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2013年12月 1日 (日)

『 永遠の0 』(百田尚樹・著)読みました

Img_2437 超話題作ですよね。もうすぐ映画も公開になりますし。私、映画公開前に読んでおきたかったので、間に合ってよかったです

 さて、お話の方、日本が誇る「零式戦闘機」の乗組員、宮部さんのお話です。宮部さんは人一倍、いえ、人の何倍も命を大切にする人で、「生きて奥さん、子どものところに帰りたい」が口癖の人でした。あの時代にそれを口にすることがどれほど難しく、どれほど勇気のいることだったかは想像に難くないのですが、宮部さんは「臆病者」と言われようとも常にそう口にしておりました

 で、その宮部さんは特攻で命を落とすわけですが、あれだけご自分の命を大切にしておられた方が、なぜ特攻に志願したのか・・・?そこにドラマがあるわけです

 ・

 まあ、一言で言えば「戦争はよくない」「戦争の悲惨さを後世にも語り継ごう」といったお話なのですが、今までのよくある作品と違うのは、それらの主張が非常にリアルで、押しつけがましくなくこちらの心に入ってくるところでしょうか。本作品を読んだら、読んだものの心におのずと先述のような心が湧き上がってきます。「戦争」がいかに狂気に満ちていて、いかにバカバカしいものであったか。いえ、こう書くと戦争で犠牲になられた方々に申し訳ないのですが、戦争で命を落とされた方々を貶めるつもりはみじんもございません。先の戦争で亡くなられたすべての方々に、畏敬の念を抱いております。ただ、国の上層部がいかに命を軽んじていたか。冷静に考えればそんな作戦を行ってはいけないということは誰にでもわかることなのに、そんな「とんでもない作戦(例・特攻や桜花)」がいくつもいくつも行われていたなんて、本当に悲しく情けないです

 

 もう本当に、言い尽くされた感はありますが、それでも気持ちを新たにして言いたいです。戦争は絶対にダメだと言い尽くされた感がありすぎて、最近はあまり言われなくなった気すらしますが、それでもやはりいつの時代でも、このことは訴えていかなければいけない。後世に語り継いでいかなければいけない。そう感じました

 国際情勢が緊迫化している昨今、なかなか難しい状況ではありますが、なんとか平和的解決の道を探って(でも、断固たる態度を取るときは取らなければいけませんが)、戦争の悲惨さは若い世代に語り継いでいかなければなりません。そのためのいわば「教材」としても、本作は優れているのではないかと思いました。あとは、映画の出来がどうか・・・ですねえ

 

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コメント

これ読んだ後、映画の主題歌 サザンの曲聴いてみて〜
泣けます。
家族みんなが元気なこと、何気無いことが
幸せに思えますね。

私も読みました。
零戦の戦闘シーンを映像で見たいと思ったので映画が楽しみです。
映画の試写会に早速申し込みました。
当たるといいなぁ。
ただ、映画館で号泣しそうでこわい…

エチュさんへ

 サザンの曲、ぜひ聴いてみたいと思います。本当に、何気ない毎日を送れることが幸せなのだと、心底思わされますね~

なるへそさんへ

 私も映画、観に行くつもりです。試写会も応募しているのですが、今のところ音沙汰なしです。本がよかっただけに、映画化が少々不安でもあるのですが

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