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2014年8月29日 (金)

『楽園のカンヴァス』(原田マハ・著)読みました

Img_2856 先日読んでいたく感動した「キネマの神様」に引き続き、原田マハ作品を読んでみました。これも、かなり有名で評価の高い作品ですよね

 ある「絵」をめぐって、それが本物か偽物かを判定する、いわばアートミステリー・・・ということで、美術・絵画にそれほど興味も知識もない私(本文にもありましたが、ルソーと言えば私はフランス革命の頃の思想家ジャン・ジャック・ルソーを思い出してました)は、手に取るのに二の足を踏んでいたのですが、読んでみたらこれがかなりの傑作かなりおもしろかったですわ~。読んでいるうちにどんどん引き込まれていきました。美術にほとんど興味がなくても、十二分に楽しめると思います

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 アンリ・ルソーという画家の描いた「夢」という作品、そしてその絵とほとんど同じ「夢をみた」という作品。これらは「本物」なのか?それを解き明かしていく課程での、周囲の人びとの情熱に心打たれました。それから周囲の人だけではなく、ピカソやヤドヴィガやそのご主人(!)の、ルソーに対する、そしてその作品に対する情熱・・・。どんなことに対してでも、人間の熱い思い=情熱というものは、人の心を打つものなのですね~

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 絵画に対する謎解きもスカッとするものでしたし、ラスト、ティム・ブラウンと早川織絵のこれからを暗示した終わり方も爽やかでありました。織絵の娘の今後がもっと描かれていれば、よりよかったとは思いますけれど

 先に読んだ「キネマの神様」とはこれまた全く違う作風ではありながら、これはこれで名作・傑作でありました。まさに「原田マハ、恐るべし」でした

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

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