映画の話・840 「 見えないほどの遠くの空を 」
不思議な作品でした。
不思議と言いますのは、観はじめると、まず、その映像の「安っぽさ」が目につくのです。まるで学生の自主制作作品か卒業制作のような感じを受けます。それに、出演されている方もあまり高名な方がおらず、その演技もかなり怪しい(失礼!でも、主演の森岡龍くんはわりとうまかったです。上からな物言いですみません・汗)。また、主役のお一人、岡本奈月さん演ずる莉沙が早々に○○でしまうのも、私としてはあまり好きでない展開・・・
ところがです!これはえらいものを観はじめてしまったかな~?これ、もしかしたらとんでもなくしょ~もない作品なんじゃないか?時間の無駄になるんじゃないか?・・
この作品のクライマックス、作品中の映画のラストでの洋子(?)。
。作品全体があまり洗練された印象でなかったのも、狙いなんでしょうかねえ。そういうところも「若さ」の特徴を表しているようで、作品にマッチしていました。この作品、ある程度年齢を重ねた監督から、若い人に「贈る言葉」なのかもしれませんね。私も爽やかな気持ちになりました。
不思議な作品でした。不思議な魅力のある作品でした。
私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)
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