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2013年7月

2013年7月30日 (火)

映画の話・664 「 砂の女 」

18_12830141 1964年の日本映画です。

 日本文学界の鬼才・安部公房さんの、これも日本文学史上に残る名作「砂の女」を映画化した作品です。文学作品の映画化作品は、そのほとんどが失敗作だといえると思いますが、脚本を安部さん自身が手掛けているということもあってか、本作品はその数少ない成功例だといえると思います。もちろん監督さんの力量も相当だとは思いますが。原作の持つ「よさ」を壊すことなく、それでいて原作とはまた違った「味」を表現することができている。そういう意味では「不思議」な作品ですよね

 映画化された本作品を観ますと、原作を読んだときには感じなかった「サスペンス感」がとても感じられます。「この先、どうなるんだろ~。怖いよ~(汗)」ってな感じです。この「サスペンス感(私が勝手に名づけました。違和感のある方、すみません・汗)」は、たぶん武満徹氏の音楽の“せい”ではないかと思います。もちろん、象徴的なカットとあいまってのことではありますが。

 原作・脚本・映像・音楽。このどれもがバランスよく、もともとの素晴らしい原作を、映画化することでより一層の「高み」に運んでくれています。非常に芸術色の強い作品ではありますが、芸術的な作品に多い「独りよがり」な感じはありません。いわゆる普通の「映画ファン」にも十分楽しめることだと思います。私も「普通の映画ファン」の一人ですから

 追伸:どなたかが「あの女は岸田今日子さんだからいいのだ。」と書いておられたのを読んだことがあります。私も同感です。あれが例えば「綾瀬はるかさん」や今話題の「壇蜜さん」だったら、私は脱出をしたいとは思わなくなるかもしれません。むしろ「ず~~っとおそばにおいて!」となるかもしれません(笑)。また、お名前を出すのは失礼なので例は出しませんが、と~~っても「不細工」な方だったら、どんな手を使ってでも脱出するかもしくは自殺してしまったかもしれません。「岸田今日子さん」の絶妙なバランスが、まさに功を奏しています。ここでもやっぱりバランスがいい、と言わざるを得ません

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・663 「 ロミオ&ジュリエット 」

10000267viewrsz90x1 1996年のアメリカ映画です。

 言わずと知れた、シェークスピアの古典的名作。ただ、舞台を現代に置き換えております。その分、わかりやすくもあり、内容が多少薄くもなり、です。

 正直、登場する一つひとつのエピソードが軽く感じられたりもするのですが、お話自体がしっかりしているため、一定以上にはダメにはなっておりません

 結局、「『ロミオとジュリエット』をわかりやすくしました」的に出来上がっております。まあ、映画としては可もなし不可もなし・・・といったところでしょうか。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

2013年7月29日 (月)

昨日もおもしろかったなあ。TBS系ドラマ「半沢直樹」

Img8a2b8eadzik1zj1 昨日もおもしろかったなあ。日曜9時のお楽しみTBSドラマ「半沢直樹」。もうちょっとした社会現象を巻き起こしていますよね~。数年前の「家政婦のミタ」みたいな感じになりつつあるような気がします。「やり返してやる!倍返しだ!」みたいな言葉、そろそろ私も使いつつあります。これもこのままうまくいけば、今年の流行語大賞にノミネートされるかも

 昨日は、お話としてはラストでスカッとしました。あの憎たらしい「小木曽さん」が飛ばされましたしね~♪。それと、あと出演者では、逢坂じゅんさんが出られていてビックリ。逢坂じゅんさんって知っておられます~。元、レツゴー三匹の「じゅんちゃん」です。「じゅんで~す、長作で~~す、三波春夫でございます。」のじゅんちゃんです。歳をとられて一見それとは分からないほどでしたが、その存在感はさすがでした

 それからそれから、いろいろと言われている、半沢直樹の妻役の上戸彩さん。私はいいと思いますけどね~。あの「深刻じゃない」感じに、半沢は絶対救われていると思いますよ

 ところで私、気に入ったドラマ・映画があると、「もし出演するとしたら、どの役をやりたいか」という遊びをよくやります。たとえば、「冬のソナタ」ならキム次長(・・・と言ってもほとんどの方はわからないでしょうが)、「悪人」なら柄本明さんがやられた、満島ひかりさんのお父さん・・・とかね。で、昨日も半沢直樹を見ておりまして、そんなことを考えておりました。みなさん、私がもしこのドラマに出るとしたら、どの役をやってみたいか、わかります~~

