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2013年6月11日 (火)

映画の話・648 「 愛と死をみつめて 」

33_4600061 1964年の日本映画です。

 

 いや~、暗い暗い、救いのない映画でした。公開当時のことは知りませんが、吉永小百合さん・浜田光夫さん主演ということですから、一種のアイドル映画なんでしょうねえ。よくこんな重いテーマを選んだなあとも思いますが、いわゆる「難病もの」の「可哀そうな主人公」を吉永小百合さんが演じられるってことで、ファンが喜ぶだろうというふうに製作者側は考えたのかもしれませんね

 その考えはある意味「正解」だったのかもしれません。本作品の小百合さん、単なる「可哀そう」だけではなくて、本当に「爽やか」で「けなげ」な主人公を見事に演じておられます。当時ならもしかしたら「小百合さんの新しい魅力発見」という感じの映画だったのかもしれません。

 あと、この映画、アイドルの演ずる難病ものにしては、人物描写がとっても丁寧です。「人物描写」と言いますか、「人の心の中」「気持ちの揺れ」みたいなものを丁寧に描いています。これが本作品を名作たらしめているのだと思います。このあたりはやっぱり監督の力量なのかもしれません

 私、元々こういう「難病もの」は好きではありません。というか、むしろ嫌いです。けれどこの作品にはそれほど嫌な感じは受けませんでした。それなりに感動させていただきました。その要因はやはり小百合さんの「爽やか」で「けなげ」な演技と、心の揺れを見事に描き出した脚本・演出のおかげかもしれません。そうそう、大阪が舞台で小百合さんが「大阪弁」を話すのも、大阪在住の私としてはちょっと嬉しかったです

 追記・病室でのおばさんたちの会話で、何度か某宗教団体の話が実名で語られるのですけど、あれって、当時は違和感なかったんですねえ(汗)。観ていてちょっとドキッとしてしまいました

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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