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2014年1月29日 (水)

映画の話・741 「 小さいおうち 」

20130706005fl00005viewrsz150x1_2 2014年の日本映画です。といいますか、先日の土曜日より全国公開中です。

 

 本作品を観終わっての感想・・・とってもよかった感動した・・・けれど、何がそんなによかったのかと考えて、ちょっと答えに詰まってしまいました。

 確かに戦争に向かっていくその時代を描き、人々の生活がだんだんと窮屈になっていくその姿を描いてはいますが、声高な反戦映画でもありませんし、「登場人物が戦争で亡くなって可哀そう・・・」というものでもありません。また、松たかこさん演ずる「時子」の恋の行くへに同情したわけでもありません。私は何に感動したのか?そもそもこの作品は何を描いているのか

 

 しばらくそう考えて、私なりに得た結論・・・。そうか、私は「ちいさな秘密」を持ってしまったタキの心の動揺に共感し、タキの決断に動揺し、タキの後悔に涙したんだ・・・。

 誰しも、「どうすればいいんだろう」と思い悩む場面に立たされることはあります。そしてその時に下した決断に対して「本当にそれでよかったんだろうか」といつまでもクヨクヨすることがありますよね。だいたいの場合、そういうときはどちらを選んでも後悔は残るものではありますが。
 タキの場合も、最後に下した決断に対して、そのあとの人生すべてをかけて思い悩み、後悔していたんでしょうね。「小さな秘密」はやがて「大きな後悔」を残すことになったというところでしょうか。その「タキの苦しみ」がよ~くわかって、私の琴線を揺さぶったのです

 女中「タキ」を演じた黒木華さん。今までにも「知る人ぞ知る」といった感じでその実力は認められておりましたが、本作でまた一皮むけたような気がします。いよいよ本格実力派人気女優の仲間入り・・・ですね。本作では決して松たかこさん(彼女もよかったのですよ!)に負けておりませんでした。

 昭和レトロ・昭和モダンのいい雰囲気(とはいっても戦争に向かう暗い時代ですが)のなか、最後まで飽きずに観ることができました。タキの悩み・苦しみは、形こそ変われど誰の心の中にもあるんですよね。最後の恭一(「時子」の子ども。米倉斉加年さん)の言葉は、そのようなすべての人を救ってくれたような気がしました。もちろん私も・・・です。

 山田洋次監督にしてはこじんまりしている印象も受けましたが、まさに小品佳作。私はとっても気に入りました

 

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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コメント

小さいおうちよかったんですね〜(^ω^)
松さん主演なので見ようか悩んでました。
黒木華さん、最近色んな作品に出ていますね!
雰囲気は蒼井優ちゃんみたい〜
レンタル出たら見たいと思います。
私も映画レビュー書かないとー(笑)

もぐさんへ

 黒木華さん、私も以前から「蒼井優ちゃんみたい」と思っていたのですが、そろそろ個性が出てきた感じです。今年、彼女、ブレイクすると思います

レビューを拝見して安心いたしました。
プロモーションでは松たか子さん演じる奥様がメインになってるような印象でしたので、原作とはかなり違うんじゃないかと思っていたので・・・。
原作ファンも納得って感じですかね~
観たいな~♪

生ハムメロンさんへ

 私は原作を読んでいないので、原作ファンの方がどう思われるかわからないのですが。でも、お話は上に書かせていただいた感じで、私はとっても感動しましたよ。またいずれ私も原作を読ませていただきます

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