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2010年2月17日 (水)

『ハチミツとクローバー』(羽海野チカ・著)読みました

P2160108  この作品の噂は以前から聞いていたので、読んでみたいな~とずっと思っておりました。で、最近ようやく読むことができました

 うん、確かにおもしろかった。美大を舞台に、学生(じゃない人もいますが)たちの人間模様・恋愛模様が描かれているのですが、その表現の仕方が本当に繊細。心の奥の細かい部分をよくもここまで繊細に表現できるなあと、感心しきりでした・・・というか、そんな客観的なものではなく、本当にその世界にのめり込んでしまいましたよ。はぐちゃんや竹本君、山田さんや真山くんの悩み・煩悶・懊悩・焦燥などが本当によ~~くわかりました。私にもこんな頃が確かにありました。今でも懐かしく・切なく思い出します

 そして、心の機微をここまで繊細に描き出せる羽海野さんは、きっとご本人も繊細な方で、今までいろいろ傷ついてこられたんだろうなあと、いらぬ心配までしてしまいましたよ

 このマンガのこの感じ、何かに似ているなあ・・・と思って気づきました。そう、くらもちふさこさんのマンガ(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2009/12/post-9f23.html)に感じが似ているんだ。くらもちふさこさんも、心の中の微妙な動き、繊細な部分を表現されるのがお得意でしたけれども、その感じに似ているなあとおもいました。それから、主人公をめぐる恋模様をコミカルに描く・・・という視点からいえば、「めぞん一刻(by高橋留美子さん)」にも似ているかな(賛否両論あると思います。もしくは否ばかりかも。あくまで私見ですのでご容赦を)。

 私、以前この作品を映画で観たのですが(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2009/11/post-a4a9.html)、原作を読んだ今となっては、この映画、どちらかといえば失敗作ですかね~。断然原作の方がいいですわ。はぐちゃん役を蒼井優ちゃんがやったのは、ばっちりだとは思いますが

 とにかく、ハチクロファンの方がたくさんいらっしゃる理由がよくわかりました。確かに名作です。まだ読んだことがないとおっしゃる方は、一度読まれることをお薦めします。主人公たちの姿に、かつての自分の姿が重なると思いますよ。そしてきっと、ちょっと切なくなってしまうと思いますが。私自身は、タイプとしては真山くんかな~?そんないいもんじゃない気もしますが

 追伸:agapeさん、読みました。お薦めいただきありがとうございました。と~~~ってもよかったです

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です。)

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コメント

うわあ、とうとう読まれましたか。
げばらくんはこの気持ち共感できると思っていました。
いつ読んでくれるのか、って待っていましたよ(笑)。
あと、これから何回読んでも新しい発見がありますよ。
わたしはハチクロ中毒のように、何度も何度も繰り返し読んでいます。
特に4巻が好きです。

こんな素晴らしい作品をまだ読んでいない人がいたら、
「人生にまだ楽しみがあっていいなあ」って思うくらいです(笑)。

またゆっくりハチクロ話しましょうね~。

あとわたしは映画もそんなに悪くは無かったです。
森田さんのイメージがいまいちだったけど・・・、
あの映画で櫻井くんに出会い、嵐が好きになり、スピッツのアルバム買って・・・、といろんな世界が広がりました。
ラストの海の絵も好きです。

ああ、げばらくんが読んでくれてありがとう!
ってこちらから云いたいくらいです(笑)!

agapeさんへ

 ついに読みましたよ~。ご紹介ありがとうございました。

 >特に4巻が好きです。

 そう言われて、もう一度4巻読みました。この巻では特に、山田さんと真山君にスポットが当てられていますね。この二人の心の機微、いいですよね。私自身は恋愛においては山田さんと似ているような気がします。二人で花火に行って、浴衣が似合ってるよって言われたシーン、よかったですね

 >こんな素晴らしい作品をまだ読んでいない人がいたら、
「人生にまだ楽しみがあっていいなあ」って思うくらいです(笑)。

 これに似たことを、黒澤明監督の映画について、友人の「なるへそ」さんに言われたことがあります。黒澤映画を一作見るたび、人生の楽しみが減っていくって・・・。

 >あとわたしは映画もそんなに悪くは無かったです。

 はい。上の記事では言葉足らずだったかもしれませんが、映画は映画でそれなりだとは思ったのですよ。でも、原作があまりにも素晴らしかったので、この世界観を十分表現しきれてないなあと思ったのです。でもこれは、仕方ないですよね

 >ラストの海の絵も好きです。
 
 そうですね~。確かによかったです。ただ、私はラスト、10巻のあたりのはぐちゃんがけがをするあたり、正直ちょっと納得がいってません。この世界観は大好きなのですが、ラストはもうちょっと違う終わり方をした方がよかったんじゃないかなあとは思っています。

 でも本当に、このようなキラキラした時間を、私たちも過ごしてきたんですよね。昔を思い出して、切なくなってしまいました。いい作品を紹介してくださって、本当にありがとうございました。

 追伸:各巻の後についていたおまけ(「オタク拝見」とか)も、楽しく読みましたよ。

 

いまさら…ですが。(^^;
私、これ読んでないんですよね。すごく気になってはいるんですけど。(映画は観ました。)

で、真山くんのモデルがスガシカオさまってご存知でした?
ついでに、タイトルの『ハチミツ』はスピッツのアルバム、『クローバー』はスガシカオのファーストアルバム、それぞれのタイトルから取ったんですって。
やはり、スガシカオファン(スピッツも好きだけど)としては、読まねばなるまい

生ハムメロンさんへ

 タイトルについては知ってましたけれど、真山くんのモデルの件は知りませんでした。
 でも、これは読まなくちゃいけませんよ~。生ハムメロンさんなら、絶対人生の大切な一作になること、うけあいですよ。読まなきゃダメです!

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