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2012年3月24日 (土)

“AMERICA” by Simon&Garfunkel




YouTube: サイモンとガーファンクル ~ アメリカ

  ということで、思い出に残る音楽シリーズ第一弾、今回はサイモン&ガーファンクルの”アメリカ”です

 私、中学1年の夏休みに、友人2人と(計3人で)九州に旅行に行ったことがあります。ユースホステル(当時は若者に人気がありました)に泊まりながら3日ほどかけて南九州を廻るといった旅行だった(私にとっては、初めて親元を離れて旅をする、いわば大旅行でした)のですが、私、実は用事がありまして、遅れていきました。友人2人は前日に九州に行っておりまして、私は後から合流するという計画でありました

 私は、夜8時過ぎの大阪駅発の寝台特急に乗って、次の日に宮崎の霧島神宮駅で友人たちと合流するということになっていました。一人で電車に乗り、旅をするというのはとっても退屈です。今ならi pod やmp3プレーヤーなどがありますし、ケータイでTvなども見られます(ゲームもありますよね)ので、さほど退屈ではないかもしれませんが、当時、そんなものはありません。そこで私は、ラジオを持って旅に出たのです

 大阪駅で電車を待ちながら、ラジオを聴いていると、ちょうどサイモン&ガーファンクル特集が始まりました。「サウンド・オブ・サイレンス」や「スカボロー・フェアー」「明日に架ける橋」などの名曲が流れるなか、ちょうど電車に乗り込むとき・出発するときにかかっていたのが、この「アメリカ」なのです。まさに「オルガン」という音色がとっても印象的なこの曲。そして「アメリカを探しに行こう」と歌うその内容、まさに今から九州に出発する自分にピッタリのタイミング・ピッタリの曲だったのです(ついでに書きますと、特に後半のベースラインも気持ちいいのですよ)

  日々の生活に閉塞感を感じた若者が、恋人と二人で長距離バスに乗る。「アメリカ」を見つけるために。初めは前に座った乗客のことを「彼は本当はスパイだよ」とか「彼の蝶ネクタイはカメラだぞ」などと言って、ふざけて楽しんでいた二人だったが、次第に飽きてきて、やがては会話もなくなっていく。用意していた煙草もなくなり、主人公は横で眠っている彼女の横顔に「俺は明日が見えないんだ。虚しいんだ」とつぶやく。そして行き交う車に対して「彼らもきっと、“アメリカ”を探しに来てるんだろう」と思いを馳せる・・・。・・・とまあこんな歌なのですけど、若者の行き場のない閉塞感を見事に表しているなあと感じる、今でも大好きな一曲です。上に書きました中学生当時はそこまでは考えていませんでしたけどね(笑)。

  でもこの曲が書かれた当時は、アメリカという国自体が閉塞感を感じ始めたころだったんでしょうね。開拓当時からず~~~っと進歩を続けてきた中で、ちょっとそのスピードが遅くなってきた。これからはどうしていけばいいのか・・・当時国民が、特に若者が感じ始めていた「不安・焦燥感」を見事に歌い上げているのでしょう。・・・でも、現在ほどの閉塞感じゃ、ないでしょうけど。

  私はこの曲を聴くと、今でも中学1年の夏の、夜8時の大阪駅のホームを思い出します。大きなバックを背中にしょって、ラジオを片手に寝台特急に乗り込んだあのシーンを思い出します。サイモン&ガーファンクルの「アメリカ」は私にとって、あの頃のピュアな気持ちを思い出させてくれる特別な一曲なのです

 追伸:浜田省吾さんの曲にも「アメリカ」というのがあります。曲調はまったく違いますが、歌われているテーマはよく似ている。浜田省吾さんは、この「アメリカ」に影響を受けてあの曲を作ったのかなあ・・・と、勝手に思っております。ハマショーの「アメリカ」も、私、大好きです

 挿入した動画、画像は「ホワイトメキシコ」という映画からです。you tubeにアップされている動画で、文中のオルガン・ベースを聴かせてくれるのが、これしかなかったのです。

 

 

 

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コメント

中1の時は友人達と下関まで行きましたが金銭的な問題で
九州上陸はできませんでした
サイモン&ガーファンクルの曲は有名なのしか知りませんが
優しく包まれるような感じの曲が多い印象です
ハマショーじゃないですが当時はまだまだアメリカに
憧れを抱く世代が多かったのかもしれませんね

きーさんへ

 中学一年生の頃って、ちょうど「自分」というものを意識し、親から離れていく第一歩という頃なのでしょうね。だれにも、切ない思い出があるようです。

 ハードロック好きの私ですが、サイモン&ガーファンクルも、実は大好きです。特にその「詩」の世界には、かなり影響を受けました。よかったらまた聴いてみてくださいね

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