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2014年2月21日 (金)

映画の話・770 「 新しい靴を買わなくちゃ 」

20120508007fl00007viewrsz150x1 2012年の日本映画です。

 刺激的なことは何も起こりません・・・なにもおこりません・・・。ですので、かなり好き嫌いが分かれる作品だと思います。だって、本当に何も起こりませんから(笑)。琴線に触れない人にとっては、主人公二人の会話をさんざん聞かされて、・・・で、終わりですから。なんじゃこりゃ~?という気持ちになるのも理解できます

 でもね、私にとっては、結構よかったのですよね。この感じ、言葉で説明するのはかなり難しいのですが、強いて言うなら「雰囲気がとってもよかった」とでも言いますか、はたまた「観ていて気持ちがよかった」とでも言いましょうか、とにかく観終わって何かしら「あたたかいもの」が心の中に残ったんですよね~

 それはやはり、パリという街の持つ雰囲気と、中山美穂さんの雰囲気、そして向井理さんとの二人の間に流れる雰囲気が私の琴線に触れてきた・・・ということになるのでしょう。(桐谷美玲ちゃんと綾野剛さんのエピソードは、必要だったのでしょうか?

 お話は、非常に抑えてありまして、押しつけがましい説明や感動の押し売りみたいなことは一切ありません。それが作品の雰囲気とよくマッチしてました。それでも「靴」を中心に据えた、象徴的なセリフ・出来事はなかなか効いていました。
 お話としてはある種の「喪失と再生」の物語だと言えると思います。時間を経て、新しい人と出会って「新しい靴」を履こう、「新しい靴」を買おう(実際にはプレゼントされるわけですが)、つまりまた人生を一歩踏み出そうという気持ちになった中山美穂さんの気持ちの変化がよく描かれておりました

 最初にも書かせていただきましたように、好き嫌いの分かれる作品ではあると思いますが、私は好きです。「雰囲気だけの映画」と書きますとまるで悪口のようですが、「雰囲気がとっても気持ちのいい映画・雰囲気が琴線に触れる映画」ということで、私は気に入っています

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)




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コメント

わたしも思ったより良かったです。
北川悦吏子の作品だから観たのですが、こういうの彼女は得意で真骨頂ですね。
向井さんを上手に使ってますね~。

agapeさんへ

 北川悦吏子さんらしい作品ですよね。まさにおしゃれな雰囲気にあふれた作品です。私もパリに住みたくなりました・・・って、絶対住むことはありませんけどね

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