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2013年11月

2013年11月29日 (金)

映画の話・697 「 津軽百年食堂 」

20110214007fl00007viewrsz150x1 2011年の日本映画です。

 お話としてはどうということもないのですが、何かしら懐かしい・・・といいますか、癒される雰囲気を持った作品です。現代を生きる「大森食堂」4代目の生きざまと、創業者の生きざまが交錯しながら物語は進んでいくのですが、その二つの物語がつながったとき、「妙な」感動をおぼえます。自分の命は、お父さんのそのまたお父さんの、そのまたお父さんの・・・から続いているんだなあ、なんて。

 ラストの桜祭りの映像もとってもきれいで、観終わってなんだか「ほっこり」したものが心に残ります。「大感動」「衝撃的」ということはありませんが、なんだか暖かい気持ちになれる、そんな映画です

 

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2013年11月28日 (木)

秋の京都に行ってきました(雲林院、紫式部・小野篁の墓編)

Img_2421 大徳寺・今宮神社を出た後、少し南に下がりまして北大路通りへ。通りを渡ってすぐのところに雲林院があります(最初の写真)。雲林院ってご存知ですか?そう。古文に詳しい方なら聞いたことがおありだと思いますが、あの『大鏡』の舞台になっているところです。「先つころ、雲林院の菩提講に詣でてはべりしかば・・・」で始まる『大鏡』は、鎌倉時代の書かれた日本最初の歴史物語です。雲林院の菩提講に来合わせた老人(夏山繁樹・大宅世継)が、自分の見聞きしてきたことを語るという体裁を取っております。実は大学時代(ちなみに私は文学部国文学専攻でした)からここに雲林院があることは知っており、来たこともあったのですが、今回改めて寄ってみたくなったのです

 

Img_2423 来てみてびっくりするのは、まずその小ささです。ここで講が開かれ人々が集まってきたそうですが、狭いですよ~。建物は庵と呼んでいいぐらい。敷地自体もそこらの家より小さいくらいです。まあ、当時の建物とは違っているのかもしれませんが、それにしてもここで菩提講が開かれ人々が集まって話をしていたというのは、ちょっとびっくりです

 ・

Img_2428 その後、すぐそばの中華そばやさんで昼食をとり、そのあと堀川通りまで移動しました。紫式部と小野篁のお墓を訪れるためです。紫式部はみなさんご存知ですよね。日本を代表する女流文学者であり、世界最古の長編小説である『源氏物語』の作者であります。小野篁は平安初期の歌人であり書家でもあります。有名な小野道風の祖父でもあります。でも、それ以上に数奇な伝説をたくさん残されている方です

Img_2432 紫式部と小野篁がなぜほぼ同じ場所に葬られているかは、いろいろ調べましたが結局はわかりませんでしたImg_2433。お墓のある場所は堀川北大路の交差点から南に少し下がった、西側の歩道から少し入ったところです。(左が紫式部、右が小野篁のものです。)

 

 まあ、そんなこんなで京都をぶらぶらしてまいりました。この界隈を歩くと、本当にもう気分は大学生なんですけどね。でも現在は長男と次男が大学生になっております。私もその分だけ歳をとっております。私もそれなりに思い出深い大学生活を送りました。息子たちにもいろいろと中身の濃い学生生活を送ってほしいと思

Img_2435います。うまくいかないことも多いだろうと思いますが、それが後々「人生の肥やし」になるのは間違いないですから。 

 こんな感じで、「秋の京都に行ってきましたシリーズ」おしまいにさせていただきます。長々と書きましたが、読んでいただきましてありがとうございました

映画の話・696 「 ルパン三世 カリオストロの城 」

33_4409421 1979年の日本映画です。

 

 ルパンシリーズ最高傑作としての呼び声も高い本作、数年ぶりに何度目かの鑑賞をしました。う~~ん、やっぱりおもしろい。完成度が高い

 よく言われますように、この作品は「ルパン三世シリーズ」というよりは「ジブリシリーズ」に位置付ける方がいいようにも思います。私が子供の頃に観ていたTVシリーズはもっとハードボイルドで、もっとエロティックでしたから(笑)。ですので元々の・・・と言いますか、コアな「ルパン三世」ファンのみなさまからすれば「物足りない」というご意見もおありなのも理解できます
 
 ただ私は今回改めて鑑賞してみて、本作はいろんな意味でバランスがうまく取れていて、老若男女、またある程度どんな趣味の人でも楽しめるように作られているなあと感心しました。これがいわゆる「名作」「傑作」との評判をほしいままにしている所以ではないかと思ったりしています。お話の方は「勧善懲悪」もので最後にはすっきりしますし、アクションも楽しめます。絵柄もいわゆる「ジブリ調」でとっても親しみが持てます。ルパンと銭形警部との妙な友情も興味深いですし、クラリスとの「淡い恋」もロマンチックです。お色気のほうは・・・まあ、「不二子」の出番があまりありませんので、ちょっと残念ですが



 よく知られたラストの銭形警部の名ゼリフが心を打ちます。あのセリフはこの作品をまさに象徴しているようなセリフでしたね。「奪われた」のはクラリスの心だけではなく、観ている私たちすべての「心」なのかもしれませんが。

 とにかく、ルパン映画史上・・・というよりは日本アニメ映画史上に残る傑作です。もうほとんどの方がご覧になられているとは思いますが、もしまだの方がいらっしゃいましたらぜひともご覧ください。この映画、そしてあのラストのセリフは、やっぱり知っておかなきゃ。

 追伸:銭形警部の声を演じられていた納谷悟郎さんも今年の初めに亡くなられましたね。非常に残念です。特に本作での銭形警部は本当にかっこよかったです。ラストのセリフはもちろん、個人的にはニセ札工場を見つけて、それを全世界にTV中継するシーンでの演技が大好きでした。先に逝かれた先代ルパンの山田康雄さんと、あの世でも「追っかけっこ」をしてくださいね。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

 

 

 

 

2013年11月27日 (水)

秋の京都に行ってきました(大徳寺・今宮神社編)

Img_2415 大学を出た後、大徳寺・今宮神社に向かうことにしました。大学のある烏丸北大路からは少しだけ距離があるのですが歩けないほどでもありませんので、ぼちぼちと歩いていきましたよ。ちなみに大徳寺は堀川北大路を少し西に行ったところ、今宮神社はその北側にあります。なぜそこによろうと思ったのかは後ほど書きますが、これも大学時代のセンチメンタルな思い出が影響しております

