたね。いかにも熊切監督らしい作品でした。
 私、この作品と「そこのみにて光輝く」で原作者の佐藤泰志さんに興味を持ち、本を読んでみました。これらの映画のような感じの作風でしたよ

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