 答えは、片岡愛之助さんが演じておられる、国税局の黒崎さんです。だって、キャラが強烈で、やりがいがありそうでしょ~。いえ、キャラが強烈と言えば、さっきも書きました「小木曽」さんもやってみたいですけど・・・。でも、自分で自分に腹が立ちそうで、やっぱりやめときます・・・って、出演することは絶対にありませんけどね(笑)。まあ、いわゆる妄想と言いますか、空想遊びです

 何度も書きますが、今クールはおもしろいドラマが目白押しです。明日はNHK「激流」です。こちらもそろそろお話が動き出してきましたよ~

 写真は、もちろん堺雅人さんですが、なんという映画の時の写真でしょう?

2013年7月28日 (日)

映画の話・662 「 風立ちぬ 」

___24 2013年の日本映画です・・・というか、現在絶賛公開中です。

 お話のテーマは二つ。主人公・堀越二郎の「夢を追い続ける姿の素晴らしさ」と「菜穂子との切ない恋」。どちらかと言えば前者の方が前面に押し出されているように思いますが、私の心にグッときたのはむしろ後者・菜穂子との恋の切なさの方です

 運命的な出会い」をした二郎と菜穂子。その時から二人の運命は決まっていたのかもしれません。ただ二郎には大きな大きな夢があり、その夢ゆえ、菜穂子のそばについていてあげることができません。菜穂子の方も、夢を追い続ける二郎だからこそ、好きになったのでしょう
 強く惹かれあいながらも、同じ時を過ごすことができない二人。けれど、思いあまって唐突な行動に出る場面が、二郎にも菜穂子にもあります。このそれぞれの「想い」・・・、切なくて仕方ありませんでした。特に菜穂子が「やってきて」そして「去っていく」場面・・・。その心中を推し量ると、切なくて心が震えました
 菜穂子の行動はすべて「正解」だと思います。生きる上で大切なことは、「どれだけ長く生きたか」ではなく、「どれだけ充実した日々を過ごしたか」だと思いますので。そういう意味で、菜穂子の行動はすべて正解だと思いますが、やっぱり切なくて、涙が出そうになりました


 本作品、まさに賛否両論分かれておりますが、私は大好きです。ただし、これから観る人にアドバイス。ジブリ作品だと思って観るのは辞めた方がいいです。「ジブリ」の呪縛にとらわれているから「否」なる意見が出てくるんじゃないかと思ったりします。先入観なしに観ると、とっても素晴らしい映画だと思いますよ


 声優さんの起用に関しても、いろいろなご意見はあるようですが、私は概して違和感はありませんでした。二郎の声を担当された庵野監督(笑)。はじめは違和感を感じましたが、観ているうちにその素人っぽさがはまっているように感じました。他のいわゆる俳優さん方も、みなさんはまっていたように思います。これも先入観なしに観ればそれほど違和感は感じないと思いますよ
 
 あと、映像はさすがにキレイでしたね~。今回は一言で言うと「緑」。草の色がキレイでしたわ~(☆彡)。それにそれぞれの場面が一つの絵のようで、本当に素晴らしかったです。特に丘の上で絵を描く菜穂子・・・。さながらモネの「日傘をさす女」のようで、非常に印象的な場面でした


 人間にはどう頑張っても、自分ではどうにもできない出来事があります。我々はそれを「仕方ない」と折り合いを付け、また前に進んでいこうとします。本当に「仕方ない」ことは山ほどありますが、それでも下を向かず生きていかなければなりません。時々は「別れ」に涙しながら、「挫折」に凹んだりしながら、それでもやっぱり前に向かって進まなければなりません。何があっても「生きねば」。最後にはそう感じさせてくれた作品でした。

 評価の方、観終わった時は「☆4つかなあ」と思いましたが、帰宅後も余韻を引きずり、余韻がますます大きくなってまいりましたので、やっぱり5つにさせていただきます。いい作品を観せていただきました。

 追伸:ユーミンの「ひこうき雲」、初めはちょっと違和感を感じましたが、実際にエンドロールで流れてくるのを聴いて、ジンとしてしまいました。変な褒め方ですが、素晴らしいエンドロールでした。私の観た映画館では、途中で席を立つ人はいませんでした

 

 

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です)

 

2013年7月26日 (金)