 ・

 北大路通りを西へ。少し行くと「京屋」という・紙屋・文房具屋さんを発見。そういえば卒論を書くとき、ここで表紙に貼る紙を買ったんだったなあと思い出しました。あの時もおとといの記事のMちゃんにこの店を教えてもらって、一緒に買いに来たんじゃなかったなかったっけ(・・・違うかもしれません。なにせもう30年近く前の記憶ですので)。

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 なんとなく切ない気持ちになりながらしばらく歩くと、大徳寺のあたりに到着。もうすぐ映画「利休にたずねよ」も公開される千利休さんゆかりのお寺です。「大徳寺」と一言で言って

Img_2399_2もその敷地内には様々な小さな庵(お寺のようなものでしょうか)があります。その小さな庵(寺?)が集まって「大徳寺」を形成しているようです。言ってみれば「合衆国」みたいなものでしょうか?。その「庵」によっては有料で拝観できるようになっているところもあったのですが、貧乏な私、有料のところには一切入らず、小路を歩きながら紅葉を愛で、雰囲気を楽しみました。お金を払わずとも、禅寺らしい枯れた風情は十分堪

Img_2419能できましたよ。


 左の「三門」は一休禅師が一階部分を寄進し、千利休さんが二階部分を寄進されたようです。「千利休」と言えば「海老蔵」さんよりも「山本太郎」さんを思い出すのは私だけでしょうか?「センノリ・キュー」ですけど。

 そのあと、その奥にある今宮神社へ。ちょうど七五三の時期だったようで、小さな

Img_2408子どもを連れた若夫婦が多くいらっしゃってました。その様子がとてもほほえましかったので、ちょっと写させていただきました。声は掛けていませんので、ちょっと

Img_2404申し訳ない気もしますが

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 奥の本殿にお参りした後、入ってきた鳥居の方ではなく横手から外へ。その門前には名物「あぶり餅」のお店が二軒、向かい合っております。「二軒」と書きましたが、その横にもう一つ小さな店もありますので、正確には三軒なんでしょうか。実は大学の4回生のころからお付き合いしていた彼女が、この「あぶり餅」屋さんでアルバイトをしておりました。たしか神社に向かって左側(写真では右側)のお店だったと思います。今回「大徳寺・今宮神社に寄ってみよう」と思い立ったのは、そういう思い出もあったからなのです。私は大学を卒業してからも、彼女がアルバイトをしていたこのお店に何度か言ったことがありま

Img_2398す。お店のお母さん方に冷やかされながら、あぶり餅を食べたなあ

 ちなみにこの彼女、私が大学を卒業してからも結構長く付き合ったのですが、私は大阪・彼女は滋賀という生活になり、そのうち私は香川に渡ることになり、結局遠距離恋愛ということになりました。そのうちに彼女はまさにこのお店にアルバイトに来ていた男子学生のことが好きになり、私たちは結局「お別れ」ということになりました。この時の経験から、私は事あるごとに若い人たちに「遠距離恋愛は、よっぽどでない限り長続きしない。」という教訓をたれております。人生、いろいろなところに教訓があります

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 まあ、そんなこんなでちょっと切ない気持ちになりながら、大徳寺・今宮神社を後にしました。お土産に大徳寺の名物「大徳寺納豆」を買って帰ろうかとも思いましたが、私は貧乏なのでやめました。雰囲気に負けてはいけません。

 

 この後、この近所にあるもう一つの場所に足を延ばします。長くなってまいりましたので、そのことはまた次の記事で

2013年11月26日 (火)

秋の京都に行ってきました(大学訪問編)

Img_2372 で、京都御苑を出た後どこに行こうかと考えたのですが、ここからなら、久しぶりに私が出た大学に行ってみようかと思い立ち、行ってみました。もう何十年ぶりでしょうか。たぶん20年ぶり以上であることは間違いないと思います。こう思い立ったのには、前回の記事で書きました大学時代の思い出が、やはり大きく関係していると思います

 

 地下鉄に乗りまして北大路駅へ。私が学生だった頃は、ここが地下鉄の終点

Img_2360_2ったのです。でも、卒業の頃、ちょうど北山通りあたりを延伸工事、してましたけどね。今は国際会議場まで伸びております。国際会議場と言えば私が下宿していたあたりです。地下鉄、長くなったんだなあと改めて感じました

 

 地上に上がりますと、基本的には私が大学生だったころとあまり変わっていませんでした。私がアルバイトをしていた喫茶店(とれびあん)もまだ営業しているImg_2365ようでした。お昼の定食も当時とあまり変わっていないようでした。それからLOUDNESSのImg_2361二井原さんがアルバイトをしていた喫茶店(アップルハウス)もまだありました。

 

 そこから大学に向かいますと、正門のあたりは当時の面影

Img_2369_2のまま。体育会だった私が学園祭の時にゲストの芸能人(桂こつぶさん)を警護して歩いた通路もそのままでした。門衛さんに(OBですねん)声をかけ中に入らせてもらいました。中は落ち葉が散って、それはそれでとても趣がありました。秋の

Img_2379うら寂しい感じと当時の思い出がマッチして、少々ノスタルジックな気持ちに浸らせていただきました

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 学内にはこんな看板も(写真右)。この劇団、まだあるんや。私の友人が入っていて、私もチケットを買わされ、なんどか観に行ったことがあります。

Img_2380 大学の4回生の時は、そのほとんどの時間を本館(博綜館)にありました国文学の研究室で過ごしました。自慢ではありませんが大学4回生の時には既に卒

Img_2384業に必要な単位は取ってありましたので、昼ごろに起きて研究室に行き、そして夕方からはグラウンドに出てクラブ活動をする、というのが私のだいたいの日課だったのです。研究室のお姉さんも可愛くてね、ここで飲むコーヒーは本当においしかったです。インスタントでしたけど

 

 その後、烏丸通を挟んで向かいにあったグラウンドに足を運びました。「グラウンドに」と書きましたが、実は今は申し訳程度の空き地があるだけで、体育館などが

Img_2366建っております。グラウンドは滋賀県の方に移転したようです。私は陸上競技部だったのですが、今の部員が毎日滋賀まで練習に行っているのかどうかは知りません。私ならそこまで行くのが面倒なので、日々の練習は鴨川河川敷あたりでやりますけどね。フェンスが、当時の面影をしのばせております

 

