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2014年3月29日 (土)

映画の話・794 「 異人たちとの夏 」

18_12221781 1988年の日本映画です。

 「孝行をしたいときには親は無し」などということを昔からよく言ったもので、親を亡くしてから「もっと親孝行すればよかった」などと悔やむのは、ある意味世の常のようでございます。で本作、そのあたりの心理をよくついております。そういう意味で、ある意味普遍的。誰にでもある程度受け入れられる、感動を与える作品となっております

 中学生の時に事故で亡くなった両親。中年男性となった主人公は、ある時その両親に出会います。亡き両親とのやりとり、主人公の嬉しそうな姿は本当に泣かせます。そしてそのようなシーンを、「いかにも」といった感じで撮っていく大林監督の映像が、本当にお話にマッチしているんですよね。本当にノスタルジックで・・・

 主人公を演じた風間杜夫さんは言うに及ばず、両親を演じた鶴太郎さん・秋吉久美子さんがこれまたとってもいいんですよね~。古き良き時代、こういう両親があちこちにいたなあと、これまた普遍的なものを感じさせます。いい味出してます

 ただ、個人的にちょっと疑問に感じたのは、名取裕子さんの存在。厳しい言い方をすれば、あのエピソード、要ります?私がよく理解できなかっただけかもしれませんし、もしかしたら自分の理解力のなさをさらけ出しているのかもしれませんが、現段階ではあの方(役柄です。名取さんの演技を云々しているのではありませんよ)は登場しなくてもよかったんじゃないかと思ったりしています

 最後にちょっといらぬことも書きましたが、それでも全体としては、十分素晴らしい作品だったと思います。日本映画の名作にかぞえられているのもよくわかります。誰しも「親」に対して「心残り」を抱えているものです。そのあたりの心理を突いた、ある意味小憎らしい作品だと思います(笑)

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)




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