フォト
無料ブログはココログ

« 映画の話・666 「 名探偵コナン 天国へのカウントダウン 」 | トップページ | 映画の話・668 「 洋菓子店コアンドル 」 »

2013年8月12日 (月)

映画の話・667 「 パッチギ! 」

20041217004fl00004viewrsz150x1 2004年の日本映画です。

 ・・・難しい映画ですね。いえ、映画の内容が難しいのではなく、その扱いが難しいのです。そのことについてはまた最後に(ちょっとだけ)触れます。



 いろいろと物議を醸している作品のようですが、正直に書きますと、私は好きです。いい映画だと思います。井筒監督お得意の暴力的なシーンは相変わらず満載ですが(私はこういうシーンは、あまり好きではありません)、それでも在日韓国・朝鮮の方々の問題、その方々と日本人との問題、そこに横たわる恋愛の問題・・・。現代においても解決できていない問題を、リアルによく描いていると思います
 チェドキのお通夜で語られる話は辛かったですね。少々日本を加害者的に描き過ぎている感は否めませんが、それでも、両国の間に横たわる問題の一端を描いているとは思いました。責めている側も、「松山」が悪いとは思っていないんですよね。ただ、その「鬱屈した思い」をぶつける場所が無いというか・・・。そしてそのことは「松山」自身もよくわかっている・・・。それがその帰りの、鴨川の橋の上での「ギターを壊す」という行動に現れたのでしょう。韓国の方々も、日本の若者も、まさにその時流れてきた曲「悲しくてやりきれない」といった気持ちです(話はそれますが、「ここ」での状況も「悲しくてやりきれない」です・・・

 現在においても解決できていない問題、けれどその解決の糸口をこの映画では最後に見せてくれているような気がします。沢尻さん演ずる「キョンジャ」と塩谷さん演じる「松山」の、二人の心が次第に近寄っていく様子に、「難しい問題」に対するかすかな希望を感じました

 追記:・・・どういうことを扱っているのであれ、いいものはいい・悪いものは悪いといいたいですね。ちなみに私、この作品は一つの青春映画としてとてもいい作品だと思います。井筒監督の代表作一つだと思います。
 

 

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

 

« 映画の話・666 「 名探偵コナン 天国へのカウントダウン 」 | トップページ | 映画の話・668 「 洋菓子店コアンドル 」 »

映画」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しています。
15年くらい前、大阪朝鮮高級学校を訪問したとき、いろんな話を聞かせてもらいました。
あまり意識せずに生きてきた者として、目から鱗の話をたくさん聞かせてもらいました。
もちろん、自分らにとって都合の悪い話はカットでしたが…(笑)
この映画に関しては、それでも、こういう現実を教えてくれるものってたとえフィクションであっても、考えさせてくれる機会としてはありがたいものだと思っています。
にしても、この映画のキャスティングはすごいですね。
出演者のその後は映画に負けず劣らず面白いです(笑)

なるへそさんへ

 大阪朝鮮高級学校には、私も何度か行かせていただきました。でも、スポーツの関係で、ですが。
 このお話、確かにフィクションだと思いますが、身近な問題を教えてくれるものとして、貴重だと思います。
 キャスティングは、確かにすごいですね。素直な感じの「エリカ様」も凄いですが、二股さんも凄いです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 映画の話・666 「 名探偵コナン 天国へのカウントダウン 」 | トップページ | 映画の話・668 「 洋菓子店コアンドル 」 »