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2013年5月17日 (金)

映画の話・635 「 HANA-BI 」

33_33951611997年の日本映画です。

  今までに北野武監督の撮られた作品は、「あの夏、いちばん静かな海」と「アウトレイジ」しか観たことがありませんでした。どちらも感動(?)はしましたが、たとえば海外・ヨーロッパで激賞されているような、キタノ作品を代表するようなものとは違うんだろうな・・・と思っておりました。で、本作・・・。ようやくキタノ作品を象徴・代表するような作品を観ることができました。なるほど~。やっぱり独特ですわ~

 北野武さんが、しっかりと映画を勉強したからこうなったのか?はたまた逆にまったく勉強しなかったからこうなったのか?真偽のほどは知りませんが、とにかく独特でした。特に日本映画界ではほかに類を見ないような印象的な映像・そして音楽。まさにこれが“キタノワールド”なのでしょうね。静かなトーンの中で表現されるされる、主人公の孤独・・・。多くを語らないがゆえに余韻が残り、人の心に染み入ってくるその演出、お見事でした

 うまくは言えませんが、印象的・象徴的なその映像、確かに日本より外国、特にフランスおよびヨーロッパあたりで評価が高いのもうなずけます

 最後に余談ですが、私、純粋でありながら不器用なゆえにうまく生きていけない主人公の生きざまを見て、かつて内田裕也さんが演じられた「十階のモスキート」を思い出しました。これも切ない映画でした
 最後の最後にもう一つ余談ですが、「HANA-BI」というこのタイトル、そしてこの物語、芥川龍之介さんの「舞踏会」という物語を思い出しました・・・「私は花火のことを考えていたのです。我々の生(vie)のような花火のことを・・・」。

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です)

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コメント

古い映画ってなかなか近くのTSUTAYAになくて観れないんですよね。
HANABIは観てみたいかも、あと菊次郎となんちゃらも(すみません適当で)
北野映画は私はアウトレイジの1と2だけですねぇ。お目当ての俳優さん観たさで観たので内容的には好きではなかったですが(笑)
探して観てみたいです!

もぐさんへ

 レンタル店はやっぱり商売ですから、あまり借り手のないものはおかないですよね。私も探すのに苦労しております。

 北野映画でしたら、やっぱり「あの夏、一番しずかな海」を観てくださいね

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