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2009年12月 6日 (日)

映画の話・178 「 天然コケッコー 」

20070627001fl00001viewrsz150x1  2007年の日本映画です。

 ほのぼのとしたいい映画です。「癒される」とはこのことでしょうか。夏帆ちゃん、自然体で「いい」です。このまままっすぐに育っていってほしいなあと思います。個人的にお気に入りの佐藤浩市さんも気の短いお父さんを好演されていました(でも、大沢君のお母さんとの関係はどうなってるんでしょう?)。島根・浜田の自然も本当に日本の原風景といった感じで、田舎を持たない私も「田舎に帰りたい」と思わされました


 あと、この映画を観ていてとっても感じたのは、全編に「くらもちふさこ色」が満開だったこと。くらもちふさこさん、大好きでした。私は男性ですが、中学・高校の頃くらもち作品はほとんど読みました、っていうか今でも持ってます。「おしゃべり階段」よかったですね~。「わずか一小節のラララ」「いつもポケットにショパン」なんかもよかったな~。(あと、別マならば岩館真理子さん、槇村さとるさんなんかもよく読みました

 くらもちふさこさんの作品の特徴のひとつは、その心の機微を細かく描写するところにあると思います。世の中には様々な人がいて、些細なことを気にしない人もいれば、とっても気にする人もいます。たとえばドッジボールで全然ボールにあたらない。はじめはうれしいけれどやがて誰も私を狙ってないのでは?と考えはじめ、そのうち「嫌われているのかな」と気になってしまう・・・(「おしゃべり階段」にこんなエピソードがあったような)。くらもちふさこさんは、その「気にする人」の「気になる気持ち」を描写するのがとってもお上手で、当時から「この人自身、いろんなことを気にしすぎて、いろいろ傷ついてきたんだろうなあ」と感じておりました。
 この作品にもそのような心の機微を描写するシーンがたくさんあって、さすがにくらもちふさこさん原作の映画だなあと、うれしくも懐かしい気持ちになりました


 ラスト、高校進学にあたって大沢君とそよちゃんはどうなってしまうのかなあ、大沢君は東京の学校に進学するのかなあと、ちょっと心配しておりましたが、ラストのラストで大沢君が丸坊主で出てきて、安心しましたよ。「くるり」の音楽もぴったりでした

 私の評価:☆☆☆(5つが満点です。)

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コメント

またまた、訪問させていただいてます。
あの映画の話題とは関係ないんだけど、
ここは私のお気に入りのサイトです。
私も映画と本が好きで・・・
文章も読みやすく分かりやすいところが好きです。

ばぐうさぎさんへ

 ま~、なんと。あたたかいコメント、本当にありがとうございます。感涙です。いや、冗談ではなく、本当に嬉しいです。本当に、自分の琴線に触れたことを好き勝手に書いているだけなのですが、こんな風に言ってくださる方がいらっしゃるから、やめられません。それから、こんな風に言ってくださる方がいらっしゃるから、また明日も生きていける・・・いや、大げさな感じですが、本当ですよ

 これからも好き勝手に書いていきますが、よろしければおつきあいくださいね。「本」の事も、もっと書きますね。
 本当にありがとうございました。

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