「風立ちぬ」観てきました

___22 本日お昼から、ついに映画「風立ちぬ」観てきました。前売り券は買ってあったものの、ここのところ土日も含めて仕事が本当に忙しく、まったく行く暇がなかったんですよね~。家に帰れば「ちょっと横になるわ~」な日々でしたし

 で、明日も仕事なんですけど、本日昼から少し時間が空きましたので、お休みをいただきまして、職場近所の映画館へ。ちなみにこの映画館、いつも空いてるのですけれど、今日はそれなりに人がいました。いえ、決して混んではいませんでしたけれど

 で、本題。めっちゃよかったですわ~。いえ、賛否両論あるようですが、私は大の「賛」の方で。今でもまだ余韻に打ち震えております

 詳しくはまた明日にでも、「映画の話」で書かせていただきます。

 ただ、ジブリ映画だと思って、ジブリを「期待」して観に行かない方がいいです。普通に、「いい映画」でした

2013年7月25日 (木)

がんばれ!”Woman”

___20_2 昨日放送された、日本TV系ドラマ「Woman」の視聴率が、同じ時間帯に放送されているフジTV系ドラマ「ショムニ」のそれをついに抜いたそうです。ちなみに昨日分はWomanが13.9%、ショムニが9.9だったようです。

 私、先日も書かせていただきましたように(、http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2013/07/woman-9cfb.html)この"Woman”、初回から応援しております。でも、こんな風に話題・人気になるとは思っていませんでしたけどね。だってね、重くて暗いんですもん。描かれているシングルマザーの状況が本当にリアルで、見ていて辛くなるほどです。でもね、私としてはそのような状況で一生懸命生きている人々が、今後どのような形で幸せになっていくのか、それを見とどけたくって、毎回観ております。

 合わせて、観ているとうちの子どもたちがまだ小さかった頃を思い出して、本当に切なくなるんですよね~。毎回涙してしまいます

 2年ほど前でしょうか、フジTV系で「それでも、生きてゆく」というドラマが放送されておりました。本当に重く・暗いないようでしたが、本当に素晴らしいドラマでした。出演されていた方々も素晴らしい演技で、毎回唸らされ、涙しながら観ておりました。大竹しのぶさん・瑛太さん・満島ひかりさんなどなど、本当にお見事でした・・・でもね、このドラマ、視聴率がとことん悪かったのですよ。でも、途中で打ち切りにはならずに最後まで放送されたことには、制作側の心意気が感じられましたが。

 でもね、このような上質のドラマの視聴率が上がらないと、やっぱり日本のドラマ界はレベルが低い・視聴者もレベルが低いと言わざるを得ません。そういう意味で、今回「Woman」の人気が上がってきたことは、私そしては嬉しい限りなのです。

 お話の方はまだまだ予断を許さない感じですが、それでも親子の今後を見守っていきたいと思います。これからますます人気が出ることを期待しています。

 余談ですが、同じく現在観ているNHK「激流」、TBS「半沢直樹」もとっても満足させられる作品です。今クールはどのドラマもレベルが高くて、毎日がとっても楽しいです

 写真は、大阪・四ツ橋あたりの夜の風情です。

 でもね、このようなドラマが注目される・人気が出てくるというのは、本当に喜ばしいことです。日本のドラマ界も質が向上していくのかなあと、うれしくなってしまいます

2013年7月24日 (水)

残念!大阪・交通科学博物館閉鎖!

P1010142 大阪・弁天町にあります交通科学博物館が、来年(2014年)4月6日を持って閉館するらしいです。私、子どもの頃はここが大好きで、もう本当に何度も行きました。父親がこのそばで工場をやっていた関係もあってか、出不精な父親によく連れてきてもらった思い出があります。ここに展示されている電車や船に乗って、本当に旅に出るようなワクワク感を感じたことを思い出します

 

 そして実は先日、現在放送中のドラマのワンシーンを撮ったのもここ。実際に放送されたものを見て、あんな風に撮って、こんな風に放送されるんや~って、P1010132
新たな思い出ができた場所でもあります

  ここは1962年に開館したそうです。ということは、私が幼いころ通っていたときは、まだ出来てそんなに時間が経っていなかったということになります。そうか~、そうだったのか~。閉館後、展示物は京都の梅小路P1010136
蒸気機関車館と一緒になった新鉄道博物館(新しいのができるんでしょうねえ)に展示されるそうです。

 

 私としては名残惜しい気がしますが、これも時代の流れなのでしょうねえ。新しい博物館がまたみなさんに愛されることを、特に小さな子どもたちに夢を与えてくれることを、しっかりと祈りたいと思います。でもやっぱり寂しいなあ