 そのあと、再び烏丸通を横断し、裏門の方へ。当時はここから入ったすぐのところに部室棟がありまして、そこでよく時間をつぶしました。それから、私には同い年

Img_2389のいとこがいるのですが、小学校5年生の時に一度会ったきりでその後「美人になった」「めっちゃ賢いらしい」などのうわさは聞きますがあったことがありませんでした。で、大学2回生の時にそのいとこと会うことになり、待ち合わせをしたのもこの裏門のところでした。・・・うわさどおりでした

 

 そんなこんなで、久しぶりに大学を訪れ、非常に懐かしい気持ちになりました。もうあれから30年近く経つんですけどね。でも、あの頃のことは昨日のことのように思い出されます。決して楽しいことばかりでもなかったんですけどね。でも、あのころ悩んだり考えたりしたことが今の私を作っているのは間違いないです。いろんなことがありましたが、すべて大切な思い出です。

2013年11月25日 (月)

秋の京都に行ってきました(京都御苑編)

Img_2349 昨日も書かせていただきましたが、昨日は早朝から「撮影」のために京都に行ってました。で、昼過ぎでそれも終わったので、京都をぶらぶらしてきました。ちょうど紅葉真っ盛りの時期。清水寺にでも行こうかとも考えましたが、午前中用事があった場所が京都御苑のそばでしたので、まずは京都御苑に行ってみました。「京都御苑」とは「京都御所」を含む公園全体を指すようです。公園にはもちろん木々がたくさんありますので、それらの紅葉を楽しもうと思ったわけです

 

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 公園内に入ると、ほどよいぐらいの人出。みなさん、秋の一日を楽しんでおられるようでした。左の写真は建礼門。いえ、特にどうということはないのですが、あの建礼門院の建礼門だなあと思いながら眺めておりました。

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 そのあと、公園内を散策しておりましたら、見事に色づいた木を発見。よく見るとその木の前で幼子を連れた若夫婦が記念写真を撮っておられました。ほほえましいなあと思いましたので、そのご家族も入れて写真を撮りましたよ(右の写真)

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 そのあと、御所の周りをぐるりと歩きました。秋の特別公開は10月末から11月初めまでだったようです。そういえば大学4年生の時、同じゼミの仲良くしていた女の子と一緒に二人で見に来たなあということを思い出しました。といいますか、実は京都御所に来るたびにそのことを思い出します。今から思えばちょっとだけ好きだったんですけどね。でも、当時はそれ以前に仲の良い友達でした。でも卒業間際はその子も含めて何人かのグループでいつも一緒にいたなあと、そんなことも思い出しました

 

 その子に関することでいつも思い出すのは、まさに卒業式の日のことだったと思

Img_2348_3います。卒業式、そしてその夜の謝恩会が終わった後、二次会に向かう時だったか二次会のあとだったかは忘れましたが、みんなで鴨川沿いを歩いていた時のこと。酒の勢いもあってだと思うのですが、友人の一人がMちゃん(その子です)に「手をつないで歩いていいか?」と声を掛けたんです。で、そのMちゃんの答えが「いいよ。」、で結局二人は少しの間、手をつないで歩いておりました。私としてはちょっとびっくり。「ええ~~っっ」って感じでした。なぜなら、そんなことできるんだったら私も手をつないで歩きたかったですから。その時は「私も言えばよかった」って、後悔しましたよ、ええ。その時以来、「思うことは口に出して言ってみる。してほしいことはとりあえず言ってみるべき。」という教訓が私の中にできました

 

 話が横にそれました。すみません。でもね、昨日は天気が良かったということも

Img_2353あって、公園内も平和な雰囲気が漂っておりました。木々がたくさんある公園っていいですよね。ニューヨークのセントラルパーク、東京の御所(実はあまり知りませんが)、札幌の大通公園や北海道大学・・・。そこでのゆったりとした時間は人間を「人間らしく」させてくれます。心に余裕を持たせてくれます。木漏れ日や木々の間を吹き抜ける風、ゆったりと流れる時間、大切にしたいです

2013年11月19日 (火)

「深イイ話」で、珍しく名言!

P1010098  昨夜(2013.11.18)の日本テレビ系「1分間の深イイ話」、ジブリの特集でなかなか興味深かったですね。いろいろと「プロのこだわり」に接することができて、刺激を受けました。で、その番組中“名言”に出会うことができましたよ。

 ・

 “どんな仕事でも「いい仕事」をしていれば次につながるから”

  これ、2012年の6月にお亡くなりになった地井武男さんのお言葉です。

 

 TVドラマで刑事役をされたり、旅番組「ちい散歩」が好評だったり、「20、80、よろこんで」のCMが有名だったり 。私たちの世代では、TVドラマ「北の国から」での熱演(特に「2002・遺言」での鼻水を垂らしながら泣くシーン)は忘れられません 。今週末に公開されるスタジオジブリの新作映画「かぐや姫の物語」では、かぐや姫のおじいさん(翁)の声を務めております。先日も書かせていただきましたが、試写会で観せていただき、私も感動しました 。クライマックスの、姫が月に帰るシーン・翁、媼と別れるシーンは、かなりグッときました

 映画の中で「姫」との別れを経験した地井武男さんですが、実生活でも娘さんとの別れが・・・。いえ、悲しいお話ではないのです。地井さんの娘さんは将来舞台芸術の世界で生きていきたいと考え、高校卒業後(だったと思います。違うかもしれません)日本を離れ、本場であるニューヨークへ旅立ったのです。その、ニューヨークに旅立つ時に地井さんが娘さんに贈った言葉が、冒頭の言葉であります

 ・

 実際に仕事をし始めるとよくわかると思うのですが、なかなか自分のやりたい仕事って、やらせてもらえませんよね。特に若いうちは、むしろやりたくない仕事ばかりまわってくるようにすら思えてくる(笑)。だいたい、はじめのうちは仕事の全体像があまりよく見えていませんから、そんなふうに感じてしまうんですね。でもね、「やりたい仕事をやらせてもらえない」からといって、そこで辞めちゃ、ダメですよ。そう言って辞める人、今は結構多いように感じますが・・・

 ・

 まず、自分のやりたい仕事でなくても一生懸命取り組む。すると他の人(上司や同輩・後輩)が自分を認めてくれるようになる。信頼されるようになる。するとそのうち、やりたい仕事がまわってくるようになる・・・。

 ・

 実際はこんなふうに簡単には行きませんが、それでも「与えられた場所で、与えられた仕事を」コツコツ誠意を持って取り組むことにより、「与えられた仕事」だけでなく「やりたい仕事」をやらせてもらえるようになるのです。何もできない半人前のうちから「自分のやりたい仕事とは違うので、そんな仕事はやりません!」なんて言ってちゃだめですよ!

