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2014年8月 7日 (木)

映画の話・840 「 見えないほどの遠くの空を 」

20110404004fl00004viewrsz150x1 2011年の日本映画です。

 不思議な作品でした。

 不思議と言いますのは、観はじめると、まず、その映像の「安っぽさ」が目につくのです。まるで学生の自主制作作品か卒業制作のような感じを受けます。それに、出演されている方もあまり高名な方がおらず、その演技もかなり怪しい(失礼!でも、主演の森岡龍くんはわりとうまかったです。上からな物言いですみません・汗)。また、主役のお一人、岡本奈月さん演ずる莉沙が早々に○○でしまうのも、私としてはあまり好きでない展開・・・
 ところがです!これはえらいものを観はじめてしまったかな~?これ、もしかしたらとんでもなくしょ~もない作品なんじゃないか?時間の無駄になるんじゃないか?・・・などと思いながらも観進めていると、なぜかしらだんだんと作品に引き込まれてくるんですね~。この後どうなるんだろうと、とっても気になる。途中から登場する洋子(?)も、観ている者にはその正体がわりとすぐにわかるのですが、それでもその後が気になって仕方がない。結局、途中からはかなり引き込まれた状態で、最後まで一気に観ました。

 この作品のクライマックス、作品中の映画のラストでの洋子(?)のセリフはなかなか考えさせられましたね。もうかなり年齢を重ねている私からみれば、いろいろと反論(笑)もあるのですが、それでも若い人には確かに「そういう気持ち」を持っていてほしいですね。この場面を撮りたいがために、監督はこの作品を撮ったのでしょう

 ストレートな主張にちょっと臆するところもありますが、それでも作品全体がキラキラしていて、好感が持てました。作品全体があまり洗練された印象でなかったのも、狙いなんでしょうかねえ。そういうところも「若さ」の特徴を表しているようで、作品にマッチしていました。この作品、ある程度年齢を重ねた監督から、若い人に「贈る言葉」なのかもしれませんね。私も爽やかな気持ちになりました。

 不思議な作品でした。不思議な魅力のある作品でした。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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