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2014年3月 3日 (月)

映画の話・775 「 四月物語 」

18_12521751 1998年の日本映画です。岩井俊二監督作品。

 「四月」物語か~。これ、「二月」でも「三月」でもなくて、「四月」なんですよね。ここがまず「うまいなあ」と思いました

 「四月」って、誰の心にも「特別なもの」を感じさせますよね。特に学生の頃は「新しい人生のはじまり」という感じで、ワクワクした気持ちと不安な気持ちが入り混じった、不思議な気持ちになります。そしてこの「四月独特の落ち着かない気持ち」は、どんな人でも感じたことがある・・・というところが、この映画の「うまい!」ところなのです。本作を観ればすべての人が、かつて経験した自分の中の「四月物語」を思い浮かべる、本作と重ねて考えてしまう。ある種の「普遍的」な感覚を思い起こさせる作品なのです

 本作、上映時間67分ということで、特に何も起こりません。ただ、「四月」の持つ妙な「高揚感」が非常にうまく表現されています。松たか子さんの存在感もピッタリですし(名前も「卯月」=四月ですか~)、岩井俊二さんの美しい映像もまさにマッチしております。岩井さんは映画監督と言いますか、映像作家ですよね。その「映像へのこだわり」が作品によっては「凶」と出ることもあるのですが、本作品ではまさに「吉」と出ているように思います

 本作品について賛否両論があるのは当然だと思います。お話としては特になにもおこりませんから。ただ、こういう雰囲気が好きな人は「賛」、そうでない人は「否」ということなのでしょう。
 私は「賛」です。学生時代を終えてもうかなりの年月が経っておりますが、この作品を観ると、あの頃の「四月」の、先述のような独特の高揚感が蘇ってきます。そう考えてみると、「ひとつの季節の持つ空気感を見事に切り取って表現した映画」として、なかなかの秀作であると思います

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)




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コメント

私こういう作品大好きなので、ハマりました。
なんかいいですよね、上手く言えないんですけど(;^ω^)

もぐさんへ

 私もこの作品、好きです。ストーリーがはっきりしていなくても、心の内面=ざわざわ・わくわくなんかを描いている作品、好きです

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