 それに、一見「やりたくない仕事」「やりたい仕事とは関係ない仕事」に見えても、そこで一生懸命やっていたら、その経験が後から(何年後かに)生きてくる・・・ということも多々あります。人生においては「経験がものをいう」と信じております。「たくさん経験した者の勝ち!」だと信じております。まあ、勝ち負けではありませんが(汗)。

 ・

 どんなことでも、はじめはなかなかうまくいきませんよね 。いえ、いろんなことがうまくいく人はいいのです。でも、はじめはうまくいかないのが普通です。「自分だけ、なんでこんなに・・・」なんて悩まなくていいですからね。いろいろ経験して、若いうちはやりたくない仕事も一生懸命やって、そして、幅の広い人間になることをめざすべきです。そしてある程度年齢を重ねた時、自分を、家族を、そして周りにいる人を守ってあげられる人間になれればいいですね。自分の人生がどんな人生だったかは、人生の終わりに考えればいいことです。人生の終わりに「いい人生だった」と思うことができれば、途中がどうであったってかまいません。最後に納得して人生を締めくくれるように、苦労もあるかもしれませんが、努力して我慢して、生きていきましょう

 

2013年11月17日 (日)

久々に心が震えました

Img_2333 今日は、全国大会N県予選・決勝のARを務めてきました

 

 

 私、全国大会やそこそこ大きな試合でもう何度もARを務めてきましたので、もう慣れたもの・・・という感じなのですが、今日の試合は久々に緊張しました。ARに求められる仕事・責任がますます重くなっているということもありますし、おまけにこのN県の決勝は全国的にも注目される一戦。前評判はどうあれ必ず僅差になりますので、私たちもミスが許されないのです・・・。いえ、もちろんどんな試合でもミスは許されませんが。それに今年は我が国の中でも1・2を争うトップの方が笛を吹きに来てくださいましたので、どのようなことを要求されるかも不安でしたし、だいたい私に一緒に試合をコントロール出来るかどうかも不安でした。そして、ローカルですがTVの生中継もある・・・。基本的に私は好奇心旺盛で「なんでもやってやろう」というタイプなのですが、上記のような感じで、ここ数日この試合のことを考えるとしんどくなっていたのでした。で、今朝はもう本当に気が重いくらいでした

 

 そして会場に到着し、試合の2時間ぐらい前からいろいろとスケジュールをこなしていくときにはその緊張もピークだったのですが、試合が始まるころには落ち着きを取り戻し、役目を果たさせていただきました

 試合の方は戦前の「T高圧倒的有利」という下馬評を覆し、G高が先制。その後も怒涛の攻撃を繰り返し、T高も分厚いディフェンスでそれを跳ね返し、まさに死闘、まさに一進一退の好ゲームとなりました

 そして後半に入っても両社譲らず、同点のまま時間だけが過ぎていきました。このまま引き分けかとの考えも頭をよぎったのですが、その後T高がペナルティー・キックで3点リードし、そのまま試合終了となりました

 でもね、本当にナイスゲームでした。試合が無事終わり、私もそれなりに仕事をさせていただきましたので、まずはホッとしているのですが、今日の試合、担当させていただいて、本当にいい経験をさせていただきました。グラウンドで任務を果たしながら、心が震えました。こういう役目をさせていただいているとイヤな思いをすることも多くあるのですが、今日は本当にこの試合を担当させていただいて、幸せに感じました。試合時間30分×2が、とても早く感じました。私にとっても充実した一日となりました

 優勝したT高には、全国大会で十分に暴れてほしいと思います。うまくすれば優勝も狙えるチームだと思いますので。そして敗れたG高も、悔しいでしょうが胸を張ってほしいと思います。彼らは本当に立派でした

 私も今日を終えて、ほっと一息です。次は全国大会、どの試合に当たるかはわかりませんが、また頑張ってきます。それまでまた十分に体力づくり、そしてルールの勉強に励みたいと思います

 

 写真は今日の試合があったグラウンドです。向こうに見えるのは畝傍山です

2013年11月16日 (土)

映画の話・695 「 かぐや姫の物語 」

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 *本作品、公開前でありますが、私昨日試写会で観てきました。で、大感動いたしました。その感動を伝えるべくレビューを書かせていただいたのですが、なにせ、大きく「ネタばれ」と成ってしまいました。まだ内容をお知りになりたくない方は、また後ほどお越しください。それでは・・・。

 2013年の日本映画です。

 


 このように有名すぎる作品を改めて映画化する場合、「新しい視点」を意識するあまり原作から大きくかけ離れて「とんでもないこと」になる場合がちらほら。本作に関してもそのことをまず心配していたのですが、杞憂に終わりました。私、職業柄(なんの職業かは秘密ですが・笑)原作を細部までよく知っており、原作自体に惚れ込んでいるのですが、本作はほぼ原作通りで、そのことにまず安心しました

 ただ、ほぼ原作通りのお話に高畑監督の「解釈」を加えて、新しい物語として再構築してあるんですよね。いえ、何度も書きますが、、ほぼ原作どおりなのです。解釈を加えてある部分はごく一部なのです。けれど、その「ごく一部の『解釈』」によって、ほぼ原作通りの物語に新鮮味が加えられているのです。このあたり、ジブリの底力といいますか、高畑監督の力量を感じました



 で、その「解釈」なのですが、何についてかといいますと「なぜかぐや姫は地球に来たのか」「月で何の罪を犯したのか」についてです(原作で天人が「罪を犯したから地球に贖罪のためによこした」と言う場面があります。罪を犯したことまでは明白です。けれど原作では「どういう罪か」までは言及していません)。


    ☆☆ここからネタばれです。注意してください☆☆


 高畑監督の「解釈」・・・あくまで映画を見て、わたしがそう感じただけですので、違っているかもしれません。みなさん、突っ込まないでくださいね(汗)。突っ込まれても、応対しませんので


 かぐや姫の「罪」・・・静寂(もしくは「死」)の世界である「月」に住みながら、先に地球に行っていた人の影響で「生」に興味を持ち、「生きたい」と考えてしまったこと。
                  ↓

