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2010年1月

2010年1月31日 (日)

映画の話・199 「 ベルナのしっぽ 」

20060807007fl00007viewrsz150x1  2005年の日本映画です。

 まさに「文部科学省推薦」、学校の人権映画会などで観るにはもってこいという感じの映画でした。ひねりもどんでん返しもなんにもなく、映画を見慣れておられる方は少々物足りなさを感じるかもしれません。でも、その「わかりやすさ」も、この映画にとっては大切なことなのだと思います
 大きくいえば、この映画のテーマは「盲導犬の理解・普及」でしょう。そのような目的を達成するためには、わかりにくくてはダメですもんね。あらゆる年代のあらゆる人にわかってもらい、共感してもらうことが大切なのですから、その意味ではこの映画は成功していると思います。


 2010年現在、まだまだ十分とは言えませんが、世間ではそれなりに盲導犬に対する理解は進んでいますよね。この映画を観て、「このような活動(映画の中の、そしてこの映画を作るという活動も含めて)があって、現在の理解につながっているんだなあと思いました。何をするにしても賛否両論はあります。でも、実際に少しずつでも効果が現れていることなら、やはりやるべきですね。このような映画を作ることも、そのひとつだと思います


 白石美帆さん、失礼ながら思ったよりも演技がお上手でした。でも、誰よりも上手だったのは、ベルナを演じた盲導犬ですけどね

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

2010年1月30日 (土)

ひこうき雲 by 柴田淳

 ここでも書きましたが(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2010/01/master-tape-55b.html)、先日NHKTVでユーミンの”ひこうき雲”を特集した番組を観てから、「ひこうき雲」を聴きこんでおります。
 で、you tubeでこんなものを発見私の好きな柴田淳さんが歌っているバージョンです。名曲「ひこうき雲」が、柴田淳さんの透明な声によく合っております。よかったら聴いてみてください

『プロ論』読みました・1

2010012819400000  徳間書店から出版されている『プロ論』読みました。各界でそれなりに名のある方々が、生き方や仕事や人間関係などなどについて、そのヒントを教えてくれる本です。続編2・3もあります。一人につき6ページくらいにコンパクトにまとめられているので読みやすい。もちろん「賛成できないなあ」というご意見の方もいらっしゃいますが、それはあたりまえ。でも、大多数の方のお話は、かなり参考になります。

 実は、最初に読んだのはもう4年ほど前、そのときにもそれなりに感ずるものがあったのですが、今回また読んでみて、前回とはまた違ったところに感動したり頷いたり

 私、このような自己啓発本を読むときには、感ずるところがあった文章には傍線を引き、付箋を貼っていきます。で、今回改めて読むと、前回線を引かなかったところに妙に気を引かれたりしました。人間の感じ方って、やっぱりその時々によって変わっていくんだなあと感じましたよ

 で、その本の中から、私の琴線に触れた言葉を少しずつご紹介させていただきたいと思います。

 まず最初は、高橋がなりさんの言葉。高橋さんはアダルトビデオ会社「ソフトオンデマンド」の創設者です。

 「若い人に言いたいことは、自分の運を信じなさいということ。みんな自分の運を信じないから、右か左か迷う。どっちだっていいんです、自分が決めたんなら。・・・物事は直感で決める。偶然の出会いを大切にする・・・。面接に落ちたら、それは神様がその仕事はやめろって言ってるくらいにしか思わない。

 かなり乱暴な言葉だと思います。私、前回読んだときはこの言葉に線は引いていませんでした。けれど、今回この言葉を読んで、妙に共感するところがありました。

 私はいろいろと頭で思い悩んでしまう方なのですが、もっと「運」というか「偶然」に任せてしまってもいいのかもしれないなあと思いました。あまり言うと宗教臭くなてしまいますが、偶然の出会いもなにか大きな力の賜物なのかもしれない、いわゆる「縁」を大切にして、関係が切れてしまっても「縁がなかったんだ」と割り切ることが必要かもしれません。そして、「縁」のある人・ものとは、どうであってもめぐり合うことになってるんだ・・・くらいに思っていると楽かも知れませんね

2010年1月29日 (金)

「ライ麦畑でつかまえて」よ永遠に・・・サリンジャーさん死去

2010012919330000  アメリカを代表する作家、サリンジャーさんが27日に91歳で亡くなられたそうです。正直に言いますと、このニュースを聞いてまず私が思ったことは、「まだ生きてらっしゃったの~?」でしたが

 サリンジャーさんと言えば、何をおいても『ライ麦畑でつかまえて』ですよね。数年前、今をときめく村上春樹さんが自ら訳されたものを『キャッチャー・イン・ザ・ライ』というタイトルで出版されましたが、私は以前の白水社から出てる野崎孝さん訳の方が好きです。私、この『ライ麦畑でつかまえて』が大好きなのです。もう何度も読み返しました

