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2009年11月 1日 (日)

筋肉少女帯

4v0akxsm1  今回は筋肉少女帯について、好き勝手に書かせていただきます。

 あれは私が高校生の頃だったかなあ。親に隠れて部屋で「11PM」を見ていたら、まだメジャーデビューしていない筋肉少女帯が出てきて「ドリフター」や「高木ブー伝説」「モーレツア太郎」などを演奏していました。興奮を求めて「11PM」を見ていた私は、違った意味で興奮しましたこれが私と筋少との出会いでした。

 その後、筋少は1988年に「仏陀L」(写真はそのジャケットです)というアルバムでメジャーデビューするのですが、私はこのアルバム、素晴らしかった。何がって、まずはその歌詞。ただのメッセージやラブソングではなく、後に言う大槻ケンジ(Voです)節全開です。一見オチャらけているようで、実はかなり深いことを言ってるのではないかと考えさせるその歌詞の世界にはまり込んで、私は溺れそうになってしまいました(笑)。マイナーな曲ですが「福耳の子供」や「イタコLove」なんかの歌詞は本当に奥が深いです。このアルバム、全曲好きなのですが、特にお気に入りは「釈迦」「モーレツア太郎」そして「サンフランシスコ」でしょうか。全曲そうですが、「サンフランシスコ」は特に中原中也色満開です。大槻ケンジの歌詞にはところどころ、中也や乱歩、夢野久作などの影響が見られるのがまた楽しいです
 あと、このアルバムではその演奏も注目です。大槻ケンジ氏の歌いっぷりもかなり切れてていい感じですが、個人的にはピアノの三柴江戸蔵さん。素晴らしいです。ただ彼は次のアルバムを最後に筋少を離れていきます。悲しい限りです。そういえば筋少はメンバーチェンジの激しいバンドでした

 つぎに発売された「Sister strawberry」も筋少らしいアルバムでした。特にアルバム最期を飾る「いくじなし」これ、本当に大槻ケンジワールド炸裂です。

 その後、 人気バンドとなった筋少は「日本印度化計画」「これでいいのだ」など、順調にヒットを飛ばしますが、私としては少々物足りなさを感じておりました。そのような中で傑作アルバムが生まれます。5作目になります「月光蟲」です。筋少のアルバムの中では「仏陀L」と甲乙つけがたい、もしくはこちらの方が上かも・・・と、私は思っております。捨て曲なし一曲目の「風車男ルリヲ」すごいです。怖いです。途中の「首がないんだよ・・・」のところ、初めて聞いた時は本当に鳥肌が立ちました続く「少年、グリグリメガネを拾う」の疾走感も素晴らしいですが、お気に入りの一曲は「夜歩くプラネタリウム人間」。もう、なんのこっちゃ、という感じですが、そこが筋少のツボなのです

 ただ、あくまで個人的な感想ですが、筋少はこのアルバムをピークに輝きを失っていくことになります。それぞれのアルバムの中に、光る一曲というのはありますが、アルバムトータルの魅力、ひいては筋少の魅力は薄れていったように思います。テンションを維持し続けることの難しさを、ここでも痛感させられることになりました

 筋少はその後1999年に解散(「活動凍結」らしいです)しますが、2006年に再結成され、現在も活動されています。ただ、私は今の曲は聴いたことはありませんが。

 曲が心に響くバンドは結構あります。ただ、その歌詞が心に響くバンドはそうありません(他に思い浮かぶのは、たとえば私にとっては初期の爆風スランプかな?)。特に大槻ケンジの書く歌詞は、本当に独特です。そういった意味で、筋肉少女帯は私にとっては特別なバンドなのです。ただ、聴くのなら覚悟して聴いてくださいね一度はまり込んだら決して抜け出せない、底なし沼のようなバンドですから

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コメント

筋肉少女帯の曲って、実はちゃんと聴いたことがありません
だけど、大槻ケンヂのエッセイは好きで、良く読んでました♪
で、本の中にちょくちょく曲のことも出てきていたので部分的には知ってます。
中原中也の「黒い旗」みたいなイメージの曲とかありませんでした?
それから江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」をモチーフにした曲とか・・。
彼のどこか後ろ向きで不安げな危うい感性はかなり好きなんで、一度しっかり曲も聴いてみたいなぁ。

おぱんださんへ

 「黒い旗」っていうのは、「曇天」っていう詩でしょうか(自分は知らなかったので、ネットで検索してみました)。こういうイメージは、確かに大槻ケンジっぽいですよね。「パノラマ島奇譚」は、そのままアルバムタイトルになってますよ。最近のもいいらしいですが、特に初期のものを一度聴いてみてください。特に10分以上の大作、せりふが入っているものを聴くとオーケンらしさ満開ですよ。

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