 その「贖罪」のために、いわば「懲役刑」のような感じで、天人はかぐや姫を地球に送る。そして「生きることはこんなに辛くしんどいことなのだ」と感じさせようとする。

                  ↓

 かぐや姫は地球で、確かに「生きることは辛いこと」だと感じる。「生きることは難しい」と感じる。「幸せな時間はとても短く、そのほとんどは辛く苦しい」と感じるようになる。しかしそれでもほんの少しの「幸せ」のために、長い時間「辛い思い」をしてもいいと考えるようになる。辛い思いもしたけれど、地球に来られたことはやっぱりよかった。地球での日々はしあわせだったと感じるようになる。

                  ↓

 迎えの天人の持ってきた羽衣を着たことにより、地球上でのことをすべて忘れる。けれど、心の奥底の部分で(今でいう、DNAレベルで・笑)地球でのこと・「生きるということ」をおぼえている・・・

 
    ☆☆ネタばれはここまでです。スミマセンでした☆☆


 このテーマは結局、今を生きる私たちにも通じるものですよね。特に、生きるのが難しくなってきた現代において、「なんのために生きているのか。毎日辛いことばかりなのに・・・。」という疑問は、誰しもが一度は抱くものではないかと思います。その疑問に対して、高畑監督は監督なりの考えを「かぐや姫の物語」を通して私たちに示してくれているのではないでしょうか。

 「生きる」ということ。それは簡単なことではありません。けれど、長い人生の中では短時間ではあるかもしれませんが、確かに「生きていた」という充実した時間を持つために、その他の長い時間「耐える・辛抱する」時間があってもいいのではないかと思います。このように考えていけば、どんな人生であれ「生きていること」自体に意味があるようにも思えてきました。


 あと、いままで話の内容についてばかり書きましたので、それ以外のことについて少しだけ書かせてください。絵の方ですが、これまたとても美しかったです。水彩画のような、日本昔話チックな絵、本作にとても合ってました。高畑監督らしく、時折「ハイジ」の面影が感じられたりして、それがまたほほえましかったです


 長々と、拙い感想を書いてしまいました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。普段、出来るだけ長い文章は書かないように心がけているのですが、感動のあまり長くなってしまいました(苦笑)。とにかく、大人向けの作品であることは間違いないと思いますし、この作品も賛否両論を巻き起こすと思いますが、私としてはあの「竹取物語」をここまで仕上げたなあと、賛どころか感謝の念まで抱いてしまいました。

 私の評価:敬愛する「竹取物語」をよくここまで完成させてくださったなあという感謝をこめて、もちろん☆5つであります。☆☆☆☆☆(5つが満点です)

 

 

2013年11月15日 (金)

「かぐや姫の物語」の試写会に参加してきました

___70 先日、読売新聞で見つけた試写会の案内に応募しましたら当たりまして、スタジオジブリの新作「かぐや姫の物語」の試写会に参加してきました。仕事終わりでそのまま、大阪はビジネスパーク内松下IMPホールまで行ってきました

 

 

 また詳しい感想は、近々「映画の話」で書かせていただきますが、さすがにジブリ。なかなかよかったですよ。物語はほぼ原作「竹取物語」そのまま。私は仕事柄()物語を細部までよく知っているのですが、それでもかなりグッときたのは、ほぼ原作のまま進む物語のところどころに高畑監督の物語に対する解釈が違和感なく挟み込まれているからだと思います。ほぼ原作のままなのに、今までにない感動を与えてくれる・・・、なにかしら「魔法」にでもかかったような気すらしました。

 

 ただ、これも「風立ちぬ」同様、子ども向けではないような気がしました。子どもさんにはここで描かれた高畑監督の解釈・この映画のテーマはわかりにくいだろうと思いますので

 

 

 この映画、高畑監督自身がずっと抱えてきた「竹取物語」に対する疑問に対して一つの答えを示したものだろうと思いますし、昔から「竹取物語」を敬愛してきた私自身にも新たな解釈を与えてくれています。

 

 たぶんこの作品も賛否両論だろうとは思いますが、私はかなり感動しました。ちなみに観終わって会場を出ると、空には月が輝いておりました。しみじみと月をながめてしまいました

 写真は、本日の会場そばの、大阪城ホールです。

2013年11月14日 (木)

映画の話・694 「 さびしんぼう 」

18_12807281 1985年の日本映画です。

 思春期の切ない思いを描いた映画・・・といえば簡単に聞こえますが、この作品はそれでも結構複雑なんですよね。内容も結構深い。何がこの作品をそれほどまでに深さ・複雑さをもたらしているかというと、文字通り「さびしんぼう」の存在なのです。さびしんぼう=ピエロのような顔・姿をした富田靖子さん演ずる「さびしんぼう」が、いったい何者なのか、なんのために現れたのか・・・。これを考えるとき、本作品の解釈が複雑になってくるわけです

 その「解釈」は観られた方一人ひとり、それぞれ違っていいと思うのですが、私はさしづめ「誰の心の中にでもある、思春期の恋の切ない思い」、そしてそれにうまく折り合いをつけて大人として生きていく「現実」、などなどが描かれていると理解しました。こう書いても、なかなかうまくは表現できていないなあと、自分でもちょっと消化不良ですが

 作中に時折挟まれるその「ユーモア」は、今とはちょっと感覚がちがうなあと苦笑したりしますが、作品の舞台となっている尾道の美しさは、平成25年の今でも変わらないなあと、改めて感動しました(私、先日行ってきました。福本渡船も現在も変わらず運航していて、学生や地元の方の「足」となっておりました)。「尾道」の美しい風景あっての本作品だとも感じました

 ちょっと一筋縄ではいかない「青春映画」ですので、他の大林監督の作品、たとえば「転校生」や「時をかける少女」「ふたり」などと比べても本作はちょっと異質な感じもしますが、それでも時にはこういう作品もアリかな、と思ったりもします。「ちょっと変わった作品が観たい」という気分の時には、お勧めです

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・693 「 Always 三丁目の夕日’64 」

20110428006fl00006viewrsz150x1 2011年の日本映画です。

 ほんわかほのぼの、いい映画でした。良くも悪くも(と言っても、悪くはないんですけどね)観る者の期待を裏切らない、そんな映画でした。

 前作・前々作同様、三丁目の人々の身の上に(というか、今回は主に六ちゃんの身の上に)事件は起こるわけですが、やがてはほんわかほのぼのとした結末が待っています

 古き良き昭和、日本がまさに一番元気だったころを背景に、あたたかな人と人とのつながりが描かれています。観終わった後、観ている側の心にも「温かいもの」が去来します。まさにこの町の夕日のように、「明日もまた頑張ろう。明日もきっといい日になるぞ!」そう思わせてくれるような作品でした。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