 初めてこの本を知ったのは大学1回生のころ。当時入っていた寮で、友人のインテリF君と話をしていた時のこと。将来どんな生き方をしたいかという話になって、私が「特にこの職業に就きたいという希望はない。ただ、その人が気付かないうちにその人のためになることをしているような、そんな生き方がしたい。」と言ったところ、F君が「ichi-papa君は『ライ麦畑でつかまえて』という小説を知ってる?今君が言ったことは、その本の主人公が言ったことと同じだよ。」と、この小説の存在を教えてくれたのです

 その話がきっかけになって読んでみて、見事にはまりましたねえ(笑)。それ以来ことあるたびに、この本を人に勧めたり、人にあげたのは何冊になるかしらん

 私は特に、ラスト近く、主人公が妹と一緒に公園に行って、ベンチに座って妹が乗るメリーゴーラウンドを観ているシーンが大好きなんですよね。雨に降られながらも、とても幸せな気持ちになるっていうシーンが。なぜって、その理由はわかりません。でも、この場面を読むと、私自身もとても幸せな気持ちになるのです

 大人になる前のきらきらとした、尖った感性がきらきらしている、そんな小説です。私以外にもこの小説の影響を受けた方は全世界に多数いらっしゃって、たとえば(これはいいお話ではありませんが)ジョン・レノンを射殺したマーク・デイビット・チャップマンのそのときの鞄の中には、この本が一冊だけ入っていたというのは、あまりにも有名なお話ですね。

 他にも作品ははありますが、この一冊だけで、サリンジャーさんは本当に大作家であると思います。91歳ですか~。ご冥福をお祈りいたします。

2010年1月28日 (木)

映画の話・198 「 アイデン & ティティ 」

4_701261_2  2003年の日本映画です。

 お話は、よくある青春ものですよね。ただ、それは悪口ではなくて、主人公の理想・悩み・そして情けなさもすべて含めて本当にリアリティがありました。まさに等身大といった感じで、本当に「あのころ」を懐かしく思い出しながら観ていました。自分に正直でいたい。でも、正直であろうとすればするほど世間との間に摩擦が起こって、苦しんでしまうんですよね。う~ん、わかるなあ。で、自分のやってることが正しいのかどうか自信がなくなってきて、誰かに確認したくなるんですよね


 ただ、この主人公、ひとつ恵まれていたのは麻生久美子さん演ずる「彼女」がいたことですよね。この彼女、できすぎです。もう「菩薩」と呼びたいくらい。このお話、先程も書きましたように誰しもが青春時代に経験する「理想と現実のはざ間での悩み」といった感じですが、このような「彼女」だけは、なかなかいないように思います。こんな彼女がいたら、絶対に離したらだめですよね。そしてこんな彼女がそばにいてくれたら、どんな苦悩も乗り越えられそうな気がします


 バンドのみなさん、なかなか好演でしたね。私もバンドをやってましたが、本当に演奏をしているようでした(って、きっとされてるんでしょうね)。中島役の峯田さんは本職ですから当たり前ですが、獅童さんも大森さんもマギーさんも熱演で、この映画のリアリティに一役買っていました。


 バンドの話ですが、音楽に興味のない人でも、十分に楽しめる作品だと思います。大多数の人が経験した「青春」が描かれています。あ、今気がつきましたが、監督は田口トモロヲさんなんですね。俳優・ナレーターとしてはもちろんですが、監督としても今後が期待させられる仕上がりになっていると思います。おもしろかったです。

 私の評価:☆☆☆☆(本当は3.5くらいかな。5つが満点です。)

2010年1月26日 (火)

映画の話・197 「 そのときは彼によろしく 」

20070521013fl00013viewrsz150x1  2007年の日本映画です。

 

 出演者がうまいのか、監督さんがうまいのか、その雰囲気にすっかり飲み込まれてしまいました(笑)。頭のどこかでは「おかしいだろ~?そんなことないだろ~?どういうこと~?」って、場面ごとにかなりの疑問符が点灯していたんですけどね

 
 お話自体はつじつまの合わないところ・疑問を持ってしまうところがたくさんあるのです。でも、その疑問を上回るくらいに切ない雰囲気に溢れていて、結局はその雰囲気に押し切られてしまった感じです。長澤まさみさんも山田孝之さんも、とってもいい。そしてその場面場面の映像がいい。カメラマンさんの腕なのか、監督さんのセンスなのか・・・


 最後、ハッピーエンドになったのも、本来はあり得ないのでしょうけど、私としてはよかったです。ホッとしました。

 とにかく、好き・嫌いはハッキリする映画でしょうね。理屈にとらわれ、矛盾点は許さないといったタイプの方には受けないと思います。・・・ただ、私もこのタイプのハズなのですけど、でも私は・・・結構よかったです。先ほどから何度も書いてますが、矛盾点も感じながら、でも、雰囲気に流されてしまいました(笑)。まあ、たまにはこんな事があってもいいでしょう

 追伸:余談ですが、長澤まさみちゃん演ずる「花梨」の病気って、「レナードの朝」等のそれでしょうか?

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

2010年1月23日 (土)

映画の話・196 「 ゴールデンスランバー 」

20090826004fl00004viewrsz150x1  2010年の日本映画です・・・っていうか、次週1月30日公開です。前の記事で書きましたが、昨日、試写会で観てきました

 「ネタばれ」は書きません。安心してください。ただ、それに近い表現になってしまったら、許してくださいね。それから、観てきた感動がまだ心を包んでおりますので、かなり長文になると思います。すみません。読みにくいでしょうが、よろしくお願いいたします

 さまざまなレビューを読ませていただくと、原作を読んでから観られた方が多いように思いましたので、未読の私は少々不安ではありましたが、観終わってまず、大きな声で言いたいと思います。「原作未読でも大丈夫!十分、いや十二分に楽しむことができました!」(ちなみに、一緒に行った既読の友人は、「原作通りだった。面白かった。」と言っておりました。)


 この作品を観てまず思ったことは、お話がよくできているなあということ。伊坂作品お得意の、というか、さまざまに伏線を張っておいて最後にそれがすべてつながっていくという気持ちよさを、この作品でも感じさせてくれます。先ほども書きましたが、私は原作をまだ読んでいませんので、いわば突然冤罪を着せられた主人公の「青柳(堺雅人さん)」と同じ目線でお話にのめりこむことができました。どうしてこういうことになったのか、これからどこへ行けばいいのか、どうすればいいのか、誰を信じればいいのか等々、ドキドキハラハラしながら観ておりました。実際、みんなよく裏切るんです(笑)。はじめは「誰が味方なの~?」って思いました

 そして、なかなか先が読めない。これだけ八方ふさがりの「青柳(堺さん)」に逃げ道はあるのか?このお話、どうやって終わるんだ?と、途中からは「とんでもなくしょーもない終わり方にならないか?」という心配をしながら観ていたのですが、その心配はラスト近く・公園での告白のシーンで極致に達しました!だってこの公園のシーン、「思っていたのと違う~」という結果になりましたから(笑)。時間的にもそろそろ終わりのはずだし・・・
 でも、その心配もまさに「杞憂」に終わりましたよここからの展開が本当に素晴らしかった!すべての糸が繋がって、ひとつの結末に向かっていく。まさに「おみごと!」でした


 ただ、本当におみごとだったのは、すべてを明らかにし、すべてを万々歳にしなかったことこれについて感じ方は人それぞれだとは思いますが、私はこれでよかったと思います。まず、これを仕組んだのは誰か?何者か?ということ。臭わせるだけにしておいて、はっきりとは言及していません。「あとは観ている方のご想像にお任せします」っていう感じですか。でも、ある程度はわりと容易に想像できるようにはなっておりますが。そして、「青柳(堺さん)」の結末も、本当の意味でのハッピー・エンドではありませんよね。非常に切ない、でもリアリティにあふれる「いい終わり方」だったと思います。ここ、ネタばれになってはいけないので詳しくは書けませんが、まず最初からず~~っと観て、そしてラスト、エレベーターから降りて女の子が帽子をかぶった男の人の手にスタンプを押すシーン、周りの観客の方々からは笑いが漏れていましたが、私がグッときてしまいました。本当に泣きそうになった。家で観ていたらきっと泣いていたと思います。本当に切ない、精一杯のいいシーンでした(泣)。これだけ読まれた方はなんのことかわからないと思いますが、観られた方にはよくわかっていただけると思います。そしてここからまた、それぞれの人々がそれぞれの道を歩いて行くんですよね。これからもみんな生きていくんですから

 あと、これもいろんな方が書かれていますが、出演者が本当に豪華。名のある役者さんが多数、チョイ役で出演されています。でも、やっぱり堺雅人さん。フツ~の人をフツ~に演じるって、なかなか難しいだろうと思いましたが、さすがでした。それとあと私のツボだったのは永島敏行さん。あの笑顔はハマりました(笑)。キルオもよかったですけどね。ええ、「ビックリ」しましたよ(笑)

 
 仙台の街並み、ビートルズ・斉藤和義さんの歌も含めて、本当に無駄なものがありませんでした。伊坂作品をこれだけうまく映像化される中村監督の力量も評価されてしかるべきだと思います


 私はこの映画をかなり期待して観に行きました。ただ、期待が大きいと裏切られる可能性も大きいのですが、この映画は全くそんなことはありませんでした。むしろ期待以上に、素晴らしい作品に仕上がっていたと思います。冤罪に対してもっとしっかりその罪深さを言及すべきでは、との声もありますが、それでも私はこの映画、よかったと思います。「アヒルと鴨のコインロッカー」も素晴らしい作品でしたが、それ以上の作品かもしれません。ここまで長々と書きましたが、それでもこの映画を観て感じた「切なさ」「心の中のしみじみとしたもの」は表現しきれていないようにも思います。(ここまで書く機会がなかったのでここで書かせていただきますが、この映画を観ると「昔からの友達って、やっぱりいいなあと思います。)とにかくまずはご自分の目で観ていただきたいと思います。そしてご自分の心で感じてください。時間を割いて、お金をつかって観に行く価値は十分にあると思います。お勧めです。あ~、もっとひとに勧めたい。お節介の血が騒ぐ~

 

 私の評価:☆☆☆☆☆(5つが満点、つまり満点です。)

2010年1月21日 (木)

祝!テレビドラマ化・・・角田光代さん「八日目の蝉」

200903261617000011  以前ここでも紹介させていただいた(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2009/10/post-39ed.html)角田光代さんの「八日目の蝉」が、NHKでテレビドラマ化されるそうです。3月30日から全六回、各回43分の放送になるそうです。ちなみに主演は檀れいさん(第三のビールのTVCM「金麦と待てる~」で、世のお父さん方の心をくすぐってるあの方です。私はそれほどくすぐられていませんが)らしいです。まあ、よく似合ってるかな。

 この作品、本当によかったですよね。書物の中には、読んでいる時はとても面白いのですが時間がたつとその内容すら忘れてしまうものと、読んでから時間が経つにつれてその内容が心の中で熟成され、どんどん忘れられなくなるものがあります。この作品はもちろん後者です。読んでから一年以上経ちますが、その内容は今でも細部まで覚えていますし、場面場面を思い出すたびに切なくって涙が出そうになります

 ドラマになるっていうことは、岡山港や小豆島(草壁港かな?)あたりでもロケがされるということでしょうか。そうなるとそちらの意味でも楽しみです。私、どちらも思い出の場所ですから。お話の中の、宗教施設があるところは奈良県生駒山なのですが、これはどこででもロケが出来そうですね

 とにかく、いろいろな意味でワクワクな情報でした。あ~ほんと、楽しみです

 

2010年1月20日 (水)

いいものは色あせない・・・「ひこうき雲(荒井由実)」MASTER TAPE

41v5kvqs0cl_sl500_aa240_1  先日、NHKBSで放送されていた”MASTER TAPE ~ 「ひこうき雲」by荒井由実”を観ました。この番組、荒井由実(現、松任谷由美)さんの1stアルバムである「ひこうき雲」のマスターテープが見つかったということで、それを当時のレコーディングメンバー(キャラメル・ママのみなさんです)およびプロデューサー・エンジニアの皆さんで改めて聴きながら、コメントを言い合うというものでした。

 

 いや~、面白かった。非常に興味深く見せていただきました。このころの録音テープは16トラックで、わかりやすく言うと16本分のテープが同時進行で一つの音楽を奏でているといった感じなのです。その16本は別々に録られているので、それぞれ好きなパートだけを聴くことができます(録音する側の立場から言うと、たとえばギターパートだけ録りなおすというようなこともできます)。

 で、順番に聴きながら語り合うのですが、改めて聴いてみるとまず思ったことは、ユーミンの声も含めて本当にみなさん演奏がうまい。フレーズがシャレてる。全体で聴いていると気付かなかったことなのですが、トラックを落として聴いてみると(つまりそのパートだけ、というふうにして聴いてみると)本当に細かい部分まで気を遣って演奏をされていることがわかります。

 特に細野晴臣さんのBass、お見事でした。私ももともとBassistだった(私、中2から大学卒業・就職直後まで、ざまざまなバンドで演奏しておりました)のですけど、細野さんがこんなにおしゃれなBassを確実なテクニックで弾いていらっしゃるとは知りませんでした。私にとっては、細野さんと言えば"YMO"のイメージしかなく、本当のBassを弾いていらっしゃるイメージはまったく持っていませんでしたから

 それから細野さんついでに書かせていただきますと、「きっと言える」という曲ではガットギターを弾いていらっしゃいます。これがまたうまい。普通に聴いているとガットギターなんてほとんど聞こえないんですよ。けれど、番組ではユーミンのVoと細野さんのガットギターだけにして流してくれたんですが、これがまた本当にシャレてる。もう、これだけでもしっかり完成した曲になっておりました。目立たないところでしっかりとした仕事をする・・・「これぞプロの仕事」といった感じがしました。

 ほか、このアルバムには名曲「ベルベット・イースター」も含まれております。この曲、本当に雰囲気がありますよね。この曲を聴くと、夜明け前のあの「藍色」を思い出し、何故かしら切なくなります

 他にも素晴らしい曲がたくさんあり、そのそれぞれについてみんなで「あーだ、こーだ」と言い合うんでうよね。それが本当に楽しそうで、私も何十年ぶりかで音楽の世界に戻りたくなりました。っていうか、来年度、新しく始めることの候補に入れてしまいました。音楽っていいなあって、本当に思いました。まあ、音楽に限らず、みんなで協力して何かをするっていうのは楽しいことですけど。

 この番組を観て、上記のようなことをいろいろと思いましたが、あと、何よりも、「いい曲は、やっぱりいい」ということも強く感じました。この番組を観た後、思わず「ひこうき雲」を聴いてしまいました。やっぱり名曲ですわ。ユーミンの曲は、最近はあまり聴いていませんが、やっぱりいいなあと改めて感じました。もう一度「ユーミン・ブランド」あたりから、聴きなおしてみようかなあと思う、今日この頃でありました

 写真は、その1stアルバム「ひこうき雲」のジャケットです。

2010年1月19日 (火)

映画の話・195 「 ねじ式 」

617hxjhn92l_sl500_aa240_1  1998年の日本映画です。知る人ぞ知るつげ義春さんの漫画が原作です。

 たとえば「つげ義春さんワールド」が大好きな方から見ると、独自の世界観が表現し切れていない等の様々な思いを持たれるんでしょうね。私は「紅い花」は読んだことはありますが、まったく「つげワールド」にのめり込んではおりませんし、「つげワールド」を知ってるわけでもありません。ですから、ほぼ予備知識や先入観なしにこの映画を観ることができました。「映画としてどうか」という視点で、私の感想を書かせていただきます。

 う~ん、やっぱり独特ですね。冒頭そしてラストはちょっと演出過剰な気もしましたが、本編は不思議な感じに溢れていて、特に後半に行けば行くほど不思議感が増していって、こういう雰囲気がお好きな方には、もしかしたらかなりハマる作品なのかもしれません。浅野忠信さんはこの映画の雰囲気によく合ってましたね。そのルックスも、訥々とした話し方も

 好き嫌いが大きく分かれる映画だと思います。☆一つの方もいらっしゃれば、五つの方もいらっしゃるでしょう。その方その方の感じ方があっていいと思います。
 えっ、私?う~~ん、三つにしておきます。ハマりもしなかったし、悪くもなかった。評価するのは難しいです(苦笑)

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

2010年1月16日 (土)

映画の話・194 「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」

20080218005fl00005viewrsz150x1  2008年の日本映画です。

 う~ん、世間ではあまり評判がよくありませんね。私は結構楽しめたけどな。不思議の国のアリスを彷彿とさせるような不可思議な夜の街、そして突然歌い出すミュージカル然としたストーリー展開なんて、けっこう私のツボでした

 
 それでも、すべてが満点というわけではありませんよ。まず、お話がよくわからない。いや、もちろんストーリーはわかります。でもね、ドンクラーイがしんちゃん達がすむ世界を襲う理由がよくわかりませんし(世界征服?)、その手先達との戦いそしてそのやられ方は「えっ、もう終わり?もうやられたの?」って感じで、まったく手応えがありませんでした。マタの存在も(存在意義も)中途半端でしたし・・・
 一言でいうと「深みがない」んですよね


 最初に書いたように、それなりには楽しめたんですよ。だから「駄作」と一言で切って捨てる気はありません。しんちゃん映画不変のテーマである「家族愛」もしっかり感じられましたしね。でも、「あっぱれ戦国大合戦」や「モーレツ!大人帝国の逆襲」と比較するのは酷だとしても、もう少し頑張ってほしかったなぁ

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

 

もう一度輝いて・・・NOKKOさん(元REBECCA)

51tvf5iqkol_sl500_aa240_1_4  先日、NHKTVで放送された「SONGS」を観ました。その日の特集は元REBECCAのNOKKOさん。REBECCAといえば以前も書かせていただきました(http://ichi-papa.blog.eonet.jp/default/2009/11/rebecca-e024.html)が、かつて私が大好きだったバンドです。そのVoであったNOKKOさん、今はどんなふうになられて、どんなふうに考えておられているのかかなり興味を持って、観ましたよ

 「どんなふうになっておられるか」と書きましたが、実はREBECCAは今から10年ほど前に再結成したことがあります。その時私たちファンもかなり期待して観ていたのですが、正直そのパフォーマンスは「あんまり」でした。以前も書かせていただきましたように、正直に書いて申し訳ないのですが、その時のNOKKOの歌は、かつてと比べると見る影も無いほどでした。まったく声が出ていない。悲しかったです

 ところが今回また、活動を本格的に再開されるとのことで、歌も、それから人間的にもどうなっておられるのかと、かなり気になっていたのです

 で、今考えておられることのモノローグを挟みながらまず一曲目、ソロとしての代表曲である「人魚」が披露されました。正直私も「どんな歌を聴かせてくれるのか」とかなり緊張してその歌声を待ちました。で、その感想・・・よかったです。きちんと声が出てた。いや、素人ながら偉そうなことを言って申し訳ないのですが、よく声が出ていたと思います。声量はかつてほどではありませんが、音程もしっかりしていたように思いましたし、声量が衰えた(すみません)ぶん歌い方が変わり、今の自分なりの歌唱をしておられたように思います。REBECCA時代とはまた違ったNOKKOの歌を聴かせていただきました

 その後もかつてのREBECCAの知る人ぞ知る名曲「ロンリー・バタフライ」、そして佐野元春さんの名曲「サムディ」を歌われましたが、どれもしっかりと安心して聴くことができました

 あれから年齢を重ねて、さまざまな人生経験を重ねてこられたNOKKOさん。これからはその人生も歌に反映させて、自分らしい歌をまた聴かせてほしいと思います。今のNOKKOさんの煌きをまた見せて・聴かせていただきたいと思います。応援してます

2010年1月12日 (火)

映画の話・193 「 オールド・ボーイ 」

20040904002fl00002viewrsz150x1  2003年の韓国映画です。

 う~~ん、いかにもといえばいかにも韓国映画らしい作品でした。韓国映画の中には時としてとっても残酷なものがありますよね。そしてとっても救いのない作品も。この映画もその種の作品でした。

 ユ・ジテをはじめとして出演者はどなたも好演、というか力演(そんな言葉があるかどうか知りませんが・汗)しておられましたし、映像も迫力のあるものでしたね。ただ、そのような理由で15年間も監禁し、その後も徹底的に復讐を加える・・・私の理解を超えておりました

 この作品、世間の評価はかなり高いですよね。私も韓国映画は好きですし、この作品もたしかに面白かったです。・・・ただ、後味がかなり悪かった・・・いろいろな意味で・・・。最後まで観て気分的にすっきりもしませんでしたし、ハッピーな気分にもなれませんでした。ですから、私の評価としては☆3つで。この作品を気に入られてるみなさんには申し訳ないのですが、私としてはもう少しすっきりしたかったのです。

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

2010年1月11日 (月)

映画の話・192 「 少林少女 」

20080124015fl00015viewrsz150x1  2008年の日本映画です。監督はチャウ・シンチーさんですけど。

 世間の評価、低いですね~(汗)。ですから、かなりハードルが下がった状態で観ました。だからでしょうが、それなりに楽しめましたよ。柴咲コウさんはかわいかったですし、その少林拳は美しかった(あ、ただし私は本物のカンフー映画をほとんど観たことがないので、本物と比べてどうかというのは、よくわかりませんが)。アクションシーンも、格好良かったですよ


 ただ、お話のつながりとか、展開とか、そう言うことを言い出すと、正直もうダメですね。矛盾点・よくわからない点が多すぎます


 そのあたりをまったく考えずに、ただ「柴咲コウ、かわいいな~。アクションかっこいいな~」と思って観ると、そんなに捨てたものでもなかったように思います。ただ、そのような見方が映画を観る態度として「正しい」かどうかはわかりませんが(笑)。

 とにかく、私は、それなりには楽しむことができました。でも、わざわざ観るほどではありませんが

 私の評価:☆☆(5つが満点です。)

2010年1月 9日 (土)

その仕事に向いているかどうか・・・A・studio薬師丸ひろ子さん

4_625211  昨夜の、私のお気に入り番組、TBS系「A studio」でのこと。

 ゲストは薬師丸ひろ子さん。ある年齢以上の方は、かつて薬師丸ひろ子さんがかつていかに活躍しておられ、いかに人気があったかご存じだと思います(というと少々失礼ですが。今でも十分活躍しておられますね)。

 そのように大活躍を続けておられた薬師丸さんですが、ご自身では「自分は俳優に向いていないのではないか・・・」との思いをずっと持っておられたそうです。そして、ある時アメリカ(だったと思います)に行ったときに有名な占い師のところに、高額を払って「向いているか向いていないか」を見てもらいに行ったそうです。

 ところがその占い師は占いをする前に一言、「あなた、もう10年(20年だったかも知れません。お酒を飲みながら見ていたので細かいところは忘れてしまいました。すみません)も俳優を続けてきたのでしょう?そんなに続けられたのに向いてないわけはないでしょう。」と言ったそうです。きっちりと占い料は取られたそうですが

 この言葉、非常に深いですね

 

 私も現在の仕事をもう20年以上続けてきました。その間、向いていないのではないかと思ったことは一度や二度ではありません。正直、今でも思う時があります。けれどこんなに続けてこられたのだから、向いてないわけはないのでしょうね。

 そして皆さんご存じ、ラグビーのレフリーでも、向いていないのではないかと思うことが多々あります。けれどそれも、もう私は10年以上続けてこられました。いつまでやれるかは別として、向いてないわけではないのでしょうね。

 薬師丸さんも、この言葉を聞いて「そうなのか」と思い、俳優を続けていく決心をされたそうです

 その仕事に向いているか、もしくは仕事に限らずそのことに向いているかということについては、誰しも悩むことがあると思います。一度も悩んだことがないなんて人は一握りですよね、きっと。けれど、悩みながらもまずは3年、そして5年、もしくは10年続けることができたら、それはきっと「向いている」ということなのでしょう。いろいろな経験をして、そして自分でも知らない間に成長していっている、そしていつしかその仕事に対する適性ができていくということなのかも知れませんね。

 生きていくのは、なかなかしんどい時がありますよね。でも、私もがんばります。みなさんもがんばりましょうね。みんなで頑張っていきましょう。がんばっていけば、きっといいことがありますよ

 

最近お気に入りのCM・・・Hep Five CM

YouTube: 江頭2:50 HEP FIVE CM 最近、妙に気に入っているCMがこれ。江頭2:50さんのHep Five (大阪は梅田にあるファッション・ビル)のバーゲンのCMです。多分関西ローカルでしょうし、期間限定で、バーゲンが終われば観られなくなると思いますので、ここにアップしておきます。
 江頭2:50さん、好き嫌いは分かれる方でしょうね。ご本人には失礼ですが、生理的に受け付けないとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。私はというと、まあ、別にファンではありませんが、「好きか嫌いかどちらか選べ」と言われたら「好き」です。あの、唯一無二の存在感はなかなかおもしろいです

2010年1月 8日 (金)

「打たれ強い自分をつくる方法」(高畑好秀・著)読みました

2009122512340000  いわゆる最近はやりの「自己啓発本」の一種です。私も何冊か読んでみましたが、どの本も書かれていることは正直だいたい同じです。ポジティブ・シンキングが大切なようです

 この本も、基本的には同じことが書かれていましたが、その中に少し、ほかの本にはない「名言」を見つけましたので、ご紹介しますね。

 @苦手意識は自分が作り出している。

 うまくいかなかったイメージを払拭し、うまくいったイメージとすり替えること。メンタルトレーニングは魔法でもなんでもない。意識や思考法を変えるには、ポジティブなイメージを地道に反復するしかない。

 @迷ったとき、60%の勝機を感じたらすぐ動くこと。100%になるのを待っていたら時機を逃す。60%で動けば失敗してもリカバリーできる。

 この二つは、なかなかグッときました。4月以降新しい環境で仕事をすることになるであろう私にとっては、本当に肝に銘じておきたい言葉です。私もそろそろ「いい大人」になってきましたのでね。それなりに・この年齢なりに完成された大人になりたいですし、そろそろ楽しく生きていきたいですので

 

2010年1月 6日 (水)

映画の話・191 「 クローズド・ノート 」

20070816013fl00013viewrsz150x1  2007年の日本映画です。

 全体にセピア色っぽいトーンの、落ち着いた雰囲気はなかなかよかったです。学生時代を京都で過ごした私としては、懐かしい場所がたくさん出てきて、それもとってもうれしかったです。万年筆などの小物も、この作品に落ち着いた雰囲気をもたらしていましたね
 主演の沢尻エリカさん、この映画の試写会でいろいろとありましたが、そんなことは関係なく、この映画でもしっかりといい演技をされていました。教師を目指す芯のしっかりとした清潔感のある女性。このような役は本当に彼女にぴったりでした。最近はほとんど女優業もされていませんが、このまま消えていくには惜しい女優さんだと、改めて痛感させられました
 もう一人の主演、竹内結子さんも好演されてましたね。理想と希望に燃える女教師、でも自分の恋愛には不器用で・・・。そんな女性をみごとに演じておられました
 ただ、伊勢谷友介さん・・・、俳優として今ひとつ脱皮できないでいる感じがします。いい雰囲気は持っておられるので、何とか一皮剥ければなあと感じてしまいました。ファンの皆様、上から目線ですみません

 お話自体も、別々に進行していた話(沢尻エリカさんの話と、竹内結子さんの話)がつながってくるあたり、なかなか興味深く、それなりに面白かったです。


 でも・・・それでもしっくりいかないのはなぜでしょう?私にとっては突っ込みどころというか、気になる点が多すぎた・大きすぎたのかもわかりません。たとえばラスト、小学校を訪れた沢尻エリカさんに対して、小学生がいっせいに紙飛行機を飛ばした気持ちがわかりませんし、だいたい竹内結子さん扮する先生が紙飛行機を飛ばすことに対しても、「先生がそんな、ごみを窓から捨てるようなことをしていいの~?」と気になってしまいました。制作者側にとっては気にならないことばかりなのでしょうが、観ている私には気になることが多かったです。細かいことが気になる私の方が悪いのかもしれませんが

 いい映画だったとは思います。お話もそれなりによし・演技もよし・雰囲気もよし。でも、うまくすればもっといい映画になったようにも思うんですよね。一言で言えば、非常に「惜しい」映画だったといえるのかもしれません

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

2010年1月 5日 (火)

舞台「死神の精度」観ました

2009121714060000  先日来、ここでも紹介させていただきました、伊坂幸太郎さんの「死神の精度」。昨年末にその舞台(お芝居)をTVで中継しておりまして、それを録画したものを昨日ようやく観ました。「映画」「本」と来て今度は舞台。これでなんだかすべて網羅したような気になりました(笑)。

 原作の「本」は、一種の短編集のような感じで(それでも少しずつつながっているのですけど)いろいろなお話が収められています。映画の方はその中から三つくらいのお話が取られ、それがつながってひとつのお話として描かれています。この舞台は、映画にも取られていた「死神と藤田」が中心となって描かれています。ただ、それ以外のお話のエピソードも少々含まれておりますが。

 まず、この舞台で「死神」を演じたのは香川照之さん。言わずと知れた実力者で、その演技に文句の付けようもないのですが、正直私としては「死神」は映画の金城武さんの方がイメージにあってるかなあと思いました。先にそちらを観たからかも知れませんが

 阿久津役の中川晃教さんもなかなかよかったです。現在日本の舞台・ミュージカル界を代表する若手俳優さんだと伺っておりますが、その実力、見せつけられましたよ

 けれど、今回観たこの舞台で一番感心させられたのは、藤田役を演じられたラサール石井さんです。もともとお笑い芸人さんですけれど、コントで培われたそのお芝居といいましょうか、いい演技をされておりました。ヤクザの悲哀というようなものをよく演じておられました

 ただ、今回お芝居をTVで観たわけですが、一番感じたことは、「やっぱり舞台は生で観なきゃ」ということです。劇場に足を運んでその場の空気の中でその舞台を観なきゃ、本当の良さはわからないということを痛感させられました。なんでも、やっぱり、その場の空気を感じなきゃ、ね

2010年1月 4日 (月)

映画の話・190 「 イルマーレ (ハリウッド版)」

20060725003fl00003viewrsz150x1  2006年のアメリカ映画です。

 私は韓国版の大ファンなので、リメイク版は期待せずに観ました。リメイク版で成功した例は少ないですから。でも、このハリウッド版、なかなかよかったように思います。原版の良さを損なうことなく、アメリカンテイストも加えられて、落ち着いたいい作品に仕上がっていました。キアヌ・リーブスにサンドラ・ブロックもこの作品の雰囲気を壊すことなく、穏やかないい演技をされていました。映画自体にも派手なシーン(アクションもラブシーンも)は一切無く、それがまたとってもよかったです

 リメイク作品はどうしても原版と比較されてしまいますが、韓国版とハリウッド版、客観的に言ってどちらもよくできていると思います。後は結局、好みの問題でしょうね。キアヌ・リーブスとイ・ジョンジェ、サンドラ・ブロックとチョン・ジヒョンどちらが好きか?韓国とアメリカ、どちらの街並みが好きか?などなど・・・。もうそのあたりの違いになってくるんじゃないかと思います。私は韓国版の「素朴さ」が好きです。チョン・ジヒョンも可愛いし(照)

 SFとしてとらえるとつじつまの合わないところがたくさんあります。特に私はハリウッド版のほうが特に気になりました。で、それらが気になりだすと作品にのめり込めなくなり、映画自体を楽しむことが出来なくなるだろうと思います。この映画を観るときは、そういうことは気にしないことですね。静かな雰囲気の中に身を置いて、ちょっと不思議なおとぎ話を楽しむということでいいのではないでしょうか。後味もとてもいい映画でした

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です。)

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