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2014年3月18日 (火)

TVアニメ版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」見届けました

61tflxikzl_ss500_1  いや~、以前から気になっていたこの作品。とうとう観ることができました。たしか3年ほど前にTVの深夜枠で放送されて、かなり話題になっておりましたよね。それになんといってもこのタイトル。非常に情緒的と言いますか、ものすごく気になるタイトルで、いつか観たいなあと、ずっと思っておりました。で、今回、仕事が一段落し、いろんな意味で余裕のあるこの機会に観てしまおうと、TS○TAYAに行きましていわゆる“大人借り”をしてきましたよ

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 で、感想・・・。それはもう、よかったですわ。ラストはもう、号泣でした。全部で11話あり、前半6話くらいまではそれなりにリアルな、シビアな若者のお話・・・といった感じで話は進んでいくのですが、終盤になっていくにつれてだんだん緊張感が高まっていき、そしてラストで一気に爆発・・・。いえ、爆発はしないのですが、感情が爆発します。最終回(11話)は登場人物たちの今までの思いが堰を切ったようにあふれだし、こちらの涙腺も崩壊しました。メンマの願い・・・あの手紙・・・そして「みいつけた」・・・

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・・・ネタバレにならない程度の、あらすじ・・・

 

 かつて(小学校中学年くらい?)仲良しだった男子3人女子3人計6人の子どもたちがいました。彼らは「超平和バスターズ(平和をバスターしちゃいけないと、オジサンは思いますけどね・笑)」というチームを作り、山の秘密基地を根城に毎日集まって遊んでおりました。ところがとある夏の日、仲間の一人である本間芽衣子(通称メンマ)が川に落ちて亡くなってしまうのです。その直前には「好きだ」「嫌いだ」のちょっとした行き違いもあったりして・・・

 そして月日は流れ少年少女たちも高校1年生になり、疎遠になっていたのですが、そんなある日、「超平和バスターズ」のかつての中心人物(でも現在は高校生ながら不登校を起こしている)だった宿海仁太(ジンタン)のところに亡くなったはずのメンマが現れて、それからかつての仲間が再びかかわりを取り戻していく・・・。・・・とまあこんなお話なのですけどね。でも、決して幽霊ものとか怪奇ものではありません

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・・・このお話を観て(個人的に)思ったこと・・・

 

 私、数年前にかなり傷ついた出来事がありました。この作品のように仲間が亡くなったり、家族や近しい人が亡くなったりということではないのですが、信用している人たちに裏切られたりして、かなり傷つきました。凹みました。いえ、世間ではよくあることだとは思うのですが。ただ、そのまま凹んでいてはいけないので、なんとかそこから回復する方法を、いろんなところから学ぼうと努力しました。どうすれば他人を赦せるか。自分を傷つけた人をどうすれば赦せて、どうすれば前を向いて歩いていけるか、その答えをかなり探しました。本を読んだり映画を観たり。そしてたとえば韓国映画「シークレット・サンシャイン」やTVドラマ「それでも、生きてゆく」には、かなりヒントをもらえたような気がしています。

 

 で、今回この作品を観て、前述の作品と同じように、自分の中のわだかまりを消化(昇華)していくヒント、それでも前を向いて生きていくヒントを、またひとついただけたような気がしました。もちろんそんなヒントが欲しくてこの作品を観たわけではないのですけどね。まさにタマタマです。私、観る前はこの作品の内容は全く知らなかったのですから。

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 このお話の登場人物たちも、それぞれに心の中に「傷」を抱えて成長していきます。幼いころに仲間だった「メンマ」を亡くして、そこから「どうすることもできない思い=後悔のようなもの」を抱えて生きていきます。その「こだわり=傷」をどのように癒していくか、というところが私にもいろいろとヒントを与えてくれたというわけです。この作品を観て、期せずしてここ数年間私が探していた「答え」がちょっと見つかったような気がしました

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・・・それでも前を向いて生きていくために・・・

 

 ついでに、ここ数年間私が探していたその「答え」について、ちょっと書きましょうか・・・。いえ、実際には「答え」ではないのです。「どうすれば赦せるか?」の答えではないのですよ・・・。

 私、いままで「前を向いて生きていく」ために、傷つけた人も何とか赦して、その出来事も消化して、それで「前を向いて生きていこう」と思っていたわけです。でも今回、ちょっと気がつきました。当たり前と言えば当たり前のことなのですが・・・別に赦せなければ赦さなくたっていいんですわ。その出来事を消化できなければ消化しなくてもいいんですわ。ただ、私たちは生きていますので、それでも前に進んでいかなければいけない。ですので、赦せない思いや消化できない事柄があっても、そのまま、それはそこにあるままで、それでも生きていけばいいんですわ。で、そうやって生きていっていれば、また新しい「いいこと」にも出会えるんですわ。そういうことにようやく気付き、ようやくそういう気持ちになれた感じがしました。ある意味「あたりまえ」「今さら何を・・・」とおっしゃる方もあるかもしれませんが、こう言えるようになるにも、かなりの月日が必要なのです

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 まあ、これを読まれた方は、「なんのこっちゃ」という感じかもしれませんが、この作品(そうそう、「あの花」を観た感想を書いてるんですよ、この文章)はそんな感じで、生きていればいろんなことがあるけれど、それでもまた頑張って生きていこうという気持ちにさせてくれました

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 名作と呼ばれるものにはやっぱり理由があり、世間でブームになるものにはそれなりに理由がある。この作品も、本当に素晴らしい作品でした

 

 えっ、評価?そうですね、一応評価しておきましょうか?もちろん☆☆☆☆☆、満点です

 

 追伸:この作品、埼玉県の秩父地域が舞台になってるんですね。ロケ地・舞台めぐりが趣味の私としてはぜひ行ってみたい・・・のですが、なにせ遠いですので、行くことは無理ですわ。あ~~残念。

 写真は舞台を紹介した「るるぶ」です。






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コメント

私も見ましたよ。
いいですよね~これ。
聖地巡礼のレポ待ってます!

なるへそさんへ

 これ、いいですよね~。でも、聖地巡礼にはさすがにいけないですよ

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