2013年11月13日 (水)

TBS金曜ドラマ「クロコーチ」観ております

51ibswv6yl_sl500_aa300_1 ここ最近、いろいろなドラマにはまっておりまして、各クールに気に入ったドラマがあるのですが、現在は2作品、欠かさず観ているドラマがあります。まずはフジTV系「リーガルハイ」。私、前回のシリーズは観ていなかったのですが、堺雅人さんのお芝居が見たいという気持ちと、ガッキーも可愛くて大好き、そして基本的に一話完結のお話も見やすくて面白いということから、現在楽しませていただいてます

 

 そしてもう一本が、タイトルにもさせていただきましたTBS系金曜ドラマ「クロコーチ」です。昭和43年12月10日に起こりました昭和の大事件「三億円事件」。この未解決事件を題材に、新たな発想で真実に迫る(?)というお話で、それだけでも「昭和」な私にとっては興味をそそられるのですが、このドラマの最大の魅力は何と言ってもTOKIO長瀬智也さんの演技です

 「芝居がかった」と言えばそうなのですが、長瀬さん演ずる警官「黒河内」、すごく味があって見たくなるのです。そして物まねしたくなるのです。「せいか~~い」なんてね。顔の片側だけで笑ったりして

 ・

 長瀬さんと言えば、ジャニーズ事務所のアイドルさんでもありますし、元々はヒーロー役だと思うのですが、今回はむしろ悪役。それを本当にうまく演じておられます。本当に爽やかさゼロ(笑)。でも役者としての幅は広げられたと思います。これからお話自体がどのように転がっていくのかはわかりませんが、「クロコーチ」ますます目が離せません

2013年11月12日 (火)

「世界の果てまでイッテQ マナスル登頂スペシャル」(2013.11.10放送)観ました

P8040202 先日、11月10日日曜日の夜、日本テレビ系で放送されておりました「世界の果てまでイッテQ イモトアヤコのヒマラヤ・マナスル登頂スペシャル」観ました。私、いつもいつもこの番組を観てるわけではないのですが、イモトさんが山に登る回は、なぜかしらよく見ております。前回もどこやらの(マッターホルンでしたっけ?)山に登っておられましたよね

 

 で、毎回そうなのですが、今回も、とても過酷なトレーニングの末に、実際の登頂も過酷そのもの。よくこんなこと、するなあと思いながら観ておりました。なにせ今回なんて8000メートル以上の山に登っておられるわけですからねえ。8000って、富士山登頂時、軽い高山病になった私からは考えられません

 

 でもね、毎回ほんとすごいですわ~。この方(イモトアヤコさん)、お笑い芸人というよりは、本物の登山家じゃないですか。いえ、もうそうお呼びしても問題ないほどの実績でしょ。

 

 これからも素晴らしい冒険を見せていただいて、私たちにも感動を与えていただきたいと思いますが、決して無理はされないように。私の敬愛する植村直己さんのように、山で「帰らぬ人」になってしまってはいけませんよ。

 写真は、数年前富士山に登頂した時に、山頂から観たご来光です

 

2013年11月11日 (月)

『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』(市橋達也・著)読みました

Img_2324 市橋達也という人を知っていますか?2007年に千葉県で英国人女性の殺害事件が起こりました。その犯人とされる人物です。彼は被害者である英国人女性に英語を習っていたのですが、いつしかよろしくない気持ちを抱くようになり、性的暴行を加えたうえ殺害、そして自分は逃げ回っていたのです。お若い方はご存じないかもしれませんが、ある程度の年齢に達しておられる方なら、この事件および「市橋達也」の顔(手配写真)は覚えておられますよね。かなり印象的な事件、そして印象に残る写真でしたから。

 

 「市橋」は犯行直後、警察に捕まりそうになります。けれどそれをかいくぐり、その後行方をくらまします。どこに行ったのか全くわからない・・・。中にはもう「自殺でもしたんじゃないか?」という話まで出てきたり・・・。けれど事件から(サブタイトルにもありますように)約2年7か月経った2009年の11月、大阪南港のフェリーターミナルで逮捕されることになったのです。その事件のことが世間で少し忘れられかけていた時でありましたので、このニュースは衝撃的でした。そしてちょっと違う話になりますが、この時の逮捕劇はまるで「八日目の蝉」の希和子が捕まったシーンを思い出させるなあ、なんて思いながらニュースを観ておりました。

 

 で、本書には、事件を起こしてから捕まるまで、その2年7か月をどこでどういうふうに、どういうことを考えながら過ごしたかということが、「市橋」本人の手で書かれています。いや~、驚きましたわ~。まだ裁判も終わってないのに、こういう本が出版されるんですね~

 

 で、この本の出版についての賛否や、内容についての賛否はちょっと横においておいて、読ませていただいた私が感じたことを少し・・・。やっぱり悪いことはしてはいけないなあと強く思いました。いえ、当たり前ですが(汗)。

 世の中に事件を起こす人は多くいますが、たとえば殺人事件をとってみても、犯人のタイプは大きく二つに分けられるように思うのです。まったく残虐な、人間らしい心のまったくない人と、いわゆる普通の人間が何かの拍子で(いわゆる魔が差した的な感じで)「やってしまった」という人。そして、その多くの人は実は後者だったりするのではないかと思うのです。

 実際この本を読んで、「市橋」も後者に入るんじゃないかなあと思いました。事件を起こしてから、「市橋」は罪の意識にさいなまれ続けます。自分を責めるために、そして贖罪の意味もあって、苦しい仕事をやり、楽をすることを拒否します。客観的に考えると「それなら自首しろよ」と思わないでもないのですが、それでも事件を起こしてからはず~~っと、被害者とその家族に対して「すみません」と思い続け、自分を苛め抜きます(でも、公判前ですので、ちょっとそのあたりを有利にしたい気持ちもあってこういう内容になっているのかもしれませんが・汗)。

 でもね、その内容(逃亡中の気持ち)を信じるなら、それならなんであんなことをしたんや!事件を起こしてしまったことで、人生が台無しになってしまったやないか!と、ある意味「可哀そう」になってしまいました。もちろん、被害者の方がその何倍、何十倍、何百倍も可愛そうですが。

 