2013年7月23日 (火)

映画の話・661 「 英国王のスピーチ 」

20101220003fl00003viewrsz150x1 2010年の、イギリス・オーストラリア合作映画です。

 2011年米アカデミー賞作品賞受賞作品。昨年末公開された超話題作「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー監督作品・・・ってことらしいです

 かなりの高評価を集めた作品なのですが、正直私には「今一つ」でした。いえ、いい作品だったのですよ。もちろん及第点以上の作品であることは間違いないと思います。でもね、私にとっては、あまり心を動かされなかったかな。実話であるとか、ジョージ6世の人間味がよく表現されているとか、医師(カウンセラー?)との交流が見どころとか、確かによくわかるんですけど、ちょっと「理路整然」としすぎている感じがして、頭では理解できるのですが、心にはそれほど響いてこなかったです。まあ、いかにも「イギリス映画」っぽい感じでありました

 いえ、でもね、先ほども書きましたが、いい作品であることは間違いないのですよ。ただ、私の感性にはあまり合わなかった・・・そういうことだと思います。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・660 「 GO 」

9808viewrsz90x1 2001年の日本映画です。

 いわゆる在日の韓国・朝鮮の方に対する差別を扱った作品です。このようなデリケートな問題を扱うのは、製作者側にとってかなりリスクを負うものだと思いますし、内容的にも「重い」作品になりがちなのは仕方がないことだと思いますが、本作品は「軽妙」に、それでいてかなり核心に触れた仕上がりになっております。それは多分に、脚本にクドカンさんを起用された効果だと思います。私、クドカンさん脚本作品はあまり「合わない」のですが、この作品は「素晴らしい」と思いました

 日本の社会で生活する在日の方々には、私のようなものにはわからないようなさまざまな「難しいこと」があるのだろうと思います。心の中の葛藤・絶望など、きっとどこまでいっても理解できない「もの」があるのだろうと思います。それは、こちらが「理解しようとしているかいないか」に関わらず・・・

 そのような「葛藤」「絶望」そして「希望」などを、この作品は私たちにリアルに感じさせてくれました。作品中の窪塚くん演じる「杉原」のその時々の思い、「すべて」とはもちろん言いませんが、それでも少しは「共感」できたように思います。(「桜井」の反応もリアルでしたよね・・・。)

 このような社会情勢を変えるのは本当に難しいと思いますが、すべての人、特に若い人が「希望」を持てる世の中であってほしいと思いますし、国籍などを超えてお互いがお互いを「人」として尊重し、互いに認め合える時が来ないものか。かなり難しいとは思いますが、やっぱり切にそう願いたいと思います

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

2013年7月19日 (金)

映画の話・659 「ディア・ハンター 」

33_3328201 1978年のアメリカ映画です。

 1979年米アカデミー賞作品賞受賞作品。公開当時からものすごく話題になった作品で、私もず~~っと「観たい」と思っていたのですが、なかなか「縁」がありませんでした。内容も、ベトナム戦争を題材にしている・・・ぐらいしか知りませんでしたし。
 で、先日、ようやくその「ご縁」に恵まれました。

 う~ん、やっぱり重かったですね~。ベトナム戦争が、いわゆる「戦闘」とは違った視点で描かれており、「そうきたか~」といった感想です。今まで言い尽くされてはおりますが、やっぱり一番印象に残ったのは、「ロシアン・ルーレット」の場面です。特に最初の、主人公たちが捕虜となった場面での・・・。あんな人権蹂躙、許されるのでしょうか?・・・とはいっても、表に出てこない歴史の中で、あのような「人を人とも思わないような扱い」は、たぶんどこででも行われていたのでしょうね。そしてもしかしたら今も・・・。本作品を語るとき、「ロシアン・ルーレット」の場面ばかりが特筆されてしまうようですが、やっぱりそのインパクトは強烈でした

 本作品を観て、「やっぱり戦争は嫌だ!」と強く思いました。「人の命がどうの・・・」ということだけではなく、人間が「普通に」生きられないのはやっぱり嫌です。他愛のない毎日、どうということのない毎日を送れることがいかに幸せか、改めて思い知らされました。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

 

 

 

 

