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2013年12月10日 (火)

『横道世之介』(吉田修一・著)読みました

___77 今年の2月の初め、試写会にて映画の方を先に見ております(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2013/02/post-51fd.html)。で、その時に大感動し、これまたその時に一緒に行ったお友達に原作本をいただいていたものですから、「これは読まなければ」と思っていたのですが、なんやかんやで結局「今」になってしまいました。ほぼ一年経ってしまいました

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 原作もよかったですわ~。一言で言うと「ノスタルジックな青春もの」です。実は私、この物語の主人公とほぼ同世代、バブル期の前ぐらいに大学生活を送ったものですから、いろいろな意味で感情移入して、本当に何度も泣きそうになりました。ですので、他の世代、特にお若い方がこの作品を読んで、もしくは映画を観られてどんな感想を持つのかはわからないのですが、少なくとも私と同世代の、特に大学に通われていた方は、誰しも思うところがあるのではないかと思います。心にしみじみきますよ~

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 ただ、先ほど「青春もの」と書きましたが、吉田修一さんが書くと単なる「ノスタルジー」では終わらないのです。そこにきっちり「毒」を含ませていらっしゃる・・・。ネタバレになるといけませんので詳しくは書きませんが、単なる「青春賛歌」「昔を懐かしむだけの作品」ではないというところが、この作品の憎いところです

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 先ほども書きましたように、私、先に映画を観ております。ですから、どうしてもそれらの方(映画に出ておられた方々)をイメージして読んでしまったのですが、それでもまったく違和感はありませんでした。世之介は高良健吾君でしたし、祥子ちゃんは吉高由里子さんでした。素晴らしい原作を映画化して台無しになるということも世間ではよくありますが、この作品は映画化にも成功していたということでしょうね。

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 地方から上京した男子大学生の1年間の成長を描き、周囲の人も含めてその後の人生をも描く。私自身は京都で大学生活を送ったのですが、似たようなことがよくありました。きっと誰にでもあるのでしょう。本当に切なく、読んだ後もしみじみと心に残る作品でした。この作品、私の人生の中でも大切な作品になりました

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

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コメント

いい小説ですよね~
読後に暖かい気持ちがじわじわと湧くような・・・
気に入っていただけて良かったです。

高良君、ぴったりだったよね。
私は原作が先だったけど
がっかりしなかったもん😊

生ハムメロンさんへ

 いただいた本、ようやく読みました。ありがとうございました。でも、映画を観てから1年近くなりますが、やっぱりよいですわ~。私の人生の中の名作になりました

エチュさんへ

 いい作品ですよね。原作、映画ともに名作です

原作もいいんですね〜
映画は大好きな監督さんだったので、絶対ハマるだろうと思って観に行って見事にハマったなぁー(笑)
ichiさんみたいに上手く言えないんですけど、とても穏やかな気持ちになった記憶があります(p^ェ^q)
DVDも買ってしまったくらい(笑)
原作も読んでみたくなりました!

もぐさんへ

 もぐさんもそんなにはまったんですね~。私、若い人がどんな感想を持つのか興味あったんですけど、若い人にも良さは伝わるんですね~

 原作も、とってもいいですよ。よろしければぜひ

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