 文体はとってもシンプル。非常に淡々と描かれています。文章は上手とは言えないかもしれませんが、それでも変に飾りがないだけ読みやすいです。

 この本を読んで、とにかく、一時の快楽や欲望のために「事件」を起こすのは絶対にやめようと、改めて固く心に誓いました。いえ、事件を起こした人も同じように思っていたのかもしれませんが、それでも私、「魔がさす」ことすら絶対に無いようにしようと誓いましたよ。人生を台無しにしたくありませんので

 

 

2013年11月10日 (日)

おめでとう!坂出一高ラグビー部

09jre6b1bae58b9d0081 ただいま全国各地で、年末~お正月に大阪は花園ラグビー場で行われます全国高校ラグビー大会に出場するための予選が行われております。私が関わっておりますN県でも本日、準決勝2試合が行われました。で、本日はそのN県のお話ではなくて、四国はK県・・・といいますかはっきり書きまして香川県のお話

 

 私、若い時に香川県で5年ほど過ごしまして、そこでラグビーに出会いました。始めたころはルールも何にもわからず、プレーの技術もほとんどなかったのに、香川のみなさんは本当に優しく思いやりを持って教えてくださいました。私がこの年齢になっても、また時々とんでもなくイヤな思いをしても、いまだにラグビーに関わっているのは、香川で出会った方々のおかげと言っても過言ではありません。ラグビーに関してだけでなく、人生における恩人と言ってもいいくらいです。なぜなら、ラグビーを始めたことによって人生がまたよい方に変わった・豊かな人生を送れるようになったわけですから

 で、そのころ出会った、つまり一緒のチームでプレーしていた仲間の中に、坂出一高ラグビー部の出身の人が何人かいました。そしてそのうちの一人は実際に高校の職員で、部の指導者でもありました。

 

 ただ、このチーム、その頃は弱かったんですよね。当時、県内には坂出工業・三豊工業の二チームがいわゆる2強として君臨していたのですが、坂出一高は残念ながら大きく水をあけられておりました。その後、高松北高にラグビー部が出来てからは3強となりましたが、状況は同じでした。いえ、当時の坂出一高の選手の名誉のために書いておきますが、みなさん一生懸命頑張っておられたのですよ。けれど、なかなか芽が出なかったのです

 で、その後私は香川県を出て現在勤務しているN県に異動し、N県および関西協会のラグビー関係者として現在に至るのですが、その間もずっと香川のラグビーについては気にしておりました。全国大会に出てきたチームは個人的に応援しておりました。ただその後もずっと上記の三校が入れ替わり出場しておりましたが。

 

 ところが今年、ちょっと驚くニュースを耳にしました。あの坂出一高ラグビー部が強くなっているとのこと。確かに数年前に花園で、かつて一緒にラグビーをしていたT高の先生から、「教え子が坂出一高で監督になります。学校も強化に力を入れてくれてますので、いい選手がいたら関西からでも紹介してやってください。」とご挨拶いただき、実際に監督になられる先生もご紹介いただいたのですが、こんなに数年で強くなられるとは

 

 

 ですので、実は花園予選も気にしておりました。で、本日行われた香川県大会決勝、15-7で高松北高を下し、花園初出場を決めましたおめでとうございます。ここまでのチームに関わるすべての方のご苦労、お察しします。本当によかったですねえ

 

 全国大会は楽しいところですよ。いろいろなものを見て、楽しんできてくださいね。そして香川県のその他の学校のラグビー部も来年はまた覇権を奪回してください。私は特にどのチームを応援しているというわけではありません。どのチームも応援しております。こうやってまた香川の高校ラグビーが活性化し、さらにレベルが上がっていくことを願ってやみません。がんばれ、香川のラグビー。

 

 業務連絡:宮西くん、よかったなあ。検索で引っ掛かって、この記事を見たら、よかったら連絡ください。・・・宮西くん、今でもチームに関わってるのかなあ

2013年11月 7日 (木)

『泥の河』(宮本輝・著)の舞台に行ってみました

Img_2320 戦争の傷跡を残す大阪を舞台に、少年の目を通して生きることの切なさを描いた名作「泥の河」。その舞台をちょっとぶらぶらしてきました

 

 

 大阪市営地下鉄中央線の阿波座駅から10分ほど歩くと、湊橋のたもとに「小説『泥の河』舞台の地」の石碑がひっそりと立っております(3枚目の写真)。ちなみに湊橋は小説中で「きっち

Img_2306_2ゃん」とその家族が住む舟が、その下に停泊していたところであります(右写真のような感じです)。それから最初に「お化け鯉」を見た場所でもあります。

Img_2304_2 

 そこからそのまま北に向かってまず湊橋を渡り、上船津橋を渡って、そのから海の方に曲がって次は船津橋を渡りました。船津橋は、物語の冒頭で、男が自分の荷車に轢かれて絶命する場所です。少年に「生きImg_2309ることの悲しさ・残酷さ」を伝えている場所ですよね。今の船津橋はこんな感じです(4枚目にあたる、右写真です)。

 

Img_2310

 そのまま、続いてかけられている端建蔵橋(はたてぐらはし)を渡りました。ちなみに主人公・信雄の家であるうどん屋はこの橋のたもとにあります。たぶん左の写真を撮ったあたりのところにあったと推測されます。

 

 ちなみに本作品、こういう文章で始まります。「堂島川と土佐堀川がひとつになり、安治川と名前を変えて大阪湾の一角に注ぎ込んでいく。その川と川がまじわるところに三つの橋がかかっていた。昭和橋と端建蔵橋、それに船津橋である。(中

Img_2322略)安治川と呼ばれていても、船舶会社の倉庫や夥しい数の貨物船が両岸にひしめき合って、それはもう海の領域であった。」

 ここで書かれている場所が、だいたい左の写真あたりです。向こう(左)に見える橋が「船津橋」、手前(右)の橋が「端建蔵橋」です。船津橋の下を流れるのが堂島川、端建蔵橋の下を流れるのが土佐堀川です。そしてその二つがまじわって安

Img_2314_2治川になります。ちょうど写真の中の左の方です。

 あと、文中の船舶会社の倉庫は実は今でもありました。たぶんこれのことだと思います(写真右)。端建蔵橋から見た風景です。

 

Img_2323

 最後に、石碑のある場所から南に横断歩道を渡ったところに、こんな地図がありました。位置関係がよくわかりますよね。

 川の周囲の建物は、この物語が書かれた当時とは大きく変わってしまっています(住友倉庫は除く)ので、ぶらぶらと周囲を歩いても物語の風情は感じられませんでした。けれど、川は昔のまま存在し、その上をゆく舟も、よく見れば当時の様子を偲ばせております。そのままのところと違ってしまったところ・・・。不思議な感覚を感じながら、「泥の河」の舞台を後にしました・・・。