映画の話658 「 夜明けの街で 」

20110714006fl00006viewrsz150x1 2011年の日本映画です。

 怖かったよ~(泣)。いえ、初めはね、深キョンさんの魅力を楽しみながら、軽~い気持ちで観ていたのです。ほどよくハードルを下げながら(笑)。ところが途中から、いわば岸谷さんがだんだんと常軌を逸するようになってから、だんだんとその深みにはまっていく姿が、観ていてとっても怖くなってきたのです。でも、この映画の中で最も怖かったのは・・・岸谷さんの奥さんの木村多江さんです。やさしい、「素敵な奥さん」の彼女がいつ爆発するか、途中からはそれが怖くて、目隠しした手のひらの指の間から見るような感じで、この映画を観ておりました

 岸谷さんの行動、客観的にみたら本当に馬鹿みたいですよね(汗)。でも、ご当人にとってはマジメもマジメ、本気でああいう「ばかな」行動・選択をしてしまうんですよね。いくつになっても「恋愛」は人を狂わせる・・・お~~怖い怖い!自分も(こんな機会はなかなか有りませんが)肝に銘じておきたいと思います
 
 「秋葉」を演じた深田恭子さん、はまり役でしたね~。正直彼女はどういう作品に出ても、もうひとつ印象が薄いというか、「これ!」という役に出会えないのですが、この役はぴったりでした。ドロンジョさまに匹敵するぐらい(笑)。とっても魅力的で、これならだれでも夢中になるわな~という役どころでした
 他の方々も、岸谷さんは岸谷さんらしく、木村さんは木村さんらしく、好演されておりました。

 とにかく、「不倫」というものの怖さを改めて見せつけられました。そしてあのラスト・・・やっぱり木村多江さん、怖いよ~(大泣)

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

2013年7月18日 (木)

柴田淳さんのコンサートに行ってきました(2013.7.15)

___21_2  先日の月曜日(7/15)、大阪・オリックス劇場(昔の厚生年金会館です)まで、柴田淳さんのコンサートを観に行ってきました。コンサートの正式名称は“柴田淳コンサートツアー、月夜パーティー Vol4”というらしいです。私、以前ここでも書かせていただきましたように(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2009/10/post-fe1f.html)、今から約12年前、しばじゅんさんがデビューしたころからのファンですので、今回初めてのご対面ということで、コンサートの幕が開いたときは(いえ、実際幕はなかったのですけど)、感動というより妙に緊張しておりました。でも、曲が進むにつれて、その妙な緊張もほぐれてまいりましたが

 

  今回歌われた歌は、昨年末にリリースされたカバーアルバム“Cover 70sと今年の春にリリースされましたオリジナルアルバム「あなたと見た夢 君のいない朝」からのものがほとんどでした。まあ、昔の曲も少しはやってくれましたけどね。でも私の大好きなデビューアルバム「オールトの雲」からは、さすがにありませんでしたけれど

 そうそう、アンコールの「客席からのリクエストコーナー」では、本当にいろいろな曲を即興でアカペラで歌ってくださいました。今度、ジブリの「風立ちぬ」の主題歌になってる「ひこうき雲」(私、この歌、大好きなのです)も歌ってくださいましたよ。これを聴けただけで、大満足でした。




YouTube: 柴田淳 ひこうき雲

 今回のコンサートの楽曲の中で最も感動したのは、カバー曲になるのですけれど、「スカイ・レストラン」という曲です。ちょうどステージの照明も“夕暮れ時”になっておりまして、曲・声・照明が本当に一つになっておりました。感動しました

 今回はバックバンドの方々もその筋のビッグネームの方ばかりで、演奏自体も素晴らしかったのですが、やっぱりなんと言いましても、その澄んだ声の美しさ・歌のうまさが際立っておりました。この方、お顔もべっぴんさんなのですが、やっぱり歌うまいですわ~

 

  柴田淳さん、実はツイッタ―では栗原類さんに負けないネガティブ発言連発なのです。読んでいて本当に「大丈夫かなあ」と思うぐらい。芸術家はそれぐらい繊細でないと作品を作り出せないんだろうとは理解できるのですが、それでも読んでいると、「生きててしんどいだろうなあ」といつも心配させられます

 

  でもね、今回コンサートに行かせていただいて、この方の「歌」はやっぱりものすごいエネルギーを持っているなあと感じました。たぶんご自分では「私なんて、なんの役にも立たない」と思って凹んでしまわれることが多いのだと思いますが、本当はものすごい数の方に勇気・元気を与えていらっしゃるんだと思います

 

 これからもその歌を聴き続けたいと思いますし、出来ればまたコンサートにも足を運びたいと思いました。相変わらず今一つブレイクしませんが、私はず~~っと応援し続けたいと思います

