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2009年12月10日 (木)

映画の話・180 「 ヒポクラテスたち 」

4_289271  1980年の日本映画です。

 この映画で描かれている時代より少し後に京都で大学生活を送った私にとっては、本当に懐かしく切ない映画でした。でも、京都にそれほど思い入れのない方にも、十分にその良さは感じ取っていただけると思います


 お話は、ひと昔(ふた昔、いやもっと昔?)前の若者の、青春物語です。もうすでに子どもでもなく、大人にもなりきれない・・・。「自分」を探し求めて悩み・苦しむ、一人ひとりの姿がリアルに描かれています(このような悩みは、今の若者にもあるのでしょうか?)。もう本当にリアルすぎて、気持ちがわかりすぎて、観ているこちらは胸が痛いです(泣)。
 この医学生を演じる方々が、これまた本当にいい演技をされています。後々有名になられる方々ですから、当然といえば当然なのかもしれませんが。主演の古尾谷雅人さんはもちろんですが、特に私が感心したのは斉藤洋介さん、そして伊藤蘭さんです。特に伊藤蘭さんは、豪華キャスト(後から思えば、ですが)の中でひときわ輝いています


 今の若者が観て感動できるかどうか、それはわかりません。けれど、あの時代(昭和40~60年代)の空気を知っておられる方なら、きっと何かしら感じるものはあると思います。衝撃のラストもふまえて、非常に切ない、胸に痛い映画でした

 私の評価:☆☆☆☆(5つが満点です。)

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コメント

5本の指に入るくらい好きな映画です。

大学時代に劇場で見ました。
σ(^_^)も京都だったので、冒頭に府立医大が映されるシーンに映画館がどっ!とわきました。
時代はたぶん70年代と思います。

青春をいろんな側面からとらえた特異な映画であると思います。

医学生、学生運動、恋愛とカットバックさせる手法は大森監督見事だと思います。
昔の三条京阪が出てきて懐かしいです。

特筆すべきは、社会の巨悪に立ち向かう若者のまっすぐな視線ではないかと思います。

このように、熱い映画は今はあまりないです。

わたしも医学部を目指しており、結局挫折してこの映画を観たとき衝撃的でした。
医者は誰でもなれるものではなくて、なるべくしてなる人しかなれないんだって思いました。
医学部に入れてもわたしも医者になれない人間に思えて、ストンと何か憑き物が落ちた気もしました。

懐かしいです・・・私も短大の一年で観たかな?
「私がこの映画を理解するにはもうちょっと年月がかかる」と思ったくらいで。
でも二回目をまだ観られていません・・・。
思い出すシーンは沢山あり、少なからず影響を受けた映画です。

チャリオットさんへ

 そうか、チャリさんも京都でしたね。一昔前の青春映画ですが、本当に熱いものを感じます。私がこの映画を観たのは5年ほど前、同僚にすすめられた(というかDVDをもらった)のがきっかけです。

 わたし、それほど詳しくはないのですが、この当時のATG作品には、このような熱い作品が多かったように思います。

agapeさんへ
 
 そういえばagapeさんは医学部を目指していらっしゃったんでしたね。そういう視点でこの映画を観れば、また違った思いを抱かれるでしょうね。
 映画でも本でも、ふとした拍子に人生のヒント(ヒントという表現は、ここでは適切ではないかも知れませんが)を与えてくれることって、時折ありますよね。

ケルビムさんへ

 おおっ、ケルビムさんもですか。反響の大きさにちょっとびっくりしています。どなたもご存じない映画かと思っていたので。確かに衝撃的な映画でしたね。

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