2013年11月 6日 (水)

映画の話・692 「 ベイビー大丈夫かっ BEAT CHILD1987 」

___65 2013年の日本映画です。・・・映画かなあ(笑)。現在絶賛公開中です。

 

 1987年、私はちょうど大学を出て社会人になったばかりの頃でした。当時から音楽大好きでしたから、この野外コンサートのことも知っておりました・・・知識としては。でもね、今回映像で初めて見て、こんなすごいコンサートだったのかと、びっくり「知っておりました」なんて、言えなかったなあと少し反省してしまいました。



 本当に、いろいろな意味ですごい出演者のみなさんも当時はそれほどメジャーではなかった人もいたのでしょうが、いまさらながらに観ると凄いなんと言ってもブルーハ―ツがオープニングアクトですからねえ。それからやはり、あの天候の中で開催したのが凄い人間、少々逆境の方が燃えてくるというのはあるでしょうが、これは度が過ぎてます。あの場にいたみなさんは出演者もスタッフの方もお客さんも、みんな一つの歴史的な出来事の当事者、もしくは「戦友」のような感じですよね。あの映像を観ていたら、本当に最悪の状況だったんだなあと思いながらも、ある意味あの場にいた方々をちょっとうらやましくさえ思いました。



 出演者のみなさんはまさに「魂」のこもった演奏で「感動」を与えてくれますが、特に凄かったのは尾崎豊さん。ギター一本で、たった一人で歌う「シェリー」の存在感に、鳥肌が立ってしまいました。「カリスマ」とはどういう人のことか、わかったような気がしました。それから、大健闘を見せてくれたのは白井貴子さん。全体を通して彼女が一番の「被害者」だったように思います。けれどその分、印象に残るパフォーマンスを見せてくれました。まさに一生懸命こんな状況の中、お客さんを気遣い、様々なアクシデントが起こる中、精一杯のステージ。あの黄色いキュートな(そしてsexyな)衣装で豪雨の中、歌い踊る姿が今でも目に焼き付いております

 いろいろな意味で、こういうコンサートは、今はもうおこなわれないんでしょうねえ。あの天候なら中止になるでしょうし、あの状況の中でも聴きたい・観たいというお客さんが今はどの程度いるかわかりませんし、アーティストの方の「魂」も今はどうだか・・・


 作品中、何度も(そりゃもうしつこいぐらいに・笑)問いかけられる「大丈夫かっ?」という言葉。はじめはこのコンサートのお客さんに向けられたものだったのでしょうけれど、そのうちに「自分」に向けられているものだというふうに思えてきました。あの頃、私も確かに「熱い心」を持って毎日暮らしていました。いろいろなところでぶつかりながら、時には傷つき、それでも毎日一生懸命で、少しずつ成長してきたつもりです。
 あれから26年、今でも変わらず一生懸命生きているつもりですが、本当に大丈夫でしょうか。いつの間にか「自分らしさ」や「大切なもの」を失ったりはしていないでしょうか?
 ベイビー、大丈夫かっ?このコンサートを改めて観たことをきっかけにして、これからも時折、自分に問いかけていきたいと思います。

 評価の方、映画としてどうのということはともかくとして、このコンサートの圧倒的な存在感に☆5つでしょう。やっぱり。

 

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

2013年11月 5日 (火)

映画の話・番外編 「ベイビー大丈夫かっ Beat child1987」観てきました

映画「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」予告編A - BEATCHILD (ビートチャイルド)
YouTube: 映画「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」予告編A - BEATCHILD (ビートチャイルド)

 昨日は久々のオフ。以前から観たかった「ベイビー大丈夫かっ Beat chile1987」を観に、職場近くの映画館まで自転車で出かけました

 映画館で上映されているのですが、映画のような、そうでないような・・・。1987年に熊本・阿蘇山のふもとで行われたロックフェスを記録した、ドキュメンタリーフィルムです。1987年といえば私は大学を卒業して社会人になったばかり。今でも音楽は好きですが、今以上に音楽にのめり込んでいたころで、ここに登場するアーティストも好きなアーティストばかり。そういうわけで、ぜひ観てみたかったのです。

 それと、観たかった理由がもう一つ。このロックフェス、オールナイトで行われたのですが、実は豪雨と雷の中で行われた、伝説のロックフェスなのです(冒頭動画・予告編参照)。でも、今までは話に聞いたことしかなかったので、それをこの目で見てみたいと思ったのです

 

 いや~、すごかったですわ。詳しい感想はまた「映画の話」で書かせていただこうと思うのですが、上映時間約2時間20分があっという間でした。実際にあのフェスのあの場に居たかった・・・とは言えないのですが(だって、本当に雨風が凄いのです)、それでもあの歴史的な場所で「あれ」を経験したかったなあという気も、少しだけあります。私は元来ちょっとMですし

 

 最後にこの映画に出てくるアーティストのセットリストを記しておきます。これだけみても、いかに凄いコンサートだったかがわかります

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・THE BLUE HEARTS「未来は僕等の手の中」「人にやさしく」「リンダリンダ」

・RED WARRIORS「Casino Drive」「バラとワイン」「SHOCK ME」「WILD
CHERRY」

・岡村靖幸「Dog Days」「Young Oh! Oh!

・白井貴子& CRAZY BOYS「Non Age」「CHANCE!」「Japanese Girls
& Boys」「今夜はIt's Allright」

・HOUND DOG「BAD BOY BLUES」「ラストヒーロー」「ff」

・BOOWY「ホンキー・トンキー・クレイジー」「NO. NEW YORK」「ONLY YOU」

・THE STREET SLIDERS「Special Women」「Boys Jump The
Midnigh」「TOKYO JUNK

・尾崎豊「シェリー」「Driving All Night」「Bow!」「十七歳の地図」

・渡辺美里「19才の秘かな欲望」「My Revolution

・佐野元春with THE HEARTLAND「STRANGE DAYS」「99 BLUES」「SOMEDAY」

 

追記:最後の佐野元春さんのステージの時、佐野さんの横でギターを弾いている方に見覚えが。もしかしてこれ、辻仁成さんじゃないの?と思ってエンドロールを見てびっくりやっぱりそうでした。今や小説家でミポリンの旦那さんとして有名な辻さん、この頃はエコーズからの流れで、しっかりミュージシャンだったんだなあと妙に感心してしまいました

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