 最初の写真は、コンサート会場に貼ってあったものです。

 

2013年7月11日 (木)

映画の話・657 「 海洋天堂 」

20110525009fl00009viewrsz150x1 2010年の中国映画です。

 う~ん。身につまされる映画でした。私には「障害」を持つ子どもはいませんが、「この子を遺して先には逝けない」という思いは現在もありますし、特に子どもたちが幼かった頃にはその思いは特に強かったです。

 順番からいけば、「親」が「子」より先に亡くなるのは普通。でもその「普通」が受け入れられない。「親」である「自分」が死んだら、遺されたこの子はどうやって生きていけばいいのだろう・・・。ジェット・リーさん演ずる「王さん」の気持ちは痛いほどわかりました。特に「王さん」には時間がありませんし・・・

 お話自体もとても心を打つものでしたが、出演されておられた方々の演技が本当に素晴らしかったです。物語に水を差すような方は、一人もいらっしゃいませんでした。特に「王さん」を演じたジェット・リーさん。この映画を観られた方のほぼすべての方が口にされるだろうとは思いますが、アクションを封印しての演技、本当に渋かったです。名演でした。それから、「大福」を演じられたウェン・ジャンさん、難しい役柄だったと思いますが、よく演じられていましたね
 それから実は、私がこの映画を観たかった理由の一つは、私のお気に入りのグイ・ルンメイさん(道化師)とカオ・ルアンルアンさん(大福のお母さん)がそろって出演されていたからなのです。お二人とも出演シーンはそう多くなかったですが(それでもグイちゃんはそれなりに出ていましたが)、存在感のある演技で、そちらの方も私は満足でした

 私、この映画を観て、韓国映画(それからのちに日本でもリメイクされた)「八月のクリスマス」を思い出しました。どちらも先に逝くであろう者が、遺されるであろう者を気にかけて、あれこれと心を砕く・・・という作品です。観ているときの「切なさ」が似ているように思いました。本作品を気に入られた方で「八月のクリスマス」をまだご覧になられていない方は、よろしければご覧ください。個人的には日本版のほうが、私はより気に入ってます。

 とにかく、王さんの大福を思う気持ちはすべての人に通じるところだと思います。本作のラストに「すべての父と母に捧ぐ」とありますが、まさにその言葉通りの作品だなあと思います

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・656 「 DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る 」

20111213008fl00008viewrsz150x1 2011年の日本映画です。

 まさかこの映画に泣かされるとは思わなかった。最近大人気・AKB48のはつらつとした姿やステージ裏の姿が見られれば楽しいかなあと、とっても気楽な気持ちで観始めたのですが、彼女たちの真剣な姿にこちらもついつい「初めの思惑とは違った形」で引き込まれ、釘づけにされてしまいました

 完全なるドキュメンタリー形式でお話は進み、ナレーションさえ入りません。その時々の彼女たちのコメント、そして彼女たちの姿がすべてを物語っていきます。本作品の内容は大きく分けて、「東北の被災地訪問でのステージの姿」と「西武ドーム・コンサートでの姿」の二つで構成されています。どちらの場面でも彼女たちは様々なことを考え、様々なことを乗り越えて、いろいろな意味で成長していきます。特に西武ドームのバックステージはまさに「戦場」のようで、そこでの彼女たちはまさに「戦っている」ようにすら感じました。何と戦っているのか・・・それはよくわかりませんが、言ってみれば「プロ意識」だとか「自分の夢」といったものかもしれません。そのようなものを自分の中につかみたくて、彼女たちはふらふらになりながらも、「笑顔で」ステージに出ていくのかもしれません

 まあとにかく、雑誌のグラビアやテレビの歌番組では見られない、痛々しいまでの彼女たちの「一生懸命さ」が観ているこちらの胸にも突き刺さる、そんなドキュメンタリーでありました。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です。)

2013年7月 9日 (火)

TBS系ドラマ「半沢直樹」第一回(2013.7.7)観ました

Img_1754 先日の日曜日、夜9時から放送されたTBS系ドラマ「半沢直樹」第一回放送、観ました。いえ、放送寸前まで観る気はなかったのですけどね、主演が私の好きな堺雅人さんだということと、新聞に書いてあったあらすじを見て興味を持ちまして、観てみることにしました。「部下の手柄を横取りする上司、自分のミスした責任を部下になすりつける上司。その上司にいかに立ち向かうか」・・・なんて、興味が湧くじゃないですか。それに「モットーは、倍返し」なんて、聞いているだけでワクワクします

