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2013年11月11日 (月)

『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』(市橋達也・著)読みました

Img_2324 市橋達也という人を知っていますか?2007年に千葉県で英国人女性の殺害事件が起こりました。その犯人とされる人物です。彼は被害者である英国人女性に英語を習っていたのですが、いつしかよろしくない気持ちを抱くようになり、性的暴行を加えたうえ殺害、そして自分は逃げ回っていたのです。お若い方はご存じないかもしれませんが、ある程度の年齢に達しておられる方なら、この事件および「市橋達也」の顔(手配写真)は覚えておられますよね。かなり印象的な事件、そして印象に残る写真でしたから。

 

 「市橋」は犯行直後、警察に捕まりそうになります。けれどそれをかいくぐり、その後行方をくらまします。どこに行ったのか全くわからない・・・。中にはもう「自殺でもしたんじゃないか?」という話まで出てきたり・・・。けれど事件から(サブタイトルにもありますように)約2年7か月経った2009年の11月、大阪南港のフェリーターミナルで逮捕されることになったのです。その事件のことが世間で少し忘れられかけていた時でありましたので、このニュースは衝撃的でした。そしてちょっと違う話になりますが、この時の逮捕劇はまるで「八日目の蝉」の希和子が捕まったシーンを思い出させるなあ、なんて思いながらニュースを観ておりました。

 

 で、本書には、事件を起こしてから捕まるまで、その2年7か月をどこでどういうふうに、どういうことを考えながら過ごしたかということが、「市橋」本人の手で書かれています。いや~、驚きましたわ~。まだ裁判も終わってないのに、こういう本が出版されるんですね~

 

 で、この本の出版についての賛否や、内容についての賛否はちょっと横においておいて、読ませていただいた私が感じたことを少し・・・。やっぱり悪いことはしてはいけないなあと強く思いました。いえ、当たり前ですが(汗)。

 世の中に事件を起こす人は多くいますが、たとえば殺人事件をとってみても、犯人のタイプは大きく二つに分けられるように思うのです。まったく残虐な、人間らしい心のまったくない人と、いわゆる普通の人間が何かの拍子で(いわゆる魔が差した的な感じで)「やってしまった」という人。そして、その多くの人は実は後者だったりするのではないかと思うのです。

 実際この本を読んで、「市橋」も後者に入るんじゃないかなあと思いました。事件を起こしてから、「市橋」は罪の意識にさいなまれ続けます。自分を責めるために、そして贖罪の意味もあって、苦しい仕事をやり、楽をすることを拒否します。客観的に考えると「それなら自首しろよ」と思わないでもないのですが、それでも事件を起こしてからはず~~っと、被害者とその家族に対して「すみません」と思い続け、自分を苛め抜きます(でも、公判前ですので、ちょっとそのあたりを有利にしたい気持ちもあってこういう内容になっているのかもしれませんが・汗)。

 でもね、その内容(逃亡中の気持ち)を信じるなら、それならなんであんなことをしたんや!事件を起こしてしまったことで、人生が台無しになってしまったやないか!と、ある意味「可哀そう」になってしまいました。もちろん、被害者の方がその何倍、何十倍、何百倍も可愛そうですが。

 

 文体はとってもシンプル。非常に淡々と描かれています。文章は上手とは言えないかもしれませんが、それでも変に飾りがないだけ読みやすいです。

 この本を読んで、とにかく、一時の快楽や欲望のために「事件」を起こすのは絶対にやめようと、改めて固く心に誓いました。いえ、事件を起こした人も同じように思っていたのかもしれませんが、それでも私、「魔がさす」ことすら絶対に無いようにしようと誓いましたよ。人生を台無しにしたくありませんので

 

 

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