 正直どこの職場にも似たようなことはありますよね。理不尽なこととか納得できないこととか。主人公・半沢直樹に自分を重ねて、「頑張れ、半沢」なんて気持ちでみなさん観てるんでしょうねえ、きっと。・・・ええ、私ももちろん同じですよ

 少し、キャストのことについてお話させてください。主演の堺雅人さんはもちろん文句なしですが、その他にも力のある役者さんがずらりとそろっております。変わったところでは友人・近藤を演じた滝藤賢一さん。この方、堺雅人さんとの共演・多いですよね~。「クライマーズ・ハイ」では同僚、そして「ゴールデンスランバー」では同一人物を演じておられましたし。今回も非常に近しい間柄を演じておられました。なにか、お二人が友人役で出ておられるのがとっても自然でした

 そして、観ていて非常に印象的だったのは、「小木曽」を演じた緋田康人さん。観ていて非常に腹が立ちました。あの机をたたく音。ほんま腹立つ。でも、観ている側をこれだけ腹立たせるのですから、好演と言えるのでしょうね

 思えばこのドラマ、昔流行った「必殺仕事人」シリーズの現代版のような感じかもしれませんねえ。とにかく私たちが日常生活で納得できず、ストレスを溜めているようなことを、TVの中でだけでもしっかりと言い返し・やり返して、「スカッ」とさせていただきたいものです。第一話だけでも見どころがありました。第二話以降がますます楽しみです。

 私、先日も書かせていただきましたように、火曜日は「激流」、水曜日は「Woman」を観ております。合わせて日曜日は「半沢直樹」を観ることになりました。楽しみですけど、忙しいです。

 写真は、第一回の放送にも出てきました、大阪駅の時空の広場です。

2013年7月 6日 (土)

日テレ系”Woman”第一回放送、観ました

P1010151 私、連続ドラマを観るのは、だいたいいつも各クールで1本なのです。それ以上、観たいと思う作品もありませんし、時間もないし・・・ということで。でもね、今クールでは、2作品、観ているのですよ。まずはNHK火曜10時ドラマ「激流 ~私を憶えていますか~」です。この時間帯は地味ながら心に響く作品が多く、個人的には注目・期待しているワクです。前作「いつか陽のあたる場所で(上戸彩さん主演)」もとってもよかったですしね。

 で、今回の「激流」も、個人的にご縁もありまして(笑)観始めたわけですが、観進めていくうちに、どんどんはまってまいりました。中学時代は無邪気に笑っていた仲間も、何十年も経つとそれぞれにそれぞれの人生を送っているわけで・・・。次回の第三回ではカンニング竹山さんがキーパーソンになっておられる感じで・・・目が離せません

 で、今クールはこの作品だけを観るつもりだったのですが、急に観る作品がもう一本増えてしまいました。日テレ系で水曜10時から放送されている「Woman」です。観ようと思った理由はただ一つ。満島ひかりさんが主演だから。それに彼女が大変厳しい状況の中で生きていくという設定に惹かれたから。こういうふうに書くと誤解されそうですが、苦しい状況の中で彼女がいかに頑張っていって、人生に「生きる意味」を見出すか、ぜひ観てみたいのです。大袈裟にいえば、私自身の生き方のヒントにするためにも

 本作品、たった一人で幼い子供を二人も抱え、生きていくというお話なのですが、これがなかなかリアリティがあるのですよね。いえ、置かれてる状況がちょっと「厳しすぎ」という感じもしますが、でも、現実はこれに近いと思います。「大変」という言葉で表すには簡単すぎますが、本当に「大変」だと思います。「大変」過ぎて目をそむけたくなることもあるんですけどね~。でも、彼女がこれからどのように現実の中で「生きて」いくか、見守っていきたいと思います。

 でも、先日放送された第一回、早速泣かされましたわ~。彼女もうまい、それから子役のお姉ちゃん役の子もうまかったですわ~。私が子育てしていた時のことを思い出して、閉塞感に押しつぶされそうになったことも思い出して(いえ、このドラマとは比べものにならないほどでしたが)、切なかったです

 NHK「激流」・日テレ「Woman」、どちらも目が離せません。普段私は夜10時に眠るのですが、これからちょっとだけ寝不足が続きそうです

 写真は「激流」に関して、主人公たちが中学の修学旅行で行った、京都です。

2013年7月 3日 (水)

映画の話・655 「 きみに微笑む雨 」

20090918008fl00008viewrsz150x1 2009年の韓国映画です。

 大方の韓国映画ファンの方からすれば、きっと物足りなく感じられる映画なのだと思います。劇的な展開も、衝撃的なシーンも、ほとんどありませんから。けれど、観終わって、いえ、観ている途中からも、まさに「雨」のように心に染み入ってくるような映画でした。この場合の「雨」は、「優しい・暖かい雨」かと思いますけれど

 まさに大人のラブストーリーといった感じの映画でした。何十年ぶりかで再会した二人、その心の機微をうまく描いておりました。大人になれば、いろんなことがあって、激情だけではいかんともしがたいものがありますよねえ・・・(哀)。特に、雨の中で二人が初めてキスするシーンは、本当に切なかったです。そのあとの「秘密」が明かされるシーンも

 チョン・ウソンさん、今回はいわゆる「ふつうの」サラリーマンの役を、見事に演じておられました。こういう「ふつうの」役って、演じる方からすれば逆に難しいように思いますが。それからなんといっても「メイ」を演じた「カオ・ユアンユアン」さん。個人的にはこの方を知っただけでもこの映画を観た甲斐がありました(笑)。お綺麗で清潔感があって、まさに「清楚」という言葉がぴったり!本作の中でも、その存在感がきらめいておりました。後半、いろいろな問題を抱えて苦悩する姿はまさにはまり役でした

 あと、成都の町の風情も、この映画にはなくてはならないものでしたね。「四川大地震」との関係でここを舞台にしたのだろうと思いますが、地震のことと切り離しても、あの竹林の緑はこの映画とマッチしておりました。竹林に降る雨・・・この映画の雰囲気にピッタリでした

 お話としては特に劇的なことも起こりませんし、世間的にもそれほど高い評価を得られるような作品ではないのかもしれません。けれど、私の琴線にはかなり触れる映画でした。この映画と出会うことができて得した・・・そんな気分です。カオ・ユアンユアンさん(なんという名前だ!・笑)を知ることもできましたし。世間ではそれほど評価されなくても、自分自身は大好きな映画ってありますよね。私にとってはこの映画もそういう作品になりました

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

映画の話・654 「 あしたのジョー 」

20101025009fl00009viewrsz150x1 2010年の日本映画です。

 全20巻のコミックスでいうならば、第1巻から第9巻の「力石が死んでそのあとのジョー」あたりまでを、ほぼ原作に忠実に映画化しています。白木葉子さんの出生と、力石が死んでからのジョーの様子は、原作とは違いますけどね

 上にも書きましたように基本的には原作に忠実に映画化していますが、なにせ2時間ぐらいのお話にまとめなくてはなりませんので、かなり端折っているなあという印象です。一つひとつの出来事は描いているのですが、その背景(なぜそうなったか)が省略されているので、お話としてはかなり薄っぺらな感じになってしまっています。結局、「あらすじ」というか「ダイジェスト版」みたいな形になってしまっています
 
 ラストも、どのように持ってくるかと興味深く観ておりましたが、そこそこ無難な形で決着をさせておりました。まあ、仕方がないかとも思いますが、原作の大ファンである(なにせ、人生の少しの部分を「ジョー」に教えてもらったと思っております)私からすれば、やはり物足りないです
 あと、白木葉子さんの出生に関しての「付け足したような話」は必要ありません

 「ジョー」を演じた山下智久さんと「力石」を演じた伊勢谷友介さんの、あの体を作ってこられたプロ根性には敬意を表しますが、この映画の見所は、正直そのあたりだけ、かな。

 原作の「あしたのジョー」は本当に深いお話で、特に力石をなぐり殺してしまったジョーが身を持ち崩し、そしてそこから再び立ち上がってくるあたりのところに実は一番の見どころがあると思っております。先述のコミックスでいえば第9巻から第12巻までのあたりのところです。そして復活してからも様々な試練がジョーの身の上に起こるわけですが、それでもジョーは苦悩しながらもそれらに打ち勝っていきます。その「人間臭さ」が一番の魅力なのです。そのあたりを描かずして、この作品の映画化の成功はありえないと思います。本作品もいろいろな面で頑張っているとは思いますが、やっぱり原作ファンにとっては満足のいく作品とは言えません。・・・ただ、この作品を満足いく形で映画化することは、無理だろうなあとは思いますけどね。 

 

